19-20 Wリーグ レギュラーシーズン
デンソー 第1戦

開催日時 2019年12月07日(土曜日) 13:00〜
試合場所 安濃中央総合公園内体育館(三重県津市)
Results 試合結果

富士通 レッドウェーブ
富士通
レッドウェーブ
デンソー アイリス
デンソー
アイリス
22Q116
10Q218
19Q317
18Q412
69TOTAL63
Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通 レッドウェーブ
富士通 レッドウェーブ
2210191869
デンソー アイリス
デンソー アイリス
1618171263
Report 試合レポート

第 1 クォーター

デンソーアイリスとのゲームでリーグ戦をリスタートさせるレッドウェーブのスタメンは#8内野、#10町田、#11篠崎、#25内尾、#99オコエ。いきなり#25内尾のドライブでレッドウェーブが先制するが、すぐに決め返されるなど拮抗した立ち上がり。レッドウェーブは#99オコエが速攻、1対1と古巣相手に奮起するが、デンソーの3ポイントシュートなどで一歩抜け出されてしまう。しかしレッドウェーブのタイムアウト明け、#99オコエが3ポイントシュート、#10町田とのピック&ロールで連続得点をあげると、その#10町田が今度は#99オコエとのピックプレーからジャンプシュートを決め、さらにバスケットカウントも決めて逆転に成功する。ディフェンスでは約5分間、デンソーの得点を封じ込め、その間に#25内尾が3ポイントシュートを決めてリードを広げる。最後は#21松本が連続でシュートを決めて【22-16】で第1Qを終える。
第 2 クォーター
第1Qの終盤から敷いてきたゾーンディフェンスで第2Qをスタートさせたレッドウェーブだったが、デンソーにアジャストされ、序盤で追いつかれてしまう。#99オコエの1対1、#13谷口の積極的なアタックから得たフリースローで得点をつなげるが、単発に決まるだけでