2021 X1 SUPER 秋季リーグ戦 第5節
エレコム神戸ファイニーズ戦

開催日時 2021年10月31日(日曜日) 12:00〜
試合場所 ヨドコウ桜スタジアム
天気 曇り
観客動員数 821人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ660719
エレコム神戸ファイニーズエレコム神戸ファイニーズ300811
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G / NG
エレコム神戸 1 4:23 FG #16多田羅 36
富士通 1 9:19 PASS #18高木→#4サマジー 31 KICK #5納所 NG
富士通 2 1:48 RUN #2ニクソン 13 PASS #13高津佐 NG
富士通 4 1:31 RUN #2ニクソン 23 KICK #5納所 G
エレコム神戸 4 11:17 PASS #19コーディー→#21アルファンソ 3 PASS #21アルファンソ→#85近藤 G
Report 試合レポート

第 1 クォーター
フロンティアーズのキックで試合がスタートすると、先にリズムをつかんだのはファイニーズだった。キックオフのボールを自陣44ヤードまでリターンすると、その後もドライブを続けレッドゾーンへ。交代違反、フォルススタートの反則が続くが、フォースダウンでFGを選択し先制を果たす。直後のキックは裏をかくオンサイドキック。一旦はフロンティアーズがボールを確保したかに思われたが、ファイニーズがカバーし、再び攻撃権を得る。一度はファーストダウンを更新されるが、フォースダウンとなってファイニーズは52yのFGを選択。ここはフロンティアーズがブロックし攻守交代となる。ようやく回ってきたフロンティアーズのオフェンスは、RB#2ニクソンのランと、WR#9宜本へのパスでファーストダウンを更新。QBサックを受けたり、ホールディングの反則があったりとリズムに乗り切れない場面も見られたが、最後はQB#18高木からWR#4サマジーへ31yのタッチダウンパスが決まり、逆転に成功する。直後のファイニーズの攻撃を抑え、自陣40yからオフェンスをスタートすると、1Qが終了した。
第 2 クォーター
1Qから続くオフェンスはサードダウンとなるが、WR#81中村へ15yのパスを決めて、ゴールまで18yに迫る。WR#19小梶のランを挟んで、最後はRB#2ニクソンがタッチダウン。2ポイントコンバージョンは失敗に終わり、スコアは12-3となった。続くファイニーズの攻撃をパントとすると、自陣深く12yからオフェンスをスタート。WR#4サマジーへ17yと19y、WR#83柴田へ9y、WR#19小梶へ16yと4連続でパスを成功させ、敵陣27yとしたが、続くプレーでこの日2つ目のホールディングを取られてしまう。この判定に抗議したことにも反則を取られ、25yの罰退。フォースダウンでパントを選択し、攻守交代となる。残り3分を切ってからのオフェンスはRB#2ニクソンのラン、WR#4サマジー、WR#81中村へとパスを投げドライブするも、QBサックを受けるなどしてパントに。前半は12-3、9点リードで折り返した。
第 3 クォーター
3Qは両チームが決定機を逃したような展開だった。フロンティアーズのレシーブで試合が再開すると、自陣15yからオフェンスをスタート。最初のサードダウンはWR#9宜本へパスを通しファーストダウンを更新すると、WR#4サマジーの26yのランで敵陣へ。その後、ゴールまで29yとすると一気にタッチダウンを狙ったパスを投じるもわずかに届かず、フォースダウンで46yのFGにトライ。しかし、キックは左に外れてしまう。続くディフェンスでは、DB#43井本、DL#95宇田のロスタックルが決まり、ファイニーズ陣内でフォースダウンに追い込むと、ファイニーズはギャンブルに。このパスを失敗に終わらせると、敵陣49yで攻撃権を得る。ホールディングで10yの罰退を受けるシーンもあったが、RB#2ニクソンの32yのロングゲインもあり、レッドゾーンへ。しかし、タッチダウンを狙ったパスは失敗に終わり、34yのFGトライもブロックされてしまう。
第 4 クォーター
フロンティアーズの9点リードで迎えた最終Qは、ビッグプレーの応酬だった。3Qから続いたファイニーズオフェンスは、45yのロングゲインを決め、さらに、あわやタッチダウンというロングパスも見せる。フォースダウンでギャンブルを選択した際には、フロンティアーズのLB陣がQB#19コーディにプレッシャーをかけ続け、パスを失敗に。直後のフロンティアーズは自陣48yから、WR#4サマジーへ12y、17yの連続パスを決めると、RB#2ニクソンが23yを走ってタッチダウン。19-3とリードを広げる。続くディフェンスでは、サードダウンでOLB#20池田が13yをロスさせるQBサック。パントをWR#9宜本が21yをリターンするもインターセプトを許すが、直後のシリーズで、ファイニーズが弾いたボールをDB#23奥田がキャッチしインターセプト。しかし、続くフロンティアーズオフェンスでインターセプトされ、3シリーズ連続でインターセプトの目まぐるしい展開。フィールド中央での攻守交代で重い雰囲気になるが、DL#10神山、DL#91宮川の連続QBサックで28ヤード押し返し、無失点に。終了間際に、ファイニーズにタッチダウンを奪われるが、オンサイドキックをWR#22岩松が抑えて、フロンティアーズが勝利を収めた。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
反省点の多いゲームでしたが、どんな形であれ勝利できたのは良かったですね。序盤でのオンサイドキックは、全く意識がなかったわけではありませんが、抑えきれませんでした。またフィールドゴールがことごとく失敗したのは、ラインが割り込まれていることも原因のひとつです。ディフェンスは前半からプレッシャーがかけられていて、後半には徐々に仕留めることができていました。最終Qの苦しい時間に連続QBサックを決められたのも大きかったと思います。今日の勝利でプレーオフ進出が決まりましたが、リーグ戦残り2試合はとても大切になります。しっかりと準備していきたいです。
序盤はなかなかリズムに乗ることができず、スコアできない時間が続きタフなゲームでした。2つのタッチダウンを決めることができましたが、僕が活躍できたのは、しっかりとブロックしてくれたオフェンスラインのおかげです。もっともっとタッチダウンを奪い、試合を優位に進めたかったですね。遠征や天然芝のグラウンドなど、これまでの試合とは違った環境でしたが、特別な意識は持たず、いつもと同じ精神状態で試合に挑み、対応することができました。次戦からは力のあるチームとの対戦が待っています。相手のプレーを確認し準備すること、そして、試合当日は気合を入れて頑張りたいです。