Rule Guideルールガイド
HOW TO ENJOY AMERICAN FOOTBALL
アメリカンフットボール観戦を楽しむためのルールガイドBasic Rules 基本のルール
” 4回の攻撃権で10ヤード進む DOWN (ダウン)制 “
オフェンスには4 回の攻撃権が与えられその4 回の攻撃で10 ヤード(=9.14m)前進すること。 これがアメフトの基本!!10 ヤード前進することが出来れば新たに4 回の攻撃権(ダウン)が与えられる(ファーストダウンの獲得)。オフェンスはそれを更新しながらエンドゾーンを目指し、TD(タッチダウン)やFG(フィールドゴール)を狙う。 逆に更新できなければ、その時点で相手チームに攻撃権が移ってしまう。
Game Flow ゲームの流れ
COIN TOSS
コイントス
KICK OFF
キックオフ
自陣35ヤード地点からのキックで試合開始。リターンチームはキックされたボールをキャッチして相手陣地に向かってリターンし、ボールが止まった地点から最初の攻撃が開始される。
DOWN
ダウン
” 素早い攻守の入れ替わりは見所のひとつ! “
TURN OVER
ターンオーバー
敵チームの攻撃中に,守備側がボールを奪うこと。ターンオーバーによって攻守が瞬時に交替するので、ディフェンスチームが攻撃に転じる唯一の機会で、アメフトの見どころの一つと言える。
SCORE
得点方法
タッチダウン(TD)
相手のエンドゾーン内にボールを持って駆け込むか、ゾーン内でパスをキャッチすればタッチダウンで6点を獲得。フィールドゴール(FG)
相手陣地まで攻め込みながらも、4thダウンなどで得点するためのキック。スナップされたボールを通常7ヤード下がった地点でホルダー(ボールをおさえる人)が地面にセットし、ゴールポストを狙う。成功すると3点が与えられる。
セーフティ(SF)
攻撃側が自分の陣地のエンドゾーン内で相手ディフェンスに止められて、ボールデットになった場合には守備側に2点が入る。その次のキックオフは得点されたチームが自陣の20ヤード地点から行う。
FOUL
主な反則
Positions ポジション説明
OL
オフェンスライン
オフェンスの中で最前列に位置し、大きな体の5人組。OLはRBが走る道を作ったり、パスを投げるまでディフェンスからQBを守るポジション。 ボールを持つポジションのように目立つ事はないが、毎プレー激しいブロックを繰り広げるためのパワーとサイズが必要とされ、オフェンスの支柱的な存在のポジション。
TE
タイトエンド
ランニングプレーではOLと一緒にブロックをし、パスプレーでは、QBからのパスをキャッチしたりと、パワーとスピードを兼ね備えたオールマイティーな能力が必要なポジション。そのため、TEはパワー、スピード、スタミナ、捕球力などが要求される難しいポジションの1つ。
WR
ワイドレシーバー
パスキャッチを専門に行い、ディフェンスを振り切るスピードと、QBから投げられたボールをキャッチする能力が必要なポジション。WRの特徴は、とにかく足の速い選手が多く、ディフェンスを振り切ってボールをキャッチし、その後少しでも前に走ることや、相手ディフェンスに競り勝つ高さも要求されるポジション。
QB
クォーターバック
プレーが開始されると、RBにボールをハンド・オフ(ボールを渡す)したり、WRにパスを投げる等、攻撃の中心でありアメリカンフットボールの花形。QBは、肩が強い事はもちろん、走力も必要。また、どんな状況でも冷静沈着に攻撃を指揮しなければならず、精神的にも肉体的にもタフさが求められるポジション。
RB
ランニングバック
QBの後ろにポジションを置き、ランニングプレーの時にはボールを持って走り、敵を避けながら走り抜け、前進します。パスプレーの時にはQBを守るため、ブロックをしたり、隙があれば自らパスコースに出てパスをキャッチしたりします。極めて多彩な要素を持っている、オフェンスの中心的なポジション。
DEFENSE
DL
ディフェンスライン
ディフェンスの最前列に位置し、主にOLと戦い、ボールを持って走ってくるRBにタックルし、ランニングプレーを止め、パスプレーの時は、パスを投げるQBに襲い掛かり、プレッシャーをかけるポジション。サイズだけでなく、俊敏な動きも求められる。
LB
ラインバッカー
ディフェンスの中心に位置し、オフェンスのあらゆる攻撃に対応する役割を持つ。ランニングプレーではOLと対峙し、パスプレーでは足の速いWRをマークすることもあり、パワーとスピード兼ね備えたアスリートが揃うポジション。常にディフェンス全体を把握し、ディフェンスの頭脳的役割を担う。
DB
ディフェンスバック
ディフェンスの最後尾に位置し、主にパスを防ぐ役割がある。DBはSF(セーフティー)とCB(コーナーバック)の2つのポジションからなる。守備の奥深くに位置するSFは、フィールド全体を把握し、オフェンスのランニングプレー、パスプレーでのロングゲインを阻止する。 守備の両端に位置するCBは、相手のWRへのパスを通させないことが役割。DBは、守備の最後の砦であり、身体能力の他にも、冷静な判断力が必要なポジション。
SPECIAL
K/P
キッカー/パンター
ボールを蹴る専門のプレーヤー。試合開始のキックオフや、攻撃時に陣地挽回のためのパント、3 点が獲得できるFG(フィールドゴール)など、試合の流れを左右する大事な仕事を任されているポジション。自分の成果が直接得点に結びつくため、試合を支配することも多く、プレッシャーに強くなくてはならない。
LS
ロングスナッパー
パントチームとフィールドゴールチームでボールをスナップするポジション。ボールを後方へパスする役割だが、正確さとスピードが求められ、ミスをすると試合の行方を左右する重要なポジション。