【みどころ】
2019 X1 SUPER 秋季リーグ戦 第3節
ノジマ相模原ライズ戦
2019秋季シーズン、第2節をパナソニックインパルス(以下、インパルス)と戦い45-27で快勝したフロンティアーズ、第3節はノジマ相模原ライズ(以下、ライズ)と対戦する。
vs パナソニックインパルス戦の振り返り
ファーストシリーズで先制され追いかける展開となった。その後ディフェンスは持ち直し、序盤は膠着状態であったが、P#39吉田のビックパントで相手のミスを誘い、流れを掴むとオフェンスも噛み合いだした。前半で3TDをあげ、21-7で折り返すと、後半早々にも2TDを獲得し、35-7と4TD差をつけてリードした。しかしインパルスは簡単に勝たせてはくれず、そこから2TDを連続してとられ追い上げられる。流れが悪くなったと思われたが、オフェンスがTDを取り返し、モメンタムを渡さない。その後もFGの成功により、試合終了間際に1TDを返されたが、45-27で勝利した。この試合では、攻守蹴が上手く噛み合い、試合を優位に進めることができたが、試合序盤の膠着時に相手にモメンタムを握られていたら、このような結果にはならなかっただろう。2戦連続で先制点をとられているだけに、次戦では先制して優位に試合を進めたい。
ノジマ相模原ライズ
ライズは今シーズン2連敗と結果は出ていないが、第1節のインパルス戦は遠征であったうえに、情報が少ない中での対戦であったため、難しい状況であったことが予想される。続く第2節のIBMビックブルー戦は終盤までシーソーゲームを繰り広げ、どちらが勝ってもおかしくない状況であったことから、力があることは間違いない。その中でもQB#11ロックレイはXリーグ屈指のパス能力の持ち主だ。更に、ヒューストン大学出身で198cm143kgのOL#51パリスがQBを守るべく新加入しており、QB#11ロックレイに余裕をもってパスを投げられると脅威となる。また、新加入のDB#30ジョーンズがWRに入ることもあり、スピードを活かしたロングパスに注意が必要だ。ディフェンスは前述のDB#30ジョーンズとDB#7ハイタワーの2人を中心にパスディフェンスに優れている。
FRONTIERSのやるべきこと
ライズ戦もオフェンス・ディフェンス・キッキングの全てが噛み合うことが求められる。ディフェンスはライズOLをフロンティアーズDL陣が圧倒し、QB#11ロックレイを自由にプレーさせないことが重要だろう。オフェンスでは前述の2人の外国人を中心としたライズDB陣をWR#81中村を中心としたフロンティアーズWR陣が抜き去ることできるかが鍵となる。キッキングにおいては、インパルス戦の様にパントで良いボールポジションを獲得することができれば、オフェンス・ディフェンス共に優位に試合を進めることができるだろう。いずれにしても、簡単に勝たせてくれる相手ではなく、総合力が求められる。