【みどころ】
2019 X1 SUPER 秋季リーグ戦 第2節
パナソニックインパルス戦

2019秋季シーズン、第1節をIBMビックブルーと戦い55-13で勝利し、幸先の良いスタートを切ったフロンティアーズ、第2節はパナソニックインパルス(以下、インパルス)と対戦する。

vs IBMビックブルー振り返り
IBMビックブルー戦はファーストシリーズで3点を先制され、追いかける展開となったが、ディフェンスが5インターセプトし流れを掌握、パスとランの両エースであるWR#81中村と新RB#29グラントが2TDずつ獲得するなど、攻守が上手く噛み合ったことで勝利をもぎとった。一方、キッキングでは、ゲーム開始後のフロンティアーズのキックオフでハーフウェイライン近くまでリターンされ、パントもチップされるなど、課題が残った。

パナソニックインパルス
インパルスは初戦、Xリーグ屈指のQB#11ロックレイ擁する相模原ライズを24-0の完封で勝利しており、ディフェンスの強さが際立った。中でもDLはリーグのレギュレーションでは日本人枠としてカウントされる日本の大学卒業者を含むアメリカ人選手が4名おり、本場のスピードとパワーを武器にラン、パス共激しいプレッシャーが売りである。それにより初戦はQBサック5回という破格の数字を残している。また、オフェンスではサンディエゴ大学出身のQB#18ローレンスとコロラド州立大学プエルボ校出身のWR#12ダニエルが新たに加入しており、パスオフェンスを牽引している。初戦はコンビネーションに課題が見られたが、2週間で精度が向上し、脅威となることが予想される。

FRONTIERSが勝つためにやるべきこと
オフェンスはOL陣がインパルスDLをどれだけ止められるかが鍵となる。中心となるセンターのOL#60山下が4年目となり、実力に自信が加わることで日々成長しており、パスプレーではQBを守り、ランプレーではRBの走路を開くことを期待したい。 ディフェンスは新外国人コンビ(前述のQBとWR)のホットラインにどれだけ仕事をさせないかがポイントだ。フロンティアーズディフェンスにとって初めての対戦であるため、相手プレーのリズムやタイミングを少しでも早く感じ取り、対応していくことが求められる。 キッキングでは、キックオフで大きくリターンされると、自陣深い位置でのプレーが多くなりオフェンス、ディフェンス共に不利な状況が生まれるため、IBM戦で課題となったキックオフカバーの改善が急務だ。 オフェンス、ディフェンス、キッキングの全てが噛み合わなければ勝つことのできない相手であることは間違いないが、今年は近年になかった富士通スタジアム川崎での試合であり、ホームの熱い声援を得られることは非常に大きなアドバンテージとなる。 4連覇を達成する上で最も重要な試合の一つであり、チーム、スタンドが一体となりONE FAMILYで是が非でも勝利したい。