東日本 X1 SUPER パールボウルトーナメント 準決勝のみどころ

  • 試合概要 
  • 日程: 2025525日(日) 13:00 KickOff 
  • 場所: 富士通スタジアム川崎 
  • 対戦: ノジマ相模原ライズ 

 

2025シーズンの初戦を59-7で快勝したフロンティアーズ。 

幸先の良いスタートを切ったかのように見えるが、試合開始早々、相手に奇襲のオンサイドキックを決められた上、わずか4プレーで先制を許すなど、後味の悪い試合となった。 

『どうなりたいのか?』『どこに向かいたいのか?』『このままでは昨シーズンと同じ結果になる。』など、練習では選手幹部やコーチ陣から毎日のように檄が飛び交うなか、第二戦となる準決勝を迎える。 

ノジマ相模原ライズ(以下、ライズ)との直近の試合は、昨秋シーズン第3節。前半を3点ビハインドで折り返し、後半で逆転して勝利したゲームが記憶に新しい。共に一回戦を勝ち上がり、この試合に勝った者が決勝に進出する。前節の反省を糧にし、フロンティアーズはこの試合でどんな進化を見せてくれるだろうか。非常に楽しみである。

  • フロンティアーズ 

前節の前に、OL#64大久保主将と副将3名(WR#83柴田、DB#32近田、DL#9宮川)の就任、今シーズンのスローガン『NoExcuses』を発表した。 

言い訳をせずに目標達成のためにやりきる。先陣を切ってその言葉に込められた想いを体現する4名のリーダーが今季チームを引っ張って行く。 

前節はフロンティアーズオフェンスが爆発し10回のドライブの内パントを蹴ったのは実に一回で全て得点につなげるという結果を出した。スキルポジションもさることながら、それを支えるOL陣が圧巻。昨年出場機会の少なかった#75福田や#73葉山に加え、#78森本#79木坂の新人2名もローテーションで出場させるなどユニットとしての層の厚さを見せつけてくれた。ライズ戦もOLユニットの活躍に大いに期待したい。 

一方のディフェンス陣、前節最初のシリーズであっという間にタッチダウンを許してしまったものの、それ以降しっかりと抑え、アジャスト力を見せてくれた。しかしながら、対するライズオフェンスはエースQB#6パランディックを中心に、ホットラインとなるWR#19カニンガムや#9宜本へのパス、RB陣も非凡な選手が揃っており、苦戦を強いられることが予想される。こちらもまずは#90藤谷や#91池田らのDL陣がライン戦で勝利し、LB、DB陣を自由に動かせ、しっかりと守っていきたい。 

前節は、新人DB#23丹羽をはじめとする若手も要所で活躍を見せてくれたが、2戦目となり更に新旧融合が図られているフロンティアーズディフェンスがハイレベルなライズオフェンスをどのように止めるのか見物である。 

  • ライズ 

前節で、近年着実に力をつけてきている富士フィルムに対し48-0と完勝したライズ。今年も実力は健在である。 

前述した通り、何と言ってもQB#6パランディックがキーとなる選手である。投げて良し走って良しのQBで一瞬も油断できない。 

ディフェンス陣も相手の戦術をしっかり分析し、守るポイントを絞ることに代々長けているチームであり、フロンティアーズオフェンスのキープレーもしっかり対策してくるものと想定される。 

過去、ライズは何度も春のパーㇽボウルトーナメントでフロンティアーズを苦しめてきた相手でもある。特に春のフロンティアーズに対しては得意意識を持っている可能性も否めない。フロンティアーズとしては相手に流れを渡さぬよう、オフェンス、ディフェンス、キッキング常に集中力を切らしてはならない相手である。 

 

 

 Next Game   決勝(準決勝の勝利が前提) 

  • 日時: 2025614日(土)14:00 KickOff 
  • 場所: 富士通スタジアム川崎 
  • 対戦: オービックシーガルズ or 東京ガスクリエイターズ (勝者と対戦)