【みどころ】
2021 X1 SUPER 秋季リーグ戦 第4節
IBM BigBlue戦

XリーグX1Super2021秋季シーズン第2節を東京ガスクリエイターズと戦い32-22でなんとか勝利し2連勝を飾ったフロンティアーズ、第3節は中止となり、約1か月ぶりの第4節はIBMビックブルー(以下、ビックブルー)と対戦する。

vs 東京ガスクリエイターズ戦の振り返り
東京ガスクリエイターズ戦は、オフェンスの1プレー目にQB#18高木からWR#9宜本へ58ydのロングパスを決めた流れでタッチダウンを奪い、モメンタムを引き寄せたかと思われたが、クリエイターズの新外国人QB#5エバンスの力強いランやWR#8アグードの身長を活かした高い位置でのパスキャッチなどにより一進一退の試合となった。4Q入ってすぐにDB#23奥田のインターセプトリターンタッチダウンにより試合を優位に進め、なんとか勝利することが出来たが、チームとしては多くの課題が残るゲームとなった。スタッツ(試合記録)を見ても合計獲得ヤードで僅差ではあるものの、クリエイターズの方が勝っており、オフェンス・ディフェンス共に物足りない結果であった。とはいえ、勝負所を抑えたから勝利できており、勝利という最大の目標を達成できたことは収穫だ。


vs IBMビックブルー
ビックブルーとは昨年の秋季リーグ第2節で対戦し、41-21と最終的に点差は空いたものの、ビックブルーの積極果敢なディフェンスに苦しめられ、モメンタムによってはどちらに転んでもおかしくない試合であった。
今年はオフェンスにオーバーン大学出身で186㎝のWR#8スミスが加入しており、第2節で高い位置でパスをキャッチされた経験をDB陣が活かせるかが勝負となる。また、ディフェンスは昨年から加入していたものの、フロンティアーズとの試合には出場出来ていなかったモンタナ大学出身LB#35ゴンボアのスピードを活かしたパスラッシュと激しいタックルに対抗することが求められる。また、例年苦しめられているDL#34ブルックスも調子が良く、昨年2サックされているだけに、OL陣の奮起に期待したい。


FRONTIERSのやるべきこと
第2節のクリエイターズ戦では自分たちの思うように試合を進めることができなかった。その原因はさまざまあるが、一番大きなポイントはチーム全体としてプレーの細部までこだわり切れていなかったことだろう。ただ、上手くいっているときにはなかなか気づけないことが、前節で気づくことができたのは収穫だ。この気づきをどのように改善できるかが最も重要となる。第3節が中止となったことで時間を得て1か月間プレーの細部にこだわってきた。その取り組みの成果が問われる試合になるだろう。フロンティアーズが試合を通して成長していく姿に期待したい。

NextGame
日時:2021年10月16日(土)14:00キックオフ
場所:富士通スタジアム川崎