21-22 Wリーグ プレーオフ ファイナル
トヨタ自動車 第2戦

開催日時 2022年04月17日(日曜日) 18:00〜
試合場所 国立代々木第一体育館(東京都渋谷区)
Results 試合結果

富士通 レッドウェーブ
富士通
レッドウェーブ
トヨタ自動車 アンテロープス
トヨタ自動車
アンテロープス
14Q119
15Q224
23Q318
19Q426
71TOTAL87
Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通 レッドウェーブ
富士通 レッドウェーブ
1415231971
トヨタ自動車 アンテロープス
トヨタ自動車 アンテロープス
1924182687
NO 選手名 PTS 2PM-A 3PM-A FTM-A F OFF DEF TOT AST STL BLK TO MIN
8 内野 智香英 13 1-3 3-7 2-2 4 1 5 6 2 2 1 1 37:21
10 町田 瑠唯 9 3-8 1-1 0-0 1 1 1 2 10 0 0 0 38:04
11 篠崎 澪 19 6-11 1-3 4-4 0 1 5 6 3 1 0 2 36:28
52 宮澤 夕貴 19 7-12 1-4 2-2 4 3 7 10 1 1 2 2 31:36
99 オコエ 桃仁花 3 1-4 0-3 1-2 5 0 1 1 0 2 0 6 27:41
3 岡田 英里 3 0-1 1-1 0-0 0 0 1 1 0 0 0 0 05:28
18 藤本 愛妃 5 0-1 1-1 2-2 1 0 1 1 1 1 1 2 14:24
22 中村 優花 0 0-0 0-0 0-0 1 1 0 1 0 0 0 1 06:19
25 内尾 聡菜 0 0-0 0-0 0-0 0 0 0 0 0 0 0 0 02:39
2 星田 美歩 00:00
9 赤木 里帆 00:00
12 奥 伊吹 00:00
14 田中 真美子 00:00
17 山下 詩織 00:00
23 渡邊 悠 00:00
77 栗林 未和 00:00
チームスコア 0 0-0 0-0 0 0 2 2 0 0 0 2 00:00
トータル 71 18-40 8-20 11-12 16 7 23 30 17 7 4 16 200:00
Report 試合レポート

第 1 クォーター
前日のファイナルGAME1を逆転で落とし、後がなくなったGAME2。スタメンは#8内野、#10町田、#11篠崎、#52宮澤、#99オコエ。序盤のペースを握りたいレッドウェーブだったが、オフェンスのリズムをなかなか掴めないでいた。それでもディフェンスで粘りを見せて、#11篠崎のジャンプシュートで先制。その後、トヨタ自動車にペースを握られかけるが、優勝経験のある#52宮澤の連続得点で流れを引き戻すと、ディフェンスでも相手を3分間ゼロ点に抑えるなど、レッドウェーブの持ち味を発揮する。中盤には#8内野の3ポイントシュートなどでリードを奪うものの、終盤、トヨタ自動車の反撃に失点を重ね、14-19で第1Qを終える。
第 2 クォーター
序盤に#10町田のアシストから#3岡田が3ポイントシュートを沈めるが、トヨタ自動車の堅いディフェンスを攻略できず、その間にリードを広げられてしまう。攻守に渡って苦しい時間帯が続くが、中盤には#8内野が#18藤本とのスクリーンプレーから3ポイントシュートを沈め、#10町田も#11篠崎のアシストから3ポイントシュートで続いて、トヨタ自動車にタイムアウトを取らせる。するとここから徐々に流れがトヨタ自動車に傾き始め、終盤、#18藤本のフリースロー以降、またもレッドウェーブの得点が止まってしまう。それでも最後まで点差を詰めようと、#10町田が果敢に攻めて、ドライブからの連続得点で29-43とし、前半を折り返す。
第 3 クォーター
反撃に出たいレッドウェーブは、#8内野のダイブに#10町田が正確なアシストを決め、後半をスタートさせる。さらに#11篠崎の3ポイントシュートで点差を一桁差にまで戻す。#52宮澤のジャンプシュート、#11篠崎のリバウンドシュートなども決まるが、中盤以降、レッドウェーブが得点を決めても、トヨタ自動車にもレッドウェーブの厳しいディフェンスをかいくぐられ、お互いが決め合う展開が続く。それでもここまで得点が伸びていなかった#99オコエが連続得点を決めると、#8内野の3ポイントシュート、#52宮澤のポストプレーなどで少しずつ押し返す。終盤、相手のバランスよいオフェンスを止めきれず、52-61で第3Qを終える。
第 4 クォーター
最後の10分に望みを託すレッドウェーブ。立ち上がりに#52宮澤がジャンプシュートを決めるが、そこから約3分間、得点が止まってしまい、その間に5連続失点をしてしまう。中盤には#10町田のドライブが決まり、#52宮澤もジャンプシュートで続く。さらに#52宮澤はファウルアウトも怖れずにディフェンスでブロックショットを決めるなど、レッドウェーブのバスケットを遂行。最後まで諦めないレッドウェーブは#11篠崎がジャンプシュートを沈め、#18藤本もブロックショットでチームに貢献。時間と点差を考えると逆転は苦しい最終盤だったが、#11篠崎が速攻を決め、また#10町田から#11篠崎のホットラインも開通。最後は#52宮澤がオフェンスリバウンドを押し込んで試合終了。71-87で敗れ、14年ぶりの優勝にあと一歩届かなかった。
Comments コメント

BTテーブスヘッドコーチ
BTテーブス
まずはレッドウェーブの選手たちにお疲れさまと伝えたいです。今日のゲームについては、昨日の敗北のダメージがどこかに感じられました。それが出だしの硬さにつながり、なかなかレッドウェーブらしいバスケットができませんでした。それでも後半、大きなビハインドを背負いながら、選手たちは最後までよく戦ってくれたと思います。
シーズンを振り返ってみると、彼女たちはすごく成長しました。レギュレーションの関係でレギュラーシーズンを5位で終えることになりましたが、プレーオフに入って、1つずつ勝利を重ね、ファイナル進出。ファイナルでの結果は残念なものになりましたが、優勝できる可能性を示してくれたことは私にとって誇りです。
また毎年レッドウェーブファンからは熱い気持ちを感じますが、今シーズンはこれまでにないほどみなさんの気持ちが伝わりました。その分、私の責任もいつも以上に重たく感じましたが、みなさんと一緒にファイナルを戦えたことも誇りです。今シーズンも最後までご声援いただき、ありがとうございました。
6年ぶりのファイナルで、このチャンスを無駄にしたくないと思っていましたが、今日がこのメンバーでやる最後のゲームになってしまったことがすごく悔しいです。しかし、今シーズンはこれまでにない成長を感じられるシーズンでした。
また今シーズンは例年以上に多くのファンのみなさんに注目していただき、私自身にとっては、いい意味でのプレッシャーになりましたが、そのおかげで毎週末、最高の雰囲気のなかでプレーすることができました。ありがとうございました。
レッドウェーブファンのみなさんは本当に温かいんです。昨日のゲームで自分がチームを勝たせてあげられなかったと落ち込んでいたとき、ファンの方々が常に前向きでいてくれて、「大丈夫だよ。まだ終わっていないから」という言葉をたくさんいただきました。私が気持ちを切り替えられたのもファンの方々のおかげです。結果として優勝はできませんでしたが、最後まで戦ってくれて本当に感謝しています。
これからまたレベルアップしたレッドウェーブを見せられるように頑張っていきたいと思いますので、引き続き応援していただけたらうれしいです。
篠崎 澪#11 SG
篠崎 澪
今日は自分たちのやりたいバスケットができませんでした。ディフェンスで崩れてしまったところもあるし、オフェンスでもリズムを作れなくて、相手がやりたいことをやられてしまったという印象です。6年ぶりのファイナルは2日間しかできず、私自身としても悔しい終わり方になってしまいました。
今シーズンはこれまでで一番モチベーションを保つのが難しいシーズンでした。世界的な国際大会までの期間が長く、それを終えてからのリーグ戦に向けたモチベーションを上げることがすごく難しくて、レギュラーシーズンでは私と代わることの多かった#3岡田や、他のチームメイトにすごく助けてもらいました。その分プレーオフでは私がチームのために頑張らなければと思ってプレーしました。
最後にこれほど大勢のファンがいる会場で試合ができて本当にうれしかったですし、ファンのみなさんが応援してくださったから、ファイナルまで来られたと思っています。本当に感謝しています。だからこそ優勝したかったんですけど、まだまだ私たちには優勝を目指せる余白があるということで、これからもレッドウェーブは頑張っていきます。引き続き、熱い応援をよろしくお願いいたします。
今日のゲームではディフェンスでうまく的を絞りきれず、個人的にもファウルが重なって、大事な時間帯にコートに立てないなどチームに迷惑をかけてしまいました。今シーズンのレッドウェーブであれば、もっとできると思っていただけに、コート上でそれを表現できなかったことが悔しいです。
私自身はプレーオフに入るまで、どこか迷いながらプレーをしていました。でもセミファイナルあたりからレッドウェーブのオフェンスの流れの中でチャンスを見出せるようになって、「バスケットをしている」という充実感を得られるようになりました。レッドウェーブに移籍して、このメンバーと一緒にバスケットができて、すごく楽しかったです。
またレッドウェーブの熱いファンの方々がいたからこそ、自分の調子が悪いときでも前向きな気持ちを維持することができました。私が3ポイントシュートを決めたときはすごく喜んでくれて、そこでまた「自分は3ポイントシュートだよな」と気付かせてもらえたんです。ファンのみなさんには本当に感謝しています。シーズンを通しての応援、本当にありがとうございました。