【みどころ】
第41回パールボウルトーナメント 予選ブロック第1試合
富士ゼロックスミネルヴァAFC戦

2018年シーズン、日本一3連覇(3年連続4回目)を達成したフロンティアーズ。10名の新人を迎え入れ2019年シーズン、新しい挑戦がスタート。主将は昨年に引き続きWR#9宜本(潤)。副将には昨年からのOLB#44趙に加え、ベテラン勢からQB#12平本とDL#98南が就任。若手とベテランの融合を図り、チームの習熟度をあげ4連覇を目指す。
また、今シーズンは14シーズンHCをつとめた藤田から、1997年の入社以来20年以上チームを支え、昨2シーズンはアメリカにコーチ留学をしていた山本にHCを交替し、新たなチームとして新章を刻む。

新チームは3月に本格始動。約1か月間フィジカルトレーニングとランメニューを中心とした基礎練習を積み、全体的なボトムアップを図った。その新生フロンティアーズ、いよいよ4月21日(日曜日)、第41回パールボウルトーナメント(社会人アメリカンフットボール東日本選手権)vs富士ゼロックスミネルヴァAFCとの初戦を迎える。
ヘッドコーチを交替し、今シーズンどのようなチームを目指そうとしているのか。試合会場で間近に雰囲気を感じたい。

FRONTIERSの状況
フロンティアーズはディフェンスの中心選手として活躍していた海島(裕)や髙橋(悟)らを含む9名が引退し、新入選手10名を加えチームを始動。オフェンスは大きなメンバ変更がなく、更なる精度の向上を目指す。特にパスオフェンスはQB#3バードソンとWR陣のコンビネーションが昨シーズン終盤はかなりあってきた印象だが、まだまだ改善の余地がある。ディフェンスは前述の中心選手の引退に伴い、次なるリーダーの台頭に期待したい。

新戦力デビュー
今季のフロンティアーズ、新加入選手、MGRは以下の通り。
OL:#73井若 大知(関学大)、#76李 嘉隆(横浜国立大)
WR:#13高津佐 隼矢(法政大)、#85松井 理己(関学大)
RB:#26ウィリアム デレク アキラ(日本大)
DL:#91斉川 尚之(早稲田大)、#93阿部 ロイ(駒沢大)
OLB:#20池田 健人(中央大)
LB:#41前野 太一(関西大)
DB:#32近田 優貴(立命館大)
MGR:宮原 琴(早稲田大)
この新人メンバはいずれも今季の戦力として春の試合出場も期待できる。 フレッシュなプレーでモメンタムを掴み、勝利を呼び込みたい。

vs 富士ゼロックスミネルヴァAFC
富士ゼロックスミネルヴァAFCは2013年度からリクルートや体制等の強化策を実施し、2016年にX2からX1に昇格しており、今シーズンはX1AREA所属だが、徐々に力をつけてきている。また、今シーズンが創部30周年ということもあり、一層力が入っていることが想定される。それに対して、フロンティアーズは昨シーズン大切にしてきた目の前の1プレーに集中することに加え、新HC山本の求める規律を再徹底したフットボールをどこまで体現できるかが求められる。