第88回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会
準々決勝 トヨタ自動車戦

開催日時 2021年12月16日(木曜日)
試合場所 国立代々木第二体育館(東京都渋谷区)
Results 試合結果

富士通 レッドウェーブ
富士通
レッドウェーブ
トヨタ自動車 アンテロープス
トヨタ自動車
アンテロープス
5Q115
23Q215
14Q37
20Q418
62TOTAL55
Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通 レッドウェーブ
富士通 レッドウェーブ
523142062
トヨタ自動車 アンテロープス
トヨタ自動車 アンテロープス
151571855
NO S 選手名 PTS 3P FG 2P FG FT F REBOUNDS TO AS ST BS MIN
M A M A M A OR DR TOT
2 星田 美歩 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
3 岡田 英里 2 0 2 1 1 0 0 1 0 0 0 1 0 1 0 08:42
8 内野 智香英 6 2 2 0 1 0 0 1 0 1 1 0 1 0 1 12:15
9 赤木 里帆 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
10 町田 瑠唯 17 2 4 5 7 1 3 1 0 4 4 4 6 2 0 36:09
11 篠崎 澪 15 1 4 6 14 0 0 1 1 2 3 1 4 1 0 35:09
12 奥 伊吹 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
14 田中 真美子 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 1 2 0 0 0 03:22
18 藤本 愛妃 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
22 中村 優花 3 1 1 0 3 0 0 2 2 5 7 2 0 2 0 17:05
23 渡邊 悠 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
25 内尾 聡菜 2 0 2 1 3 0 0 2 1 5 6 1 2 0 0 22:20
52 宮澤 夕貴 2 0 2 1 4 0 0 2 1 10 11 2 0 1 4 32:27
77 栗林 未和 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
99 オコエ 桃仁花 15 0 2 7 12 1 2 2 1 3 4 1 6 0 4 32:31
HC / TEAM 0 0 0 0 0 0 4 4 8 2
合計 62 6 19 21 45 2 5 13 10 35 45 16 19 7 9 200
Report 試合レポート

第 1 クォーター
皇后杯・ファイナルラウンドの準々決勝。トヨタ自動車アンテロープスと対戦するレッドウェーブのスタメンは#10町田、#11篠崎、#25内尾、#52宮澤、#99オコエ。立ち上がりから硬さの取れないレッドウェーブはいきなり3連続失点をしてしまう。#10町田のドライブでようやく初得点をあげるが、その後も得点をあげることができない。ただし失点はするもののディフェンスを高い質で遂行し、またリバウンドも簡単には取られず、ギリギリのところで持ちこたえる。2-15で迎えたラスト15秒、#10町田のパスを受けた#8内野が3ポイントシュートを決めて、5-15で第1Qを終える。
第 2 クォーター
反撃に出るしかないレッドウェーブは#10町田の3ポイントシュートで第2Qをスタートさせる。一度は失点するが、ゴールに走り込んだ#25内尾がパスを受けてレイアップシュートを決めると、#10町田も2本目となる3ポイントシュートで続いて、4点差に詰め寄る。トヨタ自動車のタイムアウト後に3ポイントシュートを決められるが、#11篠崎のフローターシュート、#99オコエのドライブなどで食らいついていく。終盤、ミスから失点し、流れが変わるかと思われたが、#10町田の1対1やバスケットカウント、#52宮澤のジャンプシュートなどで息を吹き返し、最後は残り1秒、#10町田のドライブが決まって、28-30で前半を折り返す。
第 3 クォーター
第3Qはレッドウェーブが大きな波をつかむ。立ち上がりこそ得点が止まってしまうが、その間、ディフェンスの質を落とさず、失点もゼロに抑える。#99オコエのリバウンドシュートで先に得点を動かすと、#11篠崎が1対1で続いて、逆転に成功。トヨタ自動車にタイムアウトを取られるが、#11篠崎がつかんだ波はそれをものともせず、さらに連続で1対1を決める。その波に#99オコエも乗ってドライブを決める。終盤、連続失点をする場面もあったが、#3岡田がスティールから、状況をよく見て速攻を決めると、#8内野のハンドオフを受けた#99オコエもゴールにアタック。42-37で第3Qを終える。
第 4 クォーター
最終Qは失点からのスタートとなるが、#99オコエがミスマッチを突いてすぐに得点を返す。さらに#22中村が3ポイントシュートを決めると、#11篠崎もスティールから速攻を決めて、トヨタ自動車の粘りを上回る粘りでリードを保っていく。中盤には#99オコエがターンシュートを決め、#11篠崎も3ポイントシュートで続く。終盤、3ポイントシュートを2本決められるが、#99オコエから#11篠崎への連係プレーや、#10町田の1対1で反撃のチャンスを与えない。最後までタフなゲームだったが、序盤のビハインドを、質の高いディフェンスと粘り強いオフェンスで逆転したレッドウェーブが62-55で勝利し、皇后杯・セミファイナル進出を決めた。
Comments コメント

BTテーブスヘッドコーチ
BTテーブス
今シーズンは40分間を通して、質の高いディフェンスをやり通すことができていませんでしたが、今日はプランどおりにそれができました。ディフェンスの波がなかったことが勝因でしょう。第1Qに得点をあげられなかったときは少し焦りましたが、落ち着いて、やるべきことをやろうと伝えたところ、少しずつ変化していきました。その間、#10町田が積極的に得点を取りに行ってくれたことはよかったです。第2Q以降は改めてチームディフェンスを意識することで、レッドウェーブらしい、攻守に切り替えの速いバスケットはできたと思います。またリバウンドで負けなかったことも大きいです。#22中村がケガからの復帰明けにもかかわらず、それを感じさせないプレーを見せてくれましたし、#11篠崎も後半、うまく切り替えてくれました。チームの勝利です。明後日のデンソー戦も質の高いディフェンスをチーム全員で遂行したいと思います。
篠崎 澪#11 SG
篠崎 澪
立ち上がりに得点が伸びず、苦しい時間帯もありましたが、ディフェンスで粘って、リバウンドをしっかり取って、我慢して、我慢して自分たちのペースに持っていけたことが勝因だと思います。そこは昨シーズンよりも成長したところです。個人的には前半2得点しかあげられていませんでしたが、ハーフタイムにヘッドコーチから「#10町田のアタックに頼りすぎるのはよくない」と指摘され、後半は私の役割であるアタックをし続けよう、たとえシュートが外れたとしてもアタックし続けようと思っていました。それが得点につながってよかったです。準決勝はデンソーとの対戦になります。相手の戦術に対応することも大切ですが、自分たちの武器であるディフェンスをよりアグレッシブにして、速い展開のバスケットで勝利につなげたいと思います。そしてこのメンバーで皇后杯の優勝に向けて、しっかりと戦い抜きます。