【みどころ】
2021 X1 SUPER 秋季リーグ戦 第6節
パナソニックインパルス戦

XリーグX1Super2021秋季シーズン第5節、関西でエレコム神戸ファイニーズと戦い19-11と何とか勝利し全勝を守ったフロンティアーズ、第6節は第5節でオービックシーガルズを破ったパナソニックインパルス(以下、インパルス)とリーグ戦の1位をかけて対戦する。

vs エレコム神戸ファイニーズ戦の振り返り
ファイニーズは試合序盤から積極果敢に攻めてきた。フロンティアーズのキックオフから始まると、ファイニーズにフロンティアーズディフェンスをよく研究したプレーでリズムよくゴール前まで攻め込まれFGの3点を先制された。更に、オンサイドキックで攻撃権を奪われピンチを迎えるかと思われたが、ディフェンスがアジャストし、攻撃の芽を摘む。その流れに呼応し、2シリーズ連続でオフェンスがTDを奪うことで優位に試合を進めることが出来た。しかし、その後はスコアリングポジションまで攻め込むも決め手を欠き、膠着状態となった。4Qに入りRB#2ニクソンのランでTDを獲得し、試合を決定づけることが出来たが、チャンスをきっちりと得点に結びつけられなかったことが接戦になった原因だろう。これからの上位チームとの対戦では少ないチャンスで得点できなければ勝利することは難しくなる。この試合を糧に詳細を詰めていきたいところだ。

vs パナソニックインパルス
今シーズンのインパルスは例年以上に強い印象だ。第5節のオービックシーガルズ戦では、試合序盤に2つのターンオーバーを獲られ、モメンタムがシーガルズに傾くかと思われたが、強力なディフェンスを軸に立て直し逆転で勝利した。ディフェンスはシーガルズのオフェンスをわずか162ydに抑え、更に自陣深くの勝負所でインターセプトするなど、ほぼ完璧な内容であった。オフェンスは4人の強力なランニングバックが着実にゲインし、試合をコントロールしていた。また、今シーズン早稲田大学出身のWR#14ブレナンが加入し、4キャッチ53ydとパスオフェンスにも厚みを増している。更に、スペシャルチームにも人材が揃う。K/P#11佐伯栄太とK/P#16佐伯眞太郎の兄弟はキック、パント共正確であり、キッキングチームに安定をもたらしている。

FRONTIERSのやるべきこと
アメリカンフットボールはチームスポーツではあるが、1対1で多く勝ったチームが確実に勝利に近づく。上手くいかないプレーもあるだろうが、その結果に一喜一憂せず目の前のプレーに集中し、次のプレーでは勝利する。それを多く積み上げることができたチームが勝利することが出来るだろう。だからこそチームの総合力が求められる。オフェンス、ディフェンス、キッキングの全てで集中し、着実にプレーを進めていくことが重要だ。フロンティアーズは常に大切にしている「目の前の1プレーに集中する」ことをこれまで以上の精度で実行することで勝利に近づくことができるはずだ。相手が強力であるからこそ、自分をコントロールすることが求められる。
とはいえどんな内容であれ、勝利しリーグ戦1位通過に向け邁進していきたいところだ。

NextGame
日時:2021年11月13日(土)14:00キックオフ
場所:富士通スタジアム川崎