【ライスボウルプレスカンファレンス 】
ライスボウルプレスカンファレンス
「最高に面白いゲームにしたい」
両チームのHC、監督、主将が意気込みを語る
Xリーグは、前日にライスボウル進出を決めた2チームの、ライスボウルに向けたプレスカンファレンスを実施。フロンティアーズからは山本洋ヘッドコーチ、趙翔来主将が登壇、3連覇に向けて意気込みを語った。
大舞台でもやることは変わらない!
ライスボウルがXリーグの優勝決定戦となった2021シーズンから、フロンティアーズ対インパルスの3年連続同一カードとなる2024年の第77回ライスボウル。2022年は24−18、2023年は29−21といずれもフロンティアーズが接戦を制している。3連覇への意気込みを聞かれた山本HCは、「昨日のタフな試合を何とか勝ち上がることができ、こうしてまたライスボウルの舞台に立てることを心から嬉しく思っています。昨年に引き続きインパルスとの対戦。インパルスは穴のないチーム。少ないチャンスをいかにものにできるか、そこがポイントになると思います。しっかりと準備したいです」と話す。
2024のライスボウルは、1Qが15分で行われる。1Qが12分だったリーグ戦と比べると、まるまる1Q分時間が増えることになる。「15分となったセミファイナルでは、いかにボールをコントロールしてリードをキープするか、気を使いました。時間の使い方は、もっと考えなくてはならないと思っています。ライスボウルは、本当に勝つのが難しいタフなゲームになると思いますが、いつも言っているように、やることは変わりません。しんどい時、劣勢に立たされた時に頼れるのは自分です。これまで大切にしてきたファンダメンタル、チームのスタンダートをしっかりと体現してほしいと思っています」。
対するインパルスの荒木延祥監督は、「今年こそ」と三度目の正直を狙う。「この10年間は富士通の時代。山本さんが HCになって一段と隙のないチームになっています。ただ、ずっとその時代が続いても盛り上がらない、日本のフットボールは進化しない、何とか乗り越えたい」と、真っ直ぐ前を見る。
山本HC、荒木監督ともに、試合はタッチダウン2、3本プラスアルファの展開になると予想。互いに譲らず接戦になっても「そういうゲームで勝ちきる準備をしたい」と山本HC。2024年のライスボウルも、最後まで目の離せない展開となりそうだ。
最高に面白いゲームを
会見には両チームの主将も出席。意気込みを聞かれた#44趙翔来主将が、「3年連続で同じカード。前回大会はファンの方から『面白い試合だった』と言ってもらえて嬉しかった。今回もアメフトの素晴らしさを届けたい。最高に面白い試合をしたいです」と言えば、インパルスの青根奨太主将も、「過去2年は悔しい思いをしてきました。私もメンバーも『今年こそ』と意気込んでいます。胸を借りつもりで、チャレンジャーとして挑みたい、感動を与える試合がしたい」と力強く語った。
2人の主将には、「要注意の選手は誰か」という質問が投げかけられた。ともにポジションはディフェンスであることから、オフェンス選手の名前が飛び出した。趙は「サイズやプレーぶりが国内にはいない、警戒しないといけない」とダックス・レイモンド選手を挙げ、青根主将は、「ライン陣にコントロールされないようにしたい」と、フロンティアーズのオフェンスラインを挙げた。さらに「RB#2ニクソン選手、WR#4サマジー選手、QB#18高木選手はXリーグを代表する選手で警戒しなければならない」と語った。
選手、監督、ヘッドコーチが「タフな試合になる」と口を揃える3年連続の対戦。アメフトの面白さが味わえること間違いなしの第77回ライスボウルは、2024年1月3日(水)15時キックオフ。皆さん、熱い応援をよろしくお願いします。