10th year players OL #72 小林祐太郎

入部10年目を迎える選手の「想い」を特集するこの企画
2人目は、オールXに2019年シーズンまで7年連続8回選出されている日本が誇る不動のレフトタックル(LT)、OL小林祐太郎です

今回は、2年目マネージャーの宮川?‍?が、10年間Xリーグで活躍し続ける小林選手の想いをインタビューしてきましたので、最後まで是非ご覧ください

——10年間で一番印象に残っている思い出は??
入部4年目の2014年に初めて優勝した時です。
優勝するまでは会社の同僚や先輩に決勝戦の応援に来てもらっても、「俺が応援に行くと負けるから」など敗戦することをジンクスのように言われてとても悔しかった思い出があります。そのため初優勝?した時は、嬉しかったのはもちろんのこと、「やっと会社でお世話になっている方々に良い思いをしていただくことができた」と思い、ホッとしました。

——10年間でチームの変わった所は?

1つ目は、外国人選手の加入によりチームのレベルやスタンダードが上がったところです。練習の質や個々のプレーの質が上がり、自分自身は、気持ちを切り替える際のスイッチの入れ方など多くのことを外国人選手から学びました。
2つ目は、2019年4月に新しいグラウンドとクラブハウスができ、以前よりもっとアメフトに集中できる環境が整ったことです。勝つことで周りからの見られ方も変わり、会社の方々からよりサポートをして貰えるようになりました。勝つことが全てではないですが、勝つことでより実績を残すことがいかに大切かを実感しました。
そして3つ目は、SNSなどのプロモーション活動に力を入れているところです。たくさんのファンの方々に観客席で応援いただく事は私のモチベーションになっています。いつも応援ありがとうございます!

——10年間でチームの変わらない所は?

OBやOGが心からフロンティアーズが好きでいてくれるところです。フロンティアーズには「One Family」という言葉がDNAとして継承されていて、チームを離れてからもその繋がりが強く残っていることが強みだと思います。

——10年間で自身が変わった所は?

昔はフィジカルで相手を押さえつけるようなプレースタイルでしたが、考えながらプレーをするようになった所です。外国人選手など力が強い選手が多いため、今までの経験を生かして相手のセットの位置等でどう動いてくるのかを常に予測をして考えながらプレーをしています。

——10年間で自身が変わらない所は?

一対一にこだわってプレーするところです。ファンダメンタルを忘れずに、プレーの引き出しを増やしながら一対一に必ず勝ち切ることが大切だと思っています。

——過去の自分にアドバイスするとしたら?

「身体のケアをちゃんとしろよ!」と伝えたいです?…。

ストレッチやマッサージをすることで、ケガの予防や疲労回復を促すだけでなくパフォーマンスも向上につながると思います。そのため、しっかりケアは行なってください!!

——同期LB#35竹内選手からの質問
「子どもが生まれてから、プレーヤーとしての心境はどう変わりましたか?」

今までは、自分がいかに良いプレーをするかを考えていましたが、子どもが生まれてからは良いプレーをすることはもちろん、どうしたらかっこいい姿を見せられるかを考えるようになりました。

やはり子どもの前ではかっこいいところを見せたいですし、「パパはアメフト?選手だ!」と覚えてもらうために子どもに試合を見せることが今の楽しみの一つです。

——ここだけの話

今でもたまに思いますが、OL以外のポジションをやってみたかったです!一番やってみたかったポジションは、DLかWRです。DLではQBサックをしてみたかったですし、WRではタッチダウンを取ってみたかったです!

——最後に一言

今年はこのような不安定な状況で、様々な制限もあり例年通りにはいかないことも多いですが、ファンの皆様にはいつもと変わらないご声援をいただけると嬉しいです。今年は一試合一試合がより緊張感のあるシーズンになると思います。個人的には、一対一の勝負にこだわりを持っているので、皆様に注目してお楽しみいただければと思います!

いかがでしたでしょうか?
これまでの10年間の想いを「ここまであっという間だった」と振り返る小林選手。
10年間続けて来られたのも自分を必要としてくれている仲間がいたから。と話してくれました。今シーズン、副将としてもチームを引っ張る小林選手の活躍を、ぜひお楽しみに