第91回皇后杯 ファイナルラウンド【決勝】

開催日時 2024年12月15日(日曜日) 15:00〜
試合場所 国立代々木競技場第二体育館
ライブ配信 バスケットLIVE
NHK Eテレ
チケット チケット概要
Results 試合結果

富士通 レッドウェーブ
富士通
レッドウェーブ
アイシン ウィングス
アイシン
ウィングス
15Q118
14Q220
14Q39
22Q48
65TOTAL55
Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通 レッドウェーブ
富士通 レッドウェーブ
1514142265
アイシン ウィングス
アイシン ウィングス
18209855
No S 選手名 PTS 3P FG 2P FG FT F REBOUNDS TO AS ST BS MIN
M A M A M A OR DR TOT
2 林 真帆 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
7 林 咲希 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
8 ジョシュア ンフォンノボンテミトペ 13 0 0 4 10 5 8 2 3 5 8 0 1 2 0 29:42
9 赤木 里帆 4 0 2 2 6 0 0 2 0 1 1 0 2 1 0 19:45
10 町田 瑠唯 5 1 2 1 4 0 0 0 2 0 2 3 9 2 0 37:42
12 奥 伊吹 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
13 安江 沙碧梨 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
17 山下 詩織 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
18 藤本 愛妃 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
25 内尾 聡菜 10 2 5 1 3 2 2 1 4 8 12 0 1 1 0 33:45
27 江良 萌香 9 3 8 0 3 0 0 2 1 2 3 0 1 2 0 28:23
45 伊森 可琳 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 DNP
52 宮澤 夕貴 21 3 9 3 9 6 6 0 2 9 11 2 1 2 2 34:14
81 宮下 希保 3 1 4 0 0 0 0 0 2 1 3 0 4 0 0 16:29
HC / TEAM 0 0 0 0 0 0 3 1 4 2
合計 65 10 30 11 35 13 16 7 17 27 44 7 19 10 2 200:00
Report 試合レポート

【第1Q】
8大会ぶりの皇后杯ファイナルはアイシンとの対戦。レッドウェーブのスタメンは#8テミトペ、#9 赤木、#10町田、#25内尾、#52宮澤。立ち上がりに連続失点するが、レッドウェーブも#9赤木のドライブで返す。さらに#25内尾のリバウンドから#52宮澤が3ポイントシュートを決めると、#10町田も3ポイントシュートで続いて同点に追いつく。3ポイントシュートでの失点にも、交代で入った#27江良がいきなり3ポイントシュートを決め返す。失点しながらも、終盤、#52宮澤のリバウンドシュートとフリースローでついていくが、最後は3ポイントシュートを決められて、15-18で第1Qを終える。
【第2Q】
立ち上がりこそ、両チームともに得点をとれずにいたが、レッドウェーブが#8テミトペのシュートで先に得点を動かす。しかし相手の高さのある攻撃を守りきれず、タイムアウトを取る。直後に#25内尾から#52宮澤につながるコンビネーションが決まるが、そこから4連続失点。タイムアウトで修正を図ると、#27江良が3ポイントシュートを決めて、アイシンにタイムアウトを取らせる。さらに#25内尾がドライブで得たフリースローを決めきり、#52宮澤は3ポイントシュートで続く。しかし終盤、連続失点で突き放され、最後は#27江良から#52宮澤につながるプレーで返すが、29-38で前半を折り返す。
【第3Q】
3ポイントシュートで先に得点を動かされるが、#25内尾が3ポイントシュートを決め返し、さらに#8テミトペがフリースローで続く。連続失点で突き放されるが、そこからレッドウェーブが#8テミトペの、フリースローを含む5連続得点と、#52宮澤のフリースローで一気に2点差にまで縮める。その間、ディフェンスも体を張り続け、リバウンドを制して、失点をゼロとする。最後の最後でジャンプシュートを決められるが、43-47で第3Qを終える。
【第4Q】
#81宮下の3ポイントシュートで1点差とすると、そこからは失点しながらも#10町田のドライブや#9赤木のジャンプシュートで粘り強くついていく。中盤、3点ビハインドでタイムアウトを取ると、そこから一気にレッドウェーブが波に乗る。#52宮澤のフリースローから始まり、#27江良の3ポイントシュートで逆転。さらに#52宮澤から#8テミトペにつながる速攻でアイシンにタイムアウトを取らせる。しかし#25内尾が3ポイントシュートで流れを加速させ、さらに#25内尾がオフェンスリバウンドからシュートをねじ込む。最後は#52宮澤が3ポイントシュートを決めて、65-55。17大会ぶりに皇后杯を下賜された。
Comments コメント

