【みどころ】
2021 X1 SUPER 秋季リーグ戦第1節
ノジマ相模原ライズ戦

2021年08月29日 (日曜日)

2020シーズンJAPAN X BOWLで惜敗し、5連覇を逃したフロンティアーズ。2シーズンぶりのフルシーズンが予定されている2021シーズンで日本一の奪還を目指す。
まだまだ新型コロナウイルスの影響が予断を許さない状況での開催となるが、目標、やるべきことに変わりはない。2021シーズンXリーグがいよいよ開幕する。

今シーズンは昨年に引き続きOLB#44趙が主将を務めるが、これまで設けていた副将を廃止し、主にチームを引っ張っていくリーダーが一緒にチームを作る構図に変更した。リーダーには2019シーズンで4連覇を果たした際のキャプテンであるWR#9宜本(潤)を含め、RB#2ニクソン、QB#18高木、DB#34樋田、OL#60山下、TE#89福井、DL#99髙橋(伶)が名を連ねる。主将就任2年目の趙を盛り立てるべく実績のあるメンバーを揃えた形だ。

フロンティアーズの状況
フロンティアーズは2020シーズンを以ってX1SUPER最優秀選手を獲得したQB#3バードソン、チームの最年長で精神的支柱であったOLB#45鈴木らが引退し新加入選手9名を加えチームを始動。オフェンスは、QB#18高木が率い、スピードとパワー、テクニックの全てを兼ね備えたRB#2ニクソンと変幻自在のプレーを魅せるWR#4グラントを筆頭にタレントが揃う。ディフェンスは、中心であったLB#47山岸をCFL参戦により欠く中、主将OLB#44趙を中心としたLB陣に奮起を期待したい。また、日本トップレベルに成長したDL#97斉川がスクリメージラインを支配してくれるに違いない。

新戦力デビュー
今季のフロンティアーズ、新加入選手、移籍加入選手は以下の通り。
OL：#71郭　宇寧（日本大）、#73葉山　湖大郎（桜美林大）
RB：#1三宅　昂輝（関西学院大）
WR：#16糸川　創平（法政大）、#84神　優成（法政大）
DL：#0マシス　ジョー（Deersより移籍）、#95宇田　正男（日本大）
LB：#50海﨑　悠（関西学院大）
DB：#12渡辺　裕也（法政大）、#36吉井　勇輔（法政大）

今年も春シーズンに試合ができなかったが、昨年のノウハウを基に練習での経験等でカバー。いずれも今季の戦力として十分に活躍が期待できる。新人らしく思い切りの良いプレーでチームにモメンタムを呼び込み、勝利につなげたい。

vsノジマ相模原ライズ
2020シーズン同様に初戦での対戦となった。昨シーズンの対戦時はQB#6パランテックが出場できなかったこともあり、チームが仕上がっていない印象であった。その後の2試合は勝利しており、確実にチームのレベルは向上している。更にロッキーマウンテン大学出身のTE/FB#9ジェンキンスが加入しており、力強いホットラインを組まれると厄介だ。ディフェンスは実力派のLB#5田中に加え、名門オクラホマ州立大学からDL#91スコットを獲得し拡充を図っている。

フロンティアーズは確実に力をつけている相手に対し、どこまで自分達のプレーを遂行できるか、X1Superの開幕戦でもある初戦の雰囲気にのまれず、目の前の1プレー、1歩に集中できるかが重要となる。まずは初戦を良い形で勝利し、目の前の1試合ずつ勝利を積み重ね日本一を奪還したい。