【第77回RICE BOWLのみどころ】

  • 試合概要
  • 日程: 2024年1月3日(水) 15:00 Kick-Off
  • 場所: 東京ドーム
  • 対戦: パナソニック インパルス

2023X1 Super ライスボウルトーナメント セミファイナルでは、オービックシーガルズに勝利し、11年連続 社会人決勝戦「RICE BOWL」に出場することとなった富士通フロンティアーズ(以下、フロンティアーズ)。このRICE BOWLは、3年連続、同一カードとなるパナソニックインパルス(以下、インパルス)との対戦である。

前回のRICE BOWLでは、フロンティアーズはインパルスに試合開始早々、連続タッチダウンを奪われ、0-14の劣勢な状況から、3Qに逆転して日本一連覇を達成した。今回も厳しい戦いで接戦になることと予想されるが、必ず3連覇を達成しFRONTIERS Familyの皆さんと喜びを分かち合いましょう! Go!FRONTIERS!

●フロンティアーズ
フロンティアーズは、これまでと同様にベーシックなランプレーを軸としたオフェンスを展開することが予想される。そのランプレーのキープレーヤーとなるのがタイトエンド(TE)のブロックであり、ベテランTE#82藏野に注目したい。TE#82藏野はオフェンスラインを長く経験しており、オープンブロックやキックアウトブロックに長けており、ランニングバックの走路をこじ開けてくれる。そしてRB#2ニクソン、RB#28香川、RB#21三宅らのロングゲインに繋げている。インパルスディフェンスとしては、TE#82藏野に自由にブロックさせない対策をして、まずはランプレーを止めにくるだろう。

セミファイナルのQB#18高木のパスは、WR#4サマジー、WR#11木村、WR#85松井らに投げ分け、23回のパスアタックで18回を成功させ成功率78%と驚異的な数字を記録している。QB#18高木の精度の高いロングパス、さらにWR#4サマジーへのショートパスをキャッチした後の変幻自在のランは見ものである。

●インパルス 
インパルスは、昨シーズンまでは外国人QBを中心にオフェンスを展開していましたが、2023シーズンより日本人QBを中心としたオフェンスにリニューアルし上手く機能させ、ライスボウルまで順調に勝ち上がってきた。インパルスのオフェンスで、フロンティアーズが最も警戒しなければならない一人は、新加入のTE#80レイモンド選手であろう。196cmの長身を活かした空中戦(高い位置でのパスキャッチ)を仕掛けてくるに違いない。対するフロンティアーズのディフェンスバックは、188cmで身体能力が高いDB#7ブロンソンとの高身長の戦いは見ものである。

前回のRICE BOWLでは、RB#5ビクタージャモー選手に独走タッチダウンを奪われた。さらに好調を維持しているRB#42立川選手も警戒しなければならない。この2枚看板のランプレーに対して、フロンティアーズの人材豊富なラインバッカー陣の活躍に期待したい。運動量豊富なLB#44趙、スピード派のLB#6徳茂、ベテランだがまだまだ進化しているLB#35竹内らの鋭い動きでゲインを許さないであろう。