2022 X1 SUPER 秋季リーグ戦 第3節
アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ戦

開催日時 2022年10月09日(日曜日) 15:00〜
試合場所 王子スタジアム
天気
観客動員数 476
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
SEKISUIチャレンジャーズSEKISUIチャレンジャーズ07007
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ31614740
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
富士通 1Q 6:57 FieldGoal #5納所幸司 18 Kick #5納所幸司 G
アサヒ飲料 2Q 0:15 RUN #8GarrettSafron 5 Kick #17西岡慎太郎 G
富士通 2Q 1:40 FieldGoal #5納所幸司 16
富士通 2Q 6:43 PASS #18高木翼→#19小梶恭平 5 Kick #5納所幸司 G
富士通 2Q 9:21 PASS #18高木翼→#84神優成 29 PASS #13高津佐隼矢→#9宮川泰介 NG
富士通 3Q 5:00 RUN #2トラショーンニクソン 1 Kick #5納所幸司 G
富士通 3Q 11:05 PASS #18高木翼→#4サマジーグラント 54 Kick #5納所幸司 G
富士通 4Q 9:46 RUN #21三宅昂輝 11 Kick #5納所幸司 G
Report 試合レポート

◆第1クォーター
富士通フロンティアーズの今シーズン初遠征試合となったX1Super第3節。アサヒ飲料クラブチャレンジャーズとの試合は、降りしきる雨の中で行われた。まずはランニングバック(RB)#2ニクソンのランで始まった試合だが、雨の影響からいきなりファンブル。しかし、オフェンスライン(OL)#75勝山のリカバーで事なきを得る。その後パスを続けるも、ファーストダウンは更新できずパントへ。そのチャレンジャーズの攻撃を、ディフェンスライン(DL)#0マシスが素晴らしいコンテインでランストップ。こちらもパントへと追い込む。次のフロンティアーズオフェンスでは、ワイドレシーバー(WR)#4グラントのセカンドエフォートによるファーストダウン更新もあり、敵陣へ侵入。タッチダウンのチャンスもあったが雨の影響は大きく、最後はフィールドゴールで3-0とする。続くチャレンジャーズのオフェンスは、オフサイドを活かしたロングパスの成功などもあり、フロンティアーズゴール前へと進む。そこで第1クォーターは終了した。
◆第2クォーター
攻め込まれたフロンティアーズディフェンスは、アグレッシブさが裏目に出てしまう。第2クォーター最初のプレーで、DL#0マシスがサック寸前のプレッシャーをかけるが、これが反則を取られてしまう。続くプレーで、チャレンジャーズがタッチダウン。これで3-7と逆転されたフロンティアーズは、今シーズン初めてリードを許した。しかし、そこで飛び出したのが、この試合最初のビッグプレーとなるWR#13高津佐のキックオフリターンだった。自陣15ヤード付近でボールをキャッチし、そのまま巧みにブロッカーを利用しながら駆け上がる。最後は敵陣31ヤードで止められたが、このプレーがフロンティアーズ反撃のきっかけに。このシリーズでフィールドゴールを決めて、6-7としたフロンティアーズは、次の攻撃もWR#4グラントのロングパスキャッチなどでゴール前へ迫る。そして、最後はWR#19小梶のスーパーキャッチでタッチダウン。逆転に成功する。こうなると流れはフロンティアーズ。そこからWR#84神のタッチダウンパスキャッチもあり、点差を一気に広げ、前半を19-7で終えた。
◆第3クォーター
反撃したいチャレンジャーズだが、更に激しさを増した雨の影響でパスがほとんど成功しない。逆にショートパスを巧みに使い、WR#4グラントのロングゲインにつなげたフロンティアーズオフェンスは、RB#2ニクソンの宙を舞うダイブでタッチダウン。26-7とリードを広げる。その後もチャレンジャーズオフェンスに対し、フロンティアーズディフェンスが完璧にアジャスト。クォーターバックを交換しながら目先を変えようとする相手のオフェンスを、ラインバッカー(LB)陣の速い出足によって進ませない。フロンティアーズはパントリターナーを務めた、WR#13高津佐の身を挺したパントキャッチも光った。そんなディフェンスやスペシャルチームの頑張りに応えたいフロンティアーズオフェンスは、WR#4グラントが、再びロングゲインからタッチダウン。個人技で3人の選手を交わす、圧巻のプレーで33-7として、第4クォーターへと進む。
◆第4クォーター
残り時間と点差を考えると、パス攻撃を展開していきたいチャレンジャーズ。だが、雨の影響とフロンティアーズディフェンスのプレッシャーのためうまくいかない。結局ラン攻撃を行うが、スリッピーなグランドでRBの踏ん張りがきかずゲインには繋がらない。追い込まれパスを投げざるを得なくなったチャレンジャーズは、クォーターバック(QB)を動かしながらパスを展開。しかし、そのパスはコントロールを失い、フロンティアーズディフェンスバック(DB)#14高口によってインターセプトされる。これで試合の大勢は決まったが、その後RB#21三宅のタッチダウンランなどもあり、フロンティアーズが40-7として試合終了。今シーズン初めてエースQB#18高木を最後までフィールドに残したフロンティアーズは、豪雨という最悪のコンディションの中でも大勝を飾り、自力を見せつけた。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
雨の日に試合を行うことは余りないので、ボールセキュリティなどについて注意していこうと試合前に話しました。試合当初は、それができませんでしたが、後半はその点を強調し、準備してきたことが発揮できたと思います。最後までクォーターバック(QB)#18高木を出場させましたが、点差は関係なく試したいことがあったから。今日のような雨の中での試合は、多くの選手にとっていい経験になったと思っています。次回の試合も関西遠征となりますが、しっかりいつも通り準備をして、良いパフォーマンスが発揮できるように調整していきたいと思います。
試合は大雨でしたがスナッパー#99高橋とホルダー#13高津佐が、しっかりボールを置いてくれたので、蹴ることに集中できました。もちろんフロントがしっかり守ってくれたことも、うまくいった要因です。今日の天気・試合の流れから、キッカーの出番が多くなると意識していたので、それが結果につながりホッとしています。こういう状況でキックを成功させるために、シンプルに考えて蹴ることを普段の練習から指摘されていたので、それを意識して実践できました。次のエレコム戦は昨年の対戦時フィールドゴールをブロックなどで幾つか失敗したので、また勝利に貢献できるようにしっかり蹴っていきたいと思います。
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