2021 X1 SUPER 秋季リーグ戦 第1節
ノジマ相模原ライズ戦

開催日時 2021年09月04日(土曜日) 14:00〜
試合場所 富士通スタジアム川崎
天気 曇り/雨
観客動員数 1,152人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ141471449
ノジマ相模原ライズノジマ相模原ライズ0301417
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G / NG
富士通 1 2:29 PASS #18高木→#85松井 23 KICK #5納所 G
富士通 1 2:37 FR #19小梶 10 KICK #5納所 G
富士通 2 4:04 PASS #18高木→#9宜本 9 KICK #5納所 G
ノジマ相模原 2 10:39 FG #37佐藤 38
富士通 2 11:29 PASS #18高木→#4サマジー 28 KICK #5納所 G
富士通 3 7:00 PASS #18高木→#19小梶 21 KICK #5納所 G
ノジマ相模原 4 0:07 PASS #6パランデック→#85八木 28 KICK #37佐藤 G
富士通 4 1:13 PASS #13高津佐→#82蔵野 27 KICK #5納所 G
富士通 4 4:24 RUN #13高津佐 5 KICK #5納所 G
ノジマ相模原 4 12:00 PASS #6パランデック→#85八木 9 KICK #37佐藤 G
Report 試合レポート

第 1 クォーター
雨がちらつく開幕戦は、序盤から熱いプレーが飛び出した。フロンティアーズのレシーブで試合がスタートすると、WR#19小梶が22ヤードリターン。自陣28ヤードから、先制を狙うフロンティアーズのオープニングシリーズが始まった。RB#2ニクソンの17ヤードのランで、1プレーでファーストダウンを更新すると、次は#2ニクソンへの13ヤードのパスで敵陣へ。その後、ゴールまで23ヤードと迫ると、WR#85松井へパス。ディフェンスと1対1となるも、松井が交わしタッチダウン。テンポの良いオフェンスで、フロンティアーズが先制を上げた。直後のキックオフで、試合の流れを強く引き寄せるビッグプレー生まれる。ライズリターナーにDB#43井本がタックルしファンブルを誘うと、こぼれたボールをWR#19小梶がカバー。そのままエンドゾーンへ持ち込みタッチダウン。試合開始早々に、14−0とする。フロンティアーズディフェンスも、上々の立ち上がりを見せる。ライズ自陣36ヤードからのディフェンスは、一度はファーストダウンを更新されたものの、LB#3久下の1ヤード、DL#95宇田の6ヤードのロスタックルなどで、ライズの攻撃を断ち切った。
第 2 クォーター
1Qから続いたライズオフェンスに、ゴールまで26ヤードに迫られるが、タッチダウンを狙ったパスが失敗するなどして、ライズはフォースダウンで42ヤードのFGを選択。そのスナップが乱れ、フロンティアーズがカバー。自陣42ヤードで攻撃権を得るが、QBサックを受けるなど、思うようなゲインができず、フォースダウンでパントに。キックしたボールは、ライズがファンブル。ライズの2つのミスで、ゴール前9ヤードとチャンスをつかむ。ファーストダウン、エンドゾーンのサマジーへのパスは失敗。セカンドダウン、左から右へと走るWR#9宜本へ投げるもライズがパスカット。勝負のサードダウン、今度は左へと走った#9宜本へのパスに成功。タックルを受けながらも、宜本がエンドゾーンに入り追加点、21−0とする。直後のライズオフェンスに、レッドゾーンへ侵入されるも、DL#99高橋のロスタックルなどで、FGの3点に抑えると、前半は残り1分21秒。QB#18高木がWR#85松井へ33ヤードを投げると、#2ニクソンが8ヤードをゲイン。最後は右サイドのWR#4サマジーへ28ヤードと、前半終了間際に時間をかけずにタッチダウンをもぎ取った。
第 3 クォーター
K#5納所のキックで試合が再開すると、ライズに32ヤードのビッグリターンを許してしまう。しかし、フロンティアーズ陣内に攻め込まれると、LB#6徳茂のQBサックが飛び出すなど、安定したディフェンスを見せ無失点に。続くフロンティアーズオフェンスは、WR#22若松への16ヤードのパス、WR#4サマジーの10ヤードのラン、WR#83柴田への16ヤードのパス、#2ニクソンへの14ヤードのパスなどで、テンポ良くファーストダウンを更新。ゴールまで21ヤードとすると、パスキャッチしたWR#19小梶が、2人のディフェンスを交わしエンドゾーンへと駆け込んだ。後半2度目のオフェンスには、今季からQBを務める#13高津佐が登場。WR#9宜本へのパスを決め、ファーストダウンを更新したが、自らのランプレーの際にファンブルが出て、フロンティアーズ陣内で攻守交代。ライズがランプレーを繰り出し、ファーストダウンを更新すると、3Qが終了した。
第 4 クォーター
フロンティアーズ陣内28ヤード、4Q最初のプレーでライズが投じたエンドゾーンへタッチダウンパスではじまった最終Q。勝利をより確実なものにしたいフロンティアーズは、直後のキックオフオフのボールをWR#19小梶がセンターラインまでのビッグリターン。そこから、RB#33高口が15ヤードを走ると、RB#1三宅も続いて8ヤードをゲイン。ゴールまで27ヤードとすると、QB#13高津佐からパスを受けたTE#82蔵野が右サイドを力走。TEへコンバートした蔵野の初のタッチダウンで、わずか3プレー、1分6秒の鮮やかな速攻だった。続くライズオフェンスでは、パントでスナップミスが出て、ゴールまで18ヤードで攻撃権を得る。QB#13高津佐が走って5ヤード、TE#82蔵野へ8ヤード、最後は再び#13高津佐が走ってタッチダウン。その後、ライズにタッチダウンを奪われたものの、最終スコア49-17で、フロンティアーズが開幕戦を制した。
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Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
大事な初戦で勝利できたのは、良かったと思っています。スペシャルチームで良いプレーがあり、今日準備してきたことに対して、それなりのパフォーマンスが出せました。一方で、試合を振り返れば、点差こそ開いていますが、内容は大味です。細かいプレーの精度をもっと上げなければシーズン終盤では通用しないでしょう。オフェンスなら、QBの高木はクイックなパスでリズムをつかみ、精度の高いロングパスでオフェンスを展開していくタイプ。ですが、前半はイージーミスがあったり、上手くプレーコールが噛み合わなかったり、久々の試合ということもあって課題が山積みです。「試合を重ねるたびにレベルアップしていきたい」、この思いは選手もスタッフも同じ。新しいチームで、日本一に向かっていきたいです。
シーズン初戦は、「どうなるか」って誰もが緊張する試合。特に若手の何人かは、試合前はガチガチ。そんなムードを変えたのは、オフェンスがスムーズに先制したことや、ファンブルリカバータッチダウンを奪ったこと。序盤に良いプレーが出て、みな緊張がほぐれて、いつも通り、練習してきたことができてきたと思います。ただ、試合になると、1対1で負けている部分もあり、個々に課題が見つかっています。私自身も、今日はプレーの良し悪しはあったもののチーム内のMAN OF THE MATCHに選出頂きました。次戦も勝てるように、またMAN OF THE MATCHが取れるように準備をしていきたいです。チームは、去シーズンの反省を踏まえて動き出しています。今季はチーム全員の力を発揮する、みんなでチームを作っていくのがテーマ。一丸となって勝利を重ねていきたいです。