10th year players LB #88 大橋智明
10年目選手の想いを紹介するこの企画
第四弾は、フロンティアーズが誇るNFL級サイズを持つラインバッカーの大橋選手をご紹介します
今回インタビューしたのは、マネージャー2年目の久保田??です
実はオフェンスもディフェンスもこなせるマルチプレイヤー大橋選手の熱い想いをたくさんお聞きしましたので、是非ご覧ください
——10年間で一番印象に残っている思い出は??
入部当初に「ONE FAMILY NOTE」という交換日記をしていた頃の思い出です。このノートには、チームに対する想いなどを選手だけでなく、スタッフも自由に書いていました。あまり関りのない選手やスタッフの想いを知ることができたので、とても印象に残っています。2013年頃にこの交換日記制度はなくなってしまったのですが、家にまだノートを残しています。
試合で1番印象に残っていることは、やはり2014年の初優勝?したときです。それまでは、決勝で負けることが続いていたので、とても嬉しかったです。
——10年間でチームの変わった所は?
対戦相手ごとに立てられた戦略を遂行するために、個人の今できることに最大限フォーカスすることを重要視するようになったのは大きな変化だと思います。以前は自分で変えられない相手のコンディションなどを過剰に意識して、結果として個人の力を発揮できないことが多くありました。
——10年間でチームの変わらない所は?
良い意味で上下関係がないところです。先輩後輩関係なく、なんでも言い合える雰囲気は変わっていません。社会人になると高校や大学の時とは違い、チーム内に一回り歳が離れた選手もいるので、入部当初は、その雰囲気に少し戸惑いはありました。
——10年間で自身が変わった所は?
ポジションが変わったことです。
入部してから5年間TE(タイトエンド)をやっていました。
怪我をしてから出番が少なく、悩んでいた時に、現ヘッドコーチの山本コーチが親身になって相談に乗ってくれて、最終的にはポジション変更を勧めて下さり、LB(ラインバッカー)にコンバートしました。高校、大学では、キッカー、パンター等、様々なポジションを経験していたので、ポジション変更には不安や戸惑いはありませんでした。
私生活では結婚し、子どもができたことが大きな変化です。練習の無い日は、子どもを送り迎えして、ご飯食べさせて、寝かしつけて等、子ども中心の生活に変わりました。
——10年間で自身の変わらない所は?
環境に合わせて自分を変えられることです。自分の身体やチームの方針は年々変わっていくものです。そのため、トレーニング方法やポジション変更など、環境の変化に柔軟に対応していくようにしています。
——過去の自分にアドバイスするとしたら?
「膝に気をつけて、内側広筋を鍛えとけ!前十字靭帯切れるぞ!」ですね(笑)。
一度、前十字靭帯を断裂して、試合に出られなかった時期がありました。その大きな怪我がなかったら、また違ったアメフト人生があったのかなと思います。
——同期WR#81クラーク選手からの質問
「10年間アメフトを続けてこられたモチベーションは何ですか?」
最初は優勝したいという気持ちがモチベーションでした。なので、優勝した後は、辞めようと思った時期も正直ありました。しかし、アメフト?の無い生活を考えた時に、アメフトの代わりになるものが見つからなかったということが大きいです。今のモチベーションは、「自分はまだ上へ行ける?」と信じる気持ちです。自分に伸びしろがあると思えている間は、まだまだ頑張れます。
——ここだけの話
入部当初は私が38番で、今身に付けている88番をクラーク選手が付けていました!
本当は、大学時代も88番だったので、88番を付けたかったのですが、当時は、80番代が88番しか空いていなかったので、クラーク選手に譲りました(笑)。
——最後に一言
今年は例年と異なり、試合数が少なく残念な思いはありますが、一試合を大切に、万全の準備をして挑んでいきます。応援よろしくお願いします?♂️。
いかがでしたか
ここには書ききれないくらいの同期との思い出や、アメフトへの思いを語ってくれた大橋選手!今シーズンもさらなる活躍が期待できる大橋選手に是非ご注目下さい