2022 X1 SUPER 秋季リーグ戦 第2節
otonari福岡SUNS戦

開催日時 2022年09月24日(土曜日) 14:00〜
試合場所 富士通スタジアム川崎
天気 くもり
観客動員数 931人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ2921101469
otonari福岡SUNSotonari福岡SUNS0701421
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G / NG
富士通 1 6:14 PASS #18高木翼
→#85松井理己
3 PASS #13高津佐隼矢
→#82藏野裕貴
G
富士通 1 8:33 RUN #21三宅昂輝 5 KICK #5納所幸司 G
富士通 1 8:46 Interception #50海﨑悠 56 KICK #5納所幸司 G
富士通 1 12:00 PASS #18高木翼
→#85松井理己
54 KICK #5納所幸司 G
富士通 2 2:40 FumbleRecover #43井本健一朗 53 KICK #5納所幸司 G
富士通 2 5:27 PASS #18高木翼
→#19小梶恭平
28 KICK #5納所幸司 G
富士通 2 7:20 PASS #18高木翼
→#19小梶恭平
31 KICK #5納所幸司 G
otonari福岡 2 11:57 PASS #11西山雄斗
→#7横山海マクスウェル
3 KICK #19高木大成 G
富士通 3 5:36 FieldGoal #5納所幸司 20
富士通 3 7:28 RUN #21三宅昂輝 93 KICK #5納所幸司 G
otonari福岡 4 1:45 PASS #11西山雄斗
→#2城代慈英
26 KICK #19高木大成 G
富士通 4 9:29 FieldGoal #5納所幸司 27
otonari福岡 4 10:58 PASS #11西山雄斗
→#18大迫亮太
5 KICK #19高木大成 G
富士通 4 12:00 RUN #33高口和起 30
Report 試合レポート

第1クォーター
懸念された台風の影響もほとんどなく、予定通り開催されたX1Super第2節。富士通フロンティアーズ対otonari福岡SUNSの試合は、序盤からフロンティアーズが圧倒する。まずはオフェンスの主役2人がいきなり全開。最初のプレーで空中戦の主役、ワイドレシーバー(WR)#85松井がプレーアクションからのパスをキャッチ。続いては地上戦の主役、ランニングバック(RB)#2ニクソン。パスを警戒していたSUNSディフェンスを、彼のランが切り裂いていく。あっという間に敵陣へ侵入し、最後はWR#85松井のタッチダウンパスキャッチと、タイトエンド(TE)#82蔵野へのパスで2ポイントコンバージョン成功で締める。さらに息をつく間もなく、コーナーバック(CB)#40アディヤミがインターセプト。そこからRB#21三宅のタッチダウンラン。さらにラインバッカー(LB)#50海﨑がインターセプトリターンタッチダウン。最後に再びWR#85松井と、第1クォーターだけで29得点を記録する。
第2クォーター
第2クォーターに入っても、フロンティアーズが巻き起こす嵐は静まらない。SUNSオフェンスから始まった最初のシリーズで、またしてもディフェンスがターンオーバー。今度はディフェンスバック(DB)#43井本が、ファンブルボールをリターンタッチダウンして36-0。ディフェンスが14点をあげたことに触発されたのか、ここからオフェンスはさらにギアを上げていく。WR#19小梶へのパスを相手DBから競り合ったボールをもぎ取り、タッチダウンパスキャッチ。このタッチダウンは、クォーターバック(QB)#18高木の冷静な判断が光った。このプレー開始直前に相手が反則を犯しフリープレーとなったため、リスクを負ってロングパスを狙ったのだ。このタッチダウンで43-0。そして、WR#4グラントによるスクリーンパスからのタッチダウンも加えて50-0。前半だけで、前節の総得点を超えることとなる。ただSUNSも意地を見せ、最後のオフェンスシリーズでタッチダウンを獲得。50-7で前半が終了した。
第3クォーター
前節、山本ヘッドコーチも課題としてあげた後半の得点力。その克服のため、第3クォーターもフロンティアーズは攻撃の手を緩めない。代わって入ったルーキーQB#15野沢に率いられ、次々とダウンを更新。ゴール前で一部決め手を欠いたが、フィールドゴールを成功させて53-7。返すSUNSのオフェンスを、フロンティアーズディフェンスは僅か3回でシャットダウン。そしてパントを蹴ったSUNSだが、このパントがうまく転がりフロンティアーズ陣奥深くでダウンしてしまう。しかし、この苦しい状況で、今日のハイライトの一つが生まれる。自陣7ヤードでボールを渡されたRB#21三宅は、そこからスクリメージを抜けると一気に加速。SUNSディフェンスは誰も彼に追いつくことができず、これが93ヤードの独走タッチダウンランに。この得点によりフロンティアーズは、第3クォーターを60-0で終えた。
第4クォーター
さらなる追加点を目指すフロンティアーズだが、強豪相手に爪痕を残そうと必死なSUNSから反撃を受ける。パス中心の攻撃を展開され、最後はタッチダウンまで許してしまった。このプレーはフロンティアーズDB#1渡辺のインターセプトと紙一重であり、高いレベルにおける僅かな差によるタッチダウンとも、いえるものだった。もちろんフロンティアーズは、まだゲームを終わらせるつもりはない。SUNSオフェンスを相手陣深く押し込み、ミスパントを蹴らせることに成功。そして敵陣37ヤードという絶好のフィールドポジションを得て、そこから攻撃を展開。最後は今日二度目のフィールドゴールを決め、63-14とする。その後SUNSにタッチダウンを許したが、最後のシリーズにベテランRB#33高口が、僅か3回のランで79ヤードを走りタッチダウン。時間がなくなりトライフォーポイントは蹴らなかったが、それでも69-14とし、フロンティアーズは2連勝で試合を終えた。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
前半は、やるべきことがしっかりできたと思います。準備してきたことがその通り遂行できて、良いプレーもそれなりにありました。前半は、前節と比べても精度の高いプレーがみられたし、選手のパフォーマンスも高かったと思います。特にディフェンスが2本スコアできたことが良かったです。ただ、前回同様になりますが、後半になってミスが多かったのも事実です。代わりに入った選手は自身の置かれている立場を理解し、きちんとプレーするように努めてもらいたいです。次節から2試合連続の遠征になりますが、普段と変わらず準備することが一番大事なのに変わりはありません。それまでに今日のゲームの修正点を、しっかりクリアしていきたいです。
今日の試合を振り返ると、前半にオフェンス・ディフェンス共に得点を取って、勝利につなげる展開となったのは良かったです。ただ、それ以上に後半に出た課題、例えば1対1の勝負のところなど考えると、まだ優勝するためには疑問が残る試合内容でした。そこはチーム全体の課題として、優勝に近づくため、改善していきたいです。もちろん、良い点もありました。特に、LB#50海﨑のインターセプトリターンタッチダウンは印象的でした。次の試合に向けた課題は、誰が出ても変わらないオフェンスの構築だと思います。シーズンが進んで怪我人など出たときを想定して、チーム全体の底上げ、基準を上げていく必要があると考えています。
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