BTテーブスヘッドコーチ
BTテーブス
レッドウェーブファンのみなさん、皇后杯優勝、おめでとうございます。今日は前半と後半でまったく異なるチームでした。前半は動きが硬く、ディフェンスの足りないところが多くあり、それがオフェンスに悪い影響を与えてしまいました。しかし後半、オフェンス、ディフェンスともにアジャストをしましたが、何よりも選手たちがよく我慢してくれました。それが最大の勝因です。今シーズンのリーグ戦では4勝している相手ですが、今日のアイシンはこれまでと異なり、#10町田を自由にさせないディフェンスをしてきたし、それ以上に大会のチャレンジャーとして臨んできていました。受けに回ったわけではありませんが、やられたくないところでやられてしまったところはあります。しかし後半はディフェンスからリズムをつかんで、タイムリーな3ポイントシュートで逆転できました。まずは目標の1つを達成しましたが、これで終わりではありません。今日は喜びに浸りながら、また次の目標を達成すべく、チームを導いていきます。
まずは勝つことができてよかったです。今シーズンの目標は2つのタイトルを獲ることでしたので、その1つを獲れたことはよかったです。自分たちがこの勝利のためにやってきたことが結果につながったことは、これまでのプロセスが価値あるものだった証拠ですし、何より、今日のゲームに出ていない選手たちも頑張ってきたことが、皇后杯を制した一番大きな価値だと思います。ただ、決勝戦については反省点が多いです。相手が高さを生かしてくることはわかっていましたが、そこでやられてしまいましたし、そこを守ろうとして3ポイントシュートを楽に打たせてしまいました。守るべきところをしっかり守ることは今後の課題にもなります。ただそこを後半にしっかり修正できたと思います。レッドウェーブのアジャスト能力はチームとしての強みでもありますし、それで勝ちきれたことは今後の自信にもなります。またリーグ戦で課題に挙がっていたターンオーバーを今大会で減らすことができたので、そこは今後も継続していきたいです。
初めての皇后杯優勝は素直にうれしいです。前半こそ、タフショットが多く、ボールが外で回っているだけでした。自分たちのリズムでシュートが打てず、消極的な場面もありましたし、やりたいことをやらせてもらえず、焦りがなかったわけではありあません。それでもレッドウェーブのディフェンスを最後までやりきったことが勝因だと思います。前半はインサイドを守ろうとするあまり、3ポイントシュートを決められていましたが、後半はアウトサイドでのオフボールスクリーンプレーも予測しながら守ろうとしたことで、流れをうまく断ち切れたと思います。個人的には、そうした流れをベンチから見られたことで、自分が入ったときに積極的にシュートを打つことを意識できました。また#7林さんがプレーできないなか、3ポイントシュートを打つことが役割だと思っていたので、そこは迷いなく打てました。この優勝を自信にして、1月から再開するリーグ戦に向かっていきたいです。応援、ありがとうございました。
勝ちきれたことが何よりも大きいです。しかも勝ち方がこれまでのレッドウェーブとは異なります。これまではリードして、迫られて、粘り勝つことが多くありましたが、今日は負けているところからひっくり返しての勝利です。この勝利はチームとしての自信にもなります。正直なことを言えば、前半は心配もしていましたが、けっしてディフェンスも悪くなかったですし、我慢するしかないと思っていました。その我慢が、後半、相手の疲れを誘発したように思います。#27江良や#8テミトペなども頑張ってくれて、チーム力で上回りました。私自身は、ゲームを客観的に見ることで、学べることが多くありました。それ以上に、私の名前入りのタオルを掲げてくれているファンが多くいて、すごくうれしかったです。厳しいリハビリが続きますが、それに負けることなく、みなさんとまた喜びを分かち合えることを思い描きながら、頑張ります。その頑張ろうという気持ちを、チームメイトと、ファンのみなさんからいただきました。本当にありがとうございました。