神戸ボウル2023(関西遠征)
パナソニックインパルス戦

開催日時 2023年06月10日(土曜日) 14:00〜
試合場所 @王子スタジアム
天気 曇り
観客動員数 1494人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
パナソニック インパルスパナソニック インパルス00303
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ00303
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
パナソニック 3Q 6:45 FG #11佐伯栄太 26
富士通 3Q 10:22 FG #5納所幸司 30
Report 試合レポート

【第1クウォーター】
スタンドを埋め尽くした両チームのファンが見守る中、フロンティアーズのレシーブで試合が始まった。キックオフのボールがタッチバックとなったオープニングシリーズ、先発QB(クォーターバック)の#15野沢は、ファーストプレーにランを選択。RB(ランニングバック)#28香川が4ヤードゲインし、セカンドダウンでWR(ワイドレシーバー)#19小梶へのパスに成功。ファーストダウンを更新したが、その後は、立て続けにフォルススタートの反則が出るなどして、攻守交代。そのパントでインパルスに40ヤードのリターンを許し、自陣40ヤードからとなったディフェンスでは、最初のランプレーをDL(ディフェンスライン)#0マシスのタックルで1ヤードのゲインに抑えると、セカンドダウンではDL#90藤谷がQBサックし12ヤード押し戻す。サードダウンのパスも失敗に終わらせ、スリーアンドアウトのパントに。その後は、互いにパントを蹴り合う展開となり、両チーム無得点で1Qを終えた。
【第2クウォーター】
2Qのファーストプレーは、インパルスのパント。そのボールをWR#13高津佐が10ヤードリターン、自陣22ヤードから攻撃を開始したフロンティアーズ。インパルスの反則もあってフィールド中央にボールを進めると、QB#38濱口からWR#19小梶へ13ヤードのパスに成功しファーストダウンを更新する。しかし、直後のプレーでファンブル。フロンティアーズが抑えたもの3ヤードロスし、続くプレーでもパスは成功したものの7ヤードロス、距離が残ったサードダウンはQBサックを受けてしまう。残り6分27秒からのオフェンスでは、QB#38濱口の10ヤードのランが飛び出すが、敵陣に入ると、またもフォルススタートの反則が出てしまう。前半残り3分20秒からのディフェンスでは、DL#99高橋が6ヤードをロスさせるQBサックなどでスリーアンドアウトとし、残り1分34秒で攻撃権を得たが、得点には至らず。両チーム無失点で前半を終えた。
【第3クウォーター】
フロンティアーズのディフェンスで試合再開。直後のディフェンスシリーズでは、DL#0マシスのQBサックがあったものの、自陣で34ヤードのパスを通され、ゴール前5ヤードでファーストダウンを更新されてしまう。続く、ファーストダウンはDL#97水谷のタックルでランを1ヤードで止めると、タッチダウンを狙ったセカンドダウンのパスは失敗。サードダウンではインパルスにディレイオブゲームの反則が出て、5ヤード後退すると、直後のランプレーも止め、タッチダウンは与えず。フォースダウンでFGを決めたインパルスが先制を果たす。直後のオフェンスで、QB#38濱口の23ヤードのラン、WR#11木村への8ヤードのパスに成功するなど、ゴール前に13ヤードでファーストダウンを更新したフロンティアーズ。タッチダウンは奪えなかったものの、K(キッカー)#5納所が30ヤードのFGを決め、3−3の同点に追いついた。
【第4クウォーター】
3Qのラストプレーで、ゴール前21ヤードでファーストダウンを更新したフロンティアーズがチャンスで迎えた最終Q。ファーストダウンは、右サイドのWR#4サマジーを狙ったパスに失敗。セカンドダウンは中央のRB#21三宅へのパスを狙ったが、キャッチすることができず、ボールが浮いたところをインターセプトされてしまう。最終Q、2度目のオフェンスでもインターセプトを許すが、直後はフロンティアーズもDB(ディフェンスバック)#24田中がインターセプト。目まぐるしい展開となる。残り7分を切ってからは、インパルスにロングパスを通されるなど、ゴール前5ヤードでファーストダウンを更新されるが、タッチダウンを防ぎ、FGも失敗に終わる。その後、パントを蹴り合い残り1分2秒で攻撃権を得たフロンティアーズ。WR#4サマジーへ13ヤード、WR#83柴田へ31ヤードのパスを決めるなどして敵陣24ヤードまでボールを進めると、残り時間は7秒。勝利がかかった41ヤードのFGは、わずかに右に外れ、試合終了。3−3の同点で、神戸ボウルは両チーム優勝となった。

なお、この試合のMIPには、FGで得点を挙げ、敵陣深くへと蹴り込むパントも決めたK#5納所が選ばれた。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
春シーズン最後のゲームで勝利できずに、悔しさが残ります。ただ、今日準備ができていた多くの選手がフィールドに立つことができ、現状を把握できたのは収穫です。今の力で自分たちがどれだけできるのか、選手はもちろん、スタッフやコーチも知ることができ、ここからどんなことをしていけばいいのか、明確になったと思います。今日のゲームではフォルススタートの反則が目立ちましたが、原因はコミュケーション不足やライスボウルで優勝を争ったインパルスを前にして平常心ではなかったことなどが上げられます。メンバーが入れ替わり、ポジションによっては世代交代も進んでいます。選手の底上げが欠かせません。秋シーズンの初戦に向けて、いい準備をしていきたいです。
最後の最後で決め切ることができず、悔いが残ります。決めたら勝つ状況でしたが、そういったことはあまり考えず、いつも通りフィールドに立つことができましたが、スナップが少し乱れたことがわかって動揺してしまいました。スナップは乱れたものの、しっかりとボールを置いてくれたので、決めたかったですね。どんな状況になっても、決め切ること、秋シーズンに向けて練習を重ねたいです。今季はパントキックも任されています。まだまだチームが求めるところに正確には蹴れていませんが、徐々に良くなってきています。秋シーズンはFG成功率100%、そしてパントキックもチームから信頼されるようになるのが目標です。今日みたいな状況で決め切れるように、準備していきたいです。
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