第88回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会
準決勝 デンソー戦

開催日時 2021年12月18日(土曜日) 19:00〜
試合場所 国立代々木第二体育館(東京都渋谷区)
Results 試合結果

富士通 レッドウェーブ
富士通
レッドウェーブ
デンソー アイリス
デンソー
アイリス
13Q116
11Q217
18Q315
11Q422
53TOTAL70
Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通 レッドウェーブ
富士通 レッドウェーブ
1311181153
デンソー アイリス
デンソー アイリス
1617152270
NO S 選手名 PTS 3P FG 2P FG FT F REBOUNDS TO AS ST BS MIN
M A M A M A OR DR TOT
2 星田 美歩 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
3 岡田 英里 12 3 7 1 1 1 1 0 0 2 2 0 2 0 0 19:02
8 内野 智香英 6 2 5 0 0 0 0 1 0 6 6 0 0 0 0 15:58
9 赤木 里帆 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
10 町田 瑠唯 6 0 2 3 4 0 0 2 1 2 3 2 5 2 1 34:04
11 篠崎 澪 3 1 4 0 6 0 0 3 0 1 1 0 3 1 0 26:54
12 奥 伊吹 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
14 田中 真美子 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
18 藤本 愛妃 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
22 中村 優花 0 0 0 0 2 0 0 1 1 1 2 0 2 0 0 19:12
23 渡邊 悠 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
25 内尾 聡菜 5 1 4 1 3 0 0 0 0 1 1 1 0 0 0 21:21
52 宮澤 夕貴 13 1 5 4 7 2 2 3 2 5 7 1 1 0 2 34:39
77 栗林 未和 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
99 オコエ 桃仁花 8 1 11 1 4 3 3 4 3 5 8 3 1 1 0 28:50
HC / TEAM 0 0 0 0 0 0 0 3 3 0
合計 53 9 38 10 27 6 6 14 7 26 33 7 14 4 3 200
Report 試合レポート

第 1 クォーター
皇后杯・ファイナルラウンドの準決勝、デンソーアイリス戦。レッドウェーブのスタメンは#10町田、#11篠崎、#25内尾、#52宮澤、#99オコエ。先制点は奪われたものの、すぐに#11篠崎、#99オコエが3ポイントシュートを決め返して、相手に流れを渡さない。中盤には#10町田から#52宮澤へとつなぐコンビプレーが決まり、またディフェンスでも失点はあるものの、すぐに24秒ヴォイオレーションを奪い返すなど、攻守において大きく崩れない。終盤には#10町田のジャンプシュート、#25内尾の3ポイントシュートで迫るが、追いつくことはできず、13-16で第1Qを終える。
第 2 クォーター
第2Qは連続失点から入り、オフェンスでもデンソーのディフェンスをなかなか攻略できない。タイムアウト明けにようやく#3岡田が3ポイントシュートを沈めると、そこから少しずつレッドウェーブが流れをつかみ始める。#99オコエがバスケットカウントを決めると、#25内尾も的確な状況判断からレイアップシュートを決めて、相手にタイムアウトを取らせる。さらには#52宮澤がリバウンド後のシュートを左手で押し込むバスケットカウントを決めて、1点差に。しかしそこから約3分、レッドウェーブの得点が止まり、その間に連続失点を許して、24-33で前半を折り返す。
第 3 クォーター
後半は#99オコエが積極的なアタックからフリースローを得るところから始まる。その後、失点を重ね、さらにはノーマークのシュートがリングに弾かれるなど、嫌なムードになってしまう。その悪い流れを#10町田がジャンプシュートで断ち切り、さらに#52宮澤のバスケットカウント、#22中村のアシストから#3岡田が3ポイントシュートと少しずつ追い上げる。しかしファウルトラブルであと一歩流れに乗りきれず、#10町田のシュートが単発で決まるだけ。リバウンドも制されてリズムもつかめずにいたが、終盤には#3岡田が3本目となる3ポイントシュートを沈め、さらに#8内野も3ポイントシュートで続いて、42-48にまで迫って第3Qを終える。
第 4 クォーター
第4Qも失点から始まるが、好調の#3岡田がドライブからバスケットカウントをもぎ取り、反撃のチャンスをうかがっていく。しかしレッドウェーブの武器である3ポイントシュートがことごとくリングに嫌われ、逆に相手に3ポイントシュートを決められて、リードを広げられてしまう。BTテーブスヘッドコーチがタイムアウトで流れを変えようとするが、#52宮澤の3ポイントシュートが単発で決まるだけで、大きな流れを作れない。ディフェンスでも相手にタフなシュートを決められるなど、流れが変わらないまま最終盤へ。最後は#8内野が3ポイントシュートを沈め、#52宮澤も#10町田からのパスを受けて速攻を決めるが、追い上げるまでには至らず、53-70で今年度の皇后杯の幕を下ろした。
Comments コメント

BTテーブスヘッドコーチ
BTテーブス
今日もディフェンスがすべての展開になりました。デンソーのディフェンスに対してなかなかドライブができず、相手のペイントエリア内を崩すことができませんでした。それがうまくいって、パスを出しても、3ポイントシュートの精度が上がらず、終始ディフェンスで我慢しなければいけない時間が続きました。また得点源の選手の得点も伸びていかず、逆にファウルトラブルなどもあって、リズムにも乗れませんでした。ただ#3岡田が活躍してくれたおかげで、#10町田と#11篠崎を休ませることができましたし、彼女が積極的にアタックしてくれたことはチームとしてプラスです。また総失点も70点に抑えたことは、負けは負けですが、今後につながります。この敗戦をしっかりと受け止めて、来週には再開するリーグ戦に向けて、しっかりと準備をしていきたいと思います。応援、ありがとうございました。
出だしはチームとして少し硬くなっていましたが、ディフェンスはぶれておらず、けっして悪くありませんでした。ただ途中からノーマークの3ポイントシュートや、簡単なゴール下のシュートを落としてしまい、逆に相手にはタフなシュートを決められるなど、苦しい流れになりました。リバウンドから失点したことと合わせて、今日の敗因だと思います。また私たちのコンビネーションに対して、相手がしっかりとチームで守ってきて、そのディフェンスをうまく崩せませんでした。今日はすべてにおいてマイナスの印象が多いですが、これまでのレッドウェーブにはない、劣勢になってもベンチが盛り上げてくれたり、コート内の選手たちもしっかりとコミュニケーションを取っていたことは今後につながります。課題は多いですが、リーグ戦に向けて、またしっかりと練習を積んでいきます。今大会もあたたかいご声援をありがとうございました。
レッドウェーブのよさはハードなディフェンスと、そこから生まれる攻守の切り替えの速いオフェンスです。しかしそれがうまく出せず、3ポイントシュートも、2ポイントシュートも確率があまりよくありませんでした。またコンビプレーでゴール下に飛び込んだ選手にパスを入れることもできないなど、デンソーのディフェンスに苦しめられた印象で、リバウンドでも20本近く負けています。相手が大きいことはわかっていましたが、それ以外の選手にもボールを弾かれるなどして、私たちが取り切れなかったことも反省点です。課題の多く残る試合でしたが、逆に言えば、今後、どうしなければいけないかが明確になった試合でもあります。また#3岡田選手や#8内野選手などベンチスタートの選手の活躍も今後につながります。反省を糧にして、来週から再開するリーグ戦に臨んでいきます。今大会も応援をありがとうございました。