【センサリールームの取組みが2つの賞を受賞!】

富士通は、これまで富士通フロンティアーズをはじめとするFujitsu Sportsのチームと連携して『発達障がい児童のためのセンサリールームスポーツ観戦』を企画し実現してきました。この取り組みが評価され、キッズデザイン協議会主催の『KIDS DESIGN AWARDS 2023』と、国際ユニヴァーサルデザイン協議会主催の『IAUD国際デザイン賞2023金賞』の2つの賞を受賞しました。

この取り組みは2019年から始まり6年目を迎えます。

大歓声やまぶしい光に配慮したセンサリールーム

 

センサリールームとは発達障がいや感覚過敏の特性により、大観衆の人混みや大歓声、大きな音、眩しい光への対応に悩みを抱える子どもたちでも安心してスポーツ観戦できるように、遮⾳等の⼯夫やストレスを減らし落ち着いてリラックスするための場所(カームダウンスペース)が施された特別室です。

『KIDS DESIGN AWARDS 2023』では審査委員から、「発達障がいの子どもの中には、特定の音や光などに過敏なケースもあり、それがスポーツ参加や観戦を阻む要因となっている。家族とともにスポーツ観戦を楽しめる、新規性と提案性に優れた取組である。エビデンスに基づく空間や機能のアプローチが充実している」といったコメントをいただきました。
また、『IAUD国際デザイン賞2023金賞』では「音や光に過敏に反応する発達障害のある子どもたちが、家族と一緒にゲームを楽しめるようにすることで、あまり注目されず、解決策もほとんど存在しない真のニーズに応える、興味深く称賛に値する取り組みです。この取り組みは、発達障害に対する包摂性と認識を促進し、インクルーシヴ・スポーツ施設のモデルとなり得ます」といったコメントをいただいています。

センサリールームでの試合観戦の様子

 

これまでにセンサリールームでフロンティアーズの試合を観戦した方々からは、以下のようなコメントを頂いております。                                                      子どもからは「アメフトを初めて見たがすごかった」
保護者からは「親子で楽しめる貴重な機会でした。今後もぜひ続けてほしいです」
「自分の子は大きな音が苦手なのですが、この部屋は安心。親子で楽しめました」

フロンティアーズはこれからもこのプロジェクトを通じて、発達障がいのある子どもたちが安心してスポーツ観戦を楽しめる環境を提供し続けます。そして、より多くの人々がスポーツを楽しめる社会を目指して、活動を続けてまいります。

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国内アメフト界初! センサリールーム導入

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