FRONTIERS 上司(OB)& 部下(現役選手)対談 第三弾

現役引退後、富士通グループで活躍するFRONTIERS OB(上司)&現役選手(部下)にスポットをあてたシリーズ企画第3弾はNTTデータ事業部第三ビジネス部の植田将生部長と石井悠貴です。
今回は、植田部長の15年間上司だったフロンティアーズの井村昇平ゼネラルマネージャーにも同席してもらいました。

上司紹介
部長 植田 将生
関西学院大学卒 2000年入社
背番号 79
ポジション OL(オフェンスライン)
フロンティアーズ在籍期間6年間(2000年~2005年)

部下紹介
石井 悠貴
立命館大学卒 2014年入社
背番号 28
ポジション DB(ディフェンスバック)

職種
ビジネスプロデューサー

?お二人は関西学生リーグのアメフトライバル校 関西学院大学(植田)、立命館大学(石井)出身です!!お互い最初の印象を教えて下さい。

植田:FRONTIERS現役選手としては初めての部下です。ライバルの立命館大学卒で、大阪出身のなじみやすいキャラの青年がきた!と思いました。

石井:最初は関西学院大学卒のスラッとあっさりした人をイメージしていたので、大きくてコッテリしたタイプの方で驚きました。
実際は、とても責任感強い方で、体育会ならではの部下想いの上司です。困ったときに助けてくれるヒーローのような存在で、私のような一人の部下に対しても、お互いの悩みや、やりたいことを共有して、同じ立場になって話を聞いてくれます。

?~現在、仕事においてのどのような関係ですか?

植田:一言でいうと、戦友です。二人でお客様のところへ行くこともよくあり、厳しいコスト、厳しい納期、シビアな状況の中、商談を進める、共に戦う戦友だと思っています。

石井:3rd down 1をラン攻撃で突っ込む玉砕系ですよね(笑)、玉砕しても戦い続ける戦士です。

植田:コロナ前は、仕事のあと、よく餃子の○将に行きました、OLとDBはアメフトの上では接点がすくないですが、縁の下の目立たないポジションな感じがよく似ていて気が合います。アメフトの話、仕事の話、半々で盛り上がります。餃子7人前くらい行きますね(笑)

石井:6.5人前は部長が食べます。

植田:うちの部は、お客様に対して、決してあきらめず皆でとことん対峙しつづけます。このチームワークで商談を獲得しているという自負があります、まさに体育系ですね。
その中でも石井がすごいところは、トラブルでお客さんが激しく怒っているときでも、物おじすることなく“お客さんと仲良くなるチャンス!!自分が謝りに行きます”といって一人で謝りにいきます。普通は絶対一人では行けないですね・・。そういう石井をお客さんも信頼してくれていて、今の若い社員に、すごくいい影響を与えてくれています。

?~お二人に質問です。仕事とアメフトの両立で苦労したこと、心がけていることを教えてください。

植田:入社した時、上司に井村さん(現フロンティアーズGM)がいらして、フォローもしてくださったので入社当時から、応援してくれるムードで職場の皆さんはアメフトとの両立に非常に理解がありました。

井村:当時から仕事とアメフトに全力投球する、まじめな努力家でした。
彼とは行動する時間が多かったのですが、オフェンスラインというポジション柄どうしても体重維持には気を配ります。食事もとれない様な忙しい時期は、仕事中においても、移動のたびにおにぎりやサンドイッチをカバンから出しては捕食し、痩せない努力していたことを覚えています。

石井:入社当初は、IT知識はともかく、言葉遣いや仕事の進め方が分からず、何度も上司に怒られてきました。それでも仕事に対するやる気はあることを示して何とか職場の方と打ち解けることができました。
部署のほとんどの方がJAPAN X BOWLに観戦しに来てくれた時は本当に感動しました。
毎週水曜日不在分の業務をどう埋めるか毎週考えていますが、木曜日に早く出社し、遅れを取り戻すことを心がけています。

?~フロンティアーズでの思い出を教えてください

植田:2003年のパールボウルでシーガルズに14-13で勝って初優勝したことですね。

井村:あの時、お客さんを30人くらい連れて行って植田を応援しました。ルールもわかってないので、ディフェンスの時に植田だせ~なんていって盛り上がり、優勝してみんなで大喜びしましたね。
次の朝、お客さんのところに行くと、富士通の赤い応援小旗が、フロア中のデスクに刺さっていて、感動しました、ほんとに嬉しかった!お客様に“井村!今日は植田を連れてこい”と言われて、見に行かせました。あの時の光景はまだ目に焼き付いていますね。

植田:感激しましたね!!

井村:石井が植田の部下になったとき、植田には石井の試合にも、お客さんを連れて行って応援してあげてくれと伝えました。

植田:ごめんなさい・・まだ実現してないです・・・志半ばです・・。

井村:ええ~頼んだよ!!

植田:はい!わかりましたっ!

井村:二人は立命館と関西学院卒なのでライバル意識がすごくて、面白いですよ。
立命館と関西学院の関西の決勝の前1~2か月は仲が悪くなりますね。
2018年のライスボウルで関西学院と対戦した時、石井がインターセプトタッチダウンしました、植田は石井に、おとな気がないと、ぶつくさ言っていました。(笑)

植田:社長にはフロンティアーズのOBとして誇らしいですといいました(笑)
※この年植田さんは東京ドームで社長に試合の解説をされていました。

?~今年の西日本代表校決定戦(12/4)は立命館と関西学院の対決で関西学院が勝利しましたね!

石井:立命館が負けることが多いので、毎回負けた次の日は部長が勝ち誇った顔で、私がこの話題を振るように、じっと見ているんです・・・・。

植田:もう卒業して何年もたちますが、いまだに立命館VS関西学院の試合の話題で盛り上がれることが嬉しくて、つい!

?~最後に植田さんから石井さんにアドバイスと応援メッセージをお願いいたします。

植田:うちの部は部員が多いので、いまの元気と明るさとユーモアで、リーダーとして若手を牽引し、盛り上げていってもらいたいです。

?~石井さんから植田さんへ意気込みをお願いします。

石井:アメフトと仕事を両立できているのは本当に職場の理解があってことなので非常に感謝しています。
それは井村さん、植田さんという先駆者がいらしてしっかり仕事をされてこられたからだと思っています。
私もリーダーとしてもっと頑張っていかないといけないと思います。?~部長と部下と思えないくらい仲良しのお二人でした。
植田さんコロナが落ち着いたら、是非井村さんからの宿題、‘お客さんを連れて石井さんの応援’を実現してください。