2019 X1 SUPER 秋季リーグ戦 JAPAN X BOWL
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開催日時 | 2019年12月16日(月曜日) 19:00〜 |
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試合場所 | 東京ドーム |
天気 | 晴れ |
観客動員数 | 19,984人 |
Results
試合結果
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | TOTAL | |
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富士通フロンティアーズ | 7 | 7 | 7 | 7 | 28 |
パナソニック インパルス | 0 | 10 | 10 | 6 | 26 |
TEAM | Q | TIME | PLAY | PLAYER(S) | YARD | TFP | PLAYER(S) | G / NG |
富士通 | 1 | 11:40 | PASS | #18高木 →#81中村 | 38 | KICK | #11西村 | G |
パナソニック | 2 | 1:29 | PASS | #18ローレンス →#15頓花 | 38 | KICK | #11佐伯 | G |
富士通 | 2 | 2:16 | PASS | #18高木 →#81中村 | 29 | KICK | #11西村 | G |
パナソニック | 2 | 6:01 | FG | #11佐伯 | 33 | |||
パナソニック | 3 | 1:42 | INT | #32小池 | 39 | KICK | #11佐伯 | G |
パナソニック | 3 | 11:46 | FG | #11佐伯 | 29 | |||
富士通 | 3 | 11:57 | RUSH | #29グラント | 75 | KICK | #11西村 | G |
富士通 | 4 | 6:33 | FUM | #22岩松 | KICK | #11西村 | G | |
パナソニック | 4 | 9:20 | RUSH | #5ミッチェル | 3 | PASS | NG |
Report
試合レポート
第 1 クォーター
2019年12月16日(月曜日)、富士通フロンティアーズ(以下、フロンティアーズ)対、パナソニックインパルス(以下、インパルス)のジャパンXボウルが東京ドームで行われた。19,984人の観衆がつめかけ、フロンティアーズのキックで試合が開始された。インパルスのリターンをWR(ワイドレシーバー)#15成田が敵陣16yで抑えて始まったオープニングシリーズ。立て続けにファーストダウンを更新されたが、DB(ディフェンスバック)#21大貫、OLB(アウトサイドラインバッカー)#44趙、LB(ラインバッカー)#35竹内、さらにはインパルスの反則もあり敵陣で攻撃を終わらせた。フロンティアーズのファーストシリーズは自陣11ヤードから。10プレー、41yをゲインするもフィールド中央でパントに。続くインパルスの攻撃を抑えると、WR#13高津佐が18yのパントリターン。敵陣42yで攻撃開始となったが、3つのダウンで4yのゲインに留まり、迎えたフォースダウンは6yが残った。だが、フロンティアーズは選んだのはプレー、タイムアウトを挟み挑んだギャンブルで、エンドゾーン中央に走り込んだWR#81中村へ38yのタッチダウンパスが決まり、鮮やかに先制を果たした。
第 2 クォーター
2Q最初のインパルスの攻撃で、18y、15yのロングゲインを許すと、最後は38yのタッチダウンパスを決められ、同点に追いつかれる。直後のキックオフは、リターナの前でバウンドするスクイブキック。だが、落ち着いて反応したWR#13高津佐が47yのビッグリターン。敵陣35yのフィールドポジションをつかむと、その2プレー目に右サイドを駆け上がったWR#81中村へ、この日2つ目のタッチダウンパスを決め、再びリードを7点とする。続くインパルスの攻撃は、自陣19yまで攻め込まれたものの、インパルスの罰退や、LB#35竹内の連続タックルでFGの3点に抑える。互いにパントを蹴り合い、迎えた残り3分11秒からのフロンティアーズのオフェンスは、55yをドライブしゴール前19yに迫ったが、ファンブルが出て攻守交代。前半はフロンティアーズがタッチダウン2本、インパルスはタッチダウンとFGを1本ずつ、フロンティアーズの14-10で終えた。
第 3 クォーター
フロンティアーズのレシーブで再開した後半は、我慢の時間が続いた。タッチバックとなって自陣25yから開始した攻撃は、ファーストダウンを更新するものの、インターセプトリターンタッチダウンを許し、14-17と逆転を許す。続く、攻撃でも、2度のQBサックを受けて自陣でパントを蹴った。残り7分を切ってからのインパルスの攻撃では、ゴール前3yに迫られながら、QBのスクランブルをLB#35竹内がタックル。サードダウンのスペシャルプレーも失敗に終わらせFGの3点に抑えると、直後にビッグプレーが生まれる。3Q残り14秒、これまで思うようなゲインができてなかったRB(ランニングバック)#29グラントがボールをキャリーすると、オフェンスラインの隙間を抜け出し、左サイドを駆け上がる。ディフェンスを寄せ付けないスピードで75yを独走。圧巻の走りで21-20と再びリードを奪った。
第 4 クォーター
最終Qは、最後まで目が離せない展開だった。開始早々のインパルスに77yをゲインされFGを蹴られるも、そのキックはOLB#5マシスが手に触れて失敗に終わらせる。続くフロンティアーズは77yをドライブしタッチダウン。最後はRB#29グラントがファンブルしたものの、WR#22岩松がエンドゾーン内でリカバーしたプレーだった。点差を8点としたが、続くインパルスもサードダウン7yで42yのパスを通すなど気迫あふれるプレーでタッチダウンを奪い、同点に追いつくために2ポイントコンバージョンへ。しかし、ここはフロンティアーズが守りきり、28-26、2点差で残り2分40秒に。ファーストダウンを更新すると勝利が近づくフロンティアーズの攻撃は、1y足らずにパント。残り1分29秒、自陣41yからのインパルスはFGで逆転のシチュエーションだ。だが、サードダウン2yとなったところで、連続してフォルススタートの反則があり合計10yの罰退。強いプレッシャーをかけ、フォースダウンのパスを失敗に終わらせたフロンティアーズが大熱戦を制した。
文・写真/ NANO association
文・写真/ NANO association
山本 洋
宜本 潤平