2020 X1 SUPER JAPAN X BOWL
オービックシーガルズ戦

開催日時 2020年12月15日(火曜日) 19:00〜
試合場所 東京ドーム
天気 晴れ
観客動員数 6,113人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ07007
オービックシーガルズオービックシーガルズ760013
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G / NG
オービックシーガルズ 1 10:39 PASS #29李 1 KICK #12山﨑 G
オービックシーガルズ 2 7:26 PASS #29李 7 KICK #12山﨑 NG
富士通 2 10:56 PASS #3バードソン→#85松井 12 KICK #11西村 G
Report 試合レポート

第 1 クォーター
フロンティアーズのレシーブで試合がはじまると、立ち上がりは互いに様子を見るように、パントを蹴り合う展開。試合が動いたのは、フロンティアーズ2度目のオフェンスだった。QB(クォーターバック)#3バードソンの24yのランや、RB(ランニングバック)#29サマジーへの10yのパスなどで、敵陣22yでファーストダウンを更新。しかし、続くプレーでWR(ワイドレシーバー)#86森田に投じたパスは、わずかにタイミングがズレてキャッチできず。弾いて宙に浮いたボールをシーガルズが取り、インターセプト。敵陣22yで攻守交代となる。ビッグプレーで流れをつかんだシーガルズに、43yのロングパスを通されるなど、このシリーズで先制を許してしまう。続く、フロンティアーズのオフェンスは思うようにランプレーが出ず、パントを蹴ると1Qが終了した。
第 2 クォーター
2Qに入ると両チーム積極的に得点を狙う姿が見られた。2Q最初のシーガルズオフェンスはフロンティアーズ陣内に入ると、一気にタッチダウンを狙ったロングパスを続ける。しかし、2度目のロングパスはDB(ディフェンスバック)#23奥田がインターセプト。自陣31yで攻撃権を得ると、WR#85松井へ連続してロングパスを投じるも失敗に終わり、パントを蹴って攻守交代に。続くディフェンスシリーズでは、際どいプレーが続いた。LB(ラインバッカー)#43井本のファンブルリターンタッチダウンと、LB#35竹内のファンブルフォース。いずれもビデオ判定でフィールド上の判定が覆り、このシリーズでタッチダウンを奪われてしまう。前半残り5分を切ってからのオフェンスシリーズは、フロンティアーズらしさが見られた。RB#29サマジーの連続ランでファーストダウンを更新すると、WR#85松井、#29サマジー、#85松井と連続でパスを成功させ、ゴールまで15yに迫る。最後はエンドゾーンに走り込んだ#85松井へタッチダウンが決まり、フロンティアーズの7−13、ワンポゼッション差で前半を終えた。
第 3 クォーター
フロンティアーズのキックで試合再開。開始早々のシーガルズオフェンスでは、DB#23奥田のロスタックル、自陣に攻め込まれてからはDL#90藤谷、LB#47山岸などのタックルでロングゲインを許さず4thダウンに追い込むと、シーガルズは45yのFGを選択。2QのトライフォーポイントでDL#98南がブロックしていたことが影響したのか、キックは失敗に終わる。自陣28yからオフェンスをスタートさせたフロンティアーズは、WR#22岩松へ5yと7yのパスを連続で決めると、RB#29サマジーも連続して9yをゲイン。しかし、この後のプレーが続かず敵陣38yでパントとなってしまう。続くディフェンスでは、36yのランと23yのパス、2つのロングゲインを許したが、LB#35竹内の3yのロスタックル、OLB#2ニクソンの11yのロスタックルが決まり、3rdダウン残り24yとして3Qを終えた。
第 4 クォーター
3Qから続いたシーガルズの攻撃がパントになると、その後も互いにパントを蹴り合った。残り8分、自陣39yからのオフェンスは、WR#81中村へ16yのパスを通すなどして、ゴール前11yでファーストダウンを更新する。1stダウンはWR#85松井へ2yのパス、2ndダウンはRB#29サマジーのランで2yゲイン。3rdダウンはQB#3バードソンがランで5y奪い、4thダウンはゴール前2y、ファーストダウン更新まで1yとなった。タイムアウトを取って、勝負に出たフロンティアーズは、#3バードソンのランを選択。しかし、0.5yファーストダウンに届かず、攻守交代となってしまう。直後のシーガルズオフェンスに1度はファーストダウンを更新されたものの、1分33秒を残しオフェンスへとつなぐ。RB#29サマジー、WR#81中村へとパスが決まり連続でファーストダウンを更新。その後は3連続でパスに失敗し、4thダウン残り10yとなるが、#3バードソンが14y走りフレッシュ。さらに、WR#9宜本へ14y、WR#85松井へ17yのパスを決め、ゴールまで6yに迫ると残りは2秒。逆転を狙ったラストプレー、エンドゾーン右奥に走り込んだ#9宜本にはわずかに届かず、大熱戦に終止符が打たれた。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
最後の最後まで競ったゲーム。序盤から思うようなオフェンスができず、要所でスコアすることができませんでした。何とかオフェンスのテンポを取り戻そうと、プレーコールを考えましたが、ランもパスもプレーの精度が低く、力を出し切ることができませんでした。シーガルズのプレッシャーが強く、抑えきれない部分がありました。徐々にアジャストできていましたが、QBのランプレーの後が決めきれませんでした。5連覇を目指したシーズンでしたが、このような結果になりとても悔しい気持ちです。いま足りないものは何か、次に向かってしっかりと考えたいと思います。今季もたくさんのご声援をいただきありがとうございました。
5連覇を目指してやってきたので、今日の敗戦はとても悔しいです。2年目の僕にとっては、いい意味で5連覇のプレッシャーがなく、若手らしく思い切ったプレーをしようと試合に挑みました。タッチダウンなど、良いプレーもありましたが、それ以上に負けたプレーがある。勝負どころでほとんど取れず、シーガルズディフェンスのレベルの高さ、また自分の力のなさを痛感しています。接戦になるだろうと、1minutesオフェンスの練習もしてきましたが、想像以上にプレーが通りませんでした。この悔しさ、経験を必ず次につなげたい。いまはさらに上手くなりたい気持ちが強いです。今シーズンもスタンドから熱い応援をいただきありがとうございました。