【みどころ】
2019 X1 SUPER 秋季リーグ戦 第7節
オービックシーガルズ戦

2019秋季シーズン、第6節を東京ガスクリエイターズと戦い65-0で勝利し、戦績を6戦全勝としたフロンティアーズ、第7節(最終節)は好敵手オービックシーガルズ(以下、シーガルズ)と対戦する。

東京ガスクリエイターズ振り返り
本ゲームではベテラン勢の活躍が目立った。オフェンスではこの日先発で起用されたRB#30金が11回のランで117yd2TD、WR#1強が5回のキャッチで112yd1TDを獲得し、ディフェンスではLB#54高崎がチームトップの4.5タックルを記録した。ベテラン勢がチームを引っ張り、大量得点差となったが全員が最後まで集中力を切らさず試合を進め、次戦のシーガルズ戦につながる良い雰囲気を作ることができた。

オービックシーガルズ
シーガルズはX1Superに属しているチームの中で創部以来、通算15勝19敗と唯一負け越しているチームだ。秋季シーズンに限っても10勝11敗であり、次戦に勝利しまずはタイに持ち込みたいところだ(リクルートシーガルズ時代も含む)。秋季シーズンは2014年以降8連勝中だが、今年の春季パールボウル準決勝で対戦し、24-35で敗戦しており、厳しい試合になることは間違いない。また、これまで6戦全勝同士の対決であり、勝った方がレギュラーシーズンを首位で通過できることから、お互いのプライドをかけた戦いとなる。シーガルズオフェンスの戦力で注意すべきはRB陣だ。RB#29李とRB#30地村の2名はローテーションで出場することで常にフレッシュな状態でプレーしている。結果、リーグのラッシングランキングで2位、3位の記録を残している。さらに、パワー派のRB#43望月がおり、ショートヤードを確実にゲインする力もある。ディフェンスでは、ビーティー兄弟に注意が必要だ。兄のDL#23バイロンは相手チームにマークされながらも、これまで2サックを記録しており、弟のDB#21ブロンソンは34.5タックルとリーグで10タックル以上の差をつけてタックルリーダーとなっている。

FRONTIERSのやるべきこと
前述の選手以外にも良い選手は多くおり、実力が拮抗している相手であるからこそ、基本に戻るべきだろう。目の前の相手によって、プレースタイルを変えることなく自らが培った基礎を大切にし、目の前の1プレーに集中する「フロンティアーズらしさ」が求められる。さらに、仲間を信じ、自分の役割に徹してプレーすることが重要だ。それらを多く積み重ねることができた時に勝利しているに違いない。本ゲームに勝利し、レギュラーシーズンを首位で通過することで、セミファイナルを富士通スタジアム川崎で戦いたいところだ。