第89回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会
ファイナルラウンド ​
準々決勝

開催日時 2022年12月15日(木曜日) 17:00〜
試合場所 国立代々木競技場第二体育館
ライブ配信 バスケットLIVE
チケット チケット情報
Results 試合結果

富士通 レッドウェーブ
富士通
レッドウェーブ
東京医療保健大学
東京医療保健大学
女子バスケットボール部
16Q117
15Q219
20Q314
18Q417
69TOTAL67
Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通 レッドウェーブ
富士通 レッドウェーブ
1615201869
東京医療保健大学
東京医療保健大学
1719141767
No S 選手名 PTS 3P FG 2P FG FT F REBOUNDS TO AS ST BS MIN
M A M A M A OR DR TOT
3 岡田 英里 7 1 3 1 1 2 3 1 0 0 0 2 1 0 0 14:12
9 赤木 里帆 11 2 5 2 4 1 2 1 1 4 5 0 3 0 1 30:20
10 町田 瑠唯 16 0 2 6 9 4 6 2 0 6 6 3 6 2 0 39:15
12 奥 伊吹 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
14 田中 真美子 4 0 2 2 10 0 0 0 5 2 7 0 1 5 1 29:59
17 山下 詩織 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
18 藤本 愛妃 14 0 3 7 10 0 0 3 1 3 4 1 3 0 1 27:19
22 中村 優花 0 0 3 0 1 0 0 2 0 4 4 3 2 0 0 22:42
23 渡邊 悠 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
25 内尾 聡菜 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
27 江良 萌香 17 3 5 4 5 0 1 0 1 3 4 1 4 1 0 36:13
52 宮澤 夕貴 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
HC / TEAM 0 0 0 0 0 1 4 4 8 1
合計 69 6 23 22 40 7 12 10 12 26 38 11 20 8 3 200:00
Report 試合レポート

【第1Q】
皇后杯・ファイナルラウンド準々決勝は大学日本一の東京医療保健大と対戦。スタメンは#3岡田、#10町田、#18藤本、#22中村、#27江良。立ち上がり、#27江良と#18藤本のピック&ロールでレッドウェーブが先制するが、東京医療保健大学のオフェンスを止めきれず、競り合う展開となる。それでもレッドウェーブは#10町田と#18藤本のドライブ、#27江良の3ポイントシュートでしっかりとついていき、簡単にはペースを掴ませない。中盤、#27江良の3ポイントシュートで逆転に成功するが、ターンオーバーが続き、自分たちのペースも掴めない。終盤、#14田中のスティールから#27江良が速攻を決めるなど粘り強くプレーするが、リードは奪えずに16-17で第1Qを終える。
【第2Q】
#9赤木からパスを受けた#14田中が冷静にディフェンスをかわしてシュートを決めるが、東京医療保健大の高さを生かした攻撃に手を焼き、このQも競り合いの序盤となる。レッドウェーブは#10町田の速攻が決まり、これでリズムに乗りたいところだったが、フリースローを外すなど、もうひとつリズムに乗りきれない。タイムアウトも功を奏さず、東京医療保健大に4連続失点をしてしまい、12点のビハインドを背負ってしまう。それでも終盤、#3岡田が1対1からバスケットカウントを決めると、#10町田もフリースローをきっちりと沈めて、点差を縮めていく。さらに#3岡田の3ポイントシュートも決まって、前半を31-36で折り返す。
【第3Q】
早い段階で追いつきたいレッドウェーブだったが、後半は失点からスタート。さらにシュートも決まらず、再び2桁差のビハインドを背負ってしまう。しかし中盤に#18藤本のリバウンドシュートで息を吹き返すと、#10町田と#9赤木のコンビプレー、#18藤本のジャンプシュートで3連続得点。一度は3ポイントシュートで返されるものの、レッドウェーブのディフェンスが冴えを見せ始めると、#10町田の速攻や#18藤本のドライブなどで得点につなげる。終盤には#14田中のスティールから#10町田がつないで、最後は#27江良が3ポイントシュート。1点差にまで追い上げる。さらに相手のタイムアウト明けに#9赤木が3ポイントシュート沈めて逆転すると、#27江良もドライブで続いて、51-50で第3Qを終える。
【第4Q】
立ち上がりに#10町田がドライブを決めて一歩抜け出すと、スローインからのパスを#27江良がねじ込み、リードを広げる。中盤には#18藤本の1対1、#9赤木のジャンプシュートなどでリードを広げるが、東京医療保健大の粘り強さに3ポイントシュート2本を含む3連続失点で逆転されてしまう。それでも#9赤木のフリースローで同点に追いつくと、#27江良のアシストを#18藤本が決め、さらに#14田中のリバウンドシュート、#10町田のドライブで3連続得点、再逆転に成功する。残り1分を切ったところで2点差にされるが、直後に#9赤木が3ポイントシュートで決め返し、リードは5点差に。その後、3ポイントシュートを決め返され、再び2点差。タイムアウト後にはターンオーバーを犯してしまうが、最後は守り切って69-67。東京医療保健大を振り切って、2年連続のセミファイナル進出を決めた。
Comments コメント

BTテーブスヘッドコーチ
BTテーブス
前半はすべてが中途半端で、選手たちの戦う気持ちが伝わってきませんでした。作戦としては相手のポイントガードをダブルチームで守り、リズムを狂わせようとしたのですが、ダブルチームに出るタイミングが中途半端で、うまくかわされ、苦しめることができませんでした。また相手のビッグマンへのディフェンスもうまく機能せず、逆にレッドウェーブのビッグマンがファウルトラブルに陥るなど悪循環でした。ただ後半は攻守において修正を施し、ディフェンスでは相手のビッグマンの得点を止めることができました。またオフェンスもスペーシングが良くなり、逆転することができました。勝つことはできましたが、さまざまな場面で失敗の多いゲームでした。土曜日の準決勝に向けては、とにかく体力面でのリカバリーが重要です。また今日のゲームでは#9赤木がステップアップしてくれましたが、次のゲームでは彼女はもちろん、#3岡田と#18藤本のステップアップに期待しています。選手たちのステップアップがひとつの鍵になると考えています。
出だしから相手の勢いと、大学生ならではのなりふり構わない若いエネルギーに押されてしまいました。私たちもエネルギーを出すべきでしたが、チームで定めていたディフェンスルールを徹底できず、またオフェンスでも攻めるべきところで攻められていませんでした。ただ後半に入ってディフェンスをしっかり修正できたことが、勝利につながったのだと思います。私自身は、旭川のゲームでシュートを躊躇していたところがあったので、今日のゲームではチャンスがあれば思いきり打っていこうとは考えていました。週末の反省点を修正できて、得点につなげられたことは成長と言えますが、もっともっとレベルの高いプレーをしなければいけません。セミファイナルは相手の特長をしっかりと捉えて、相手に簡単なプレーをさせないことが大切です。そのうえでディフェンスからいい流れでオフェンスにつなげていきたいです。私自身もアグレッシブなディフェンスからオフェンスに入れば、おのずといいプレーにつながっていくので、それを実行したいと思います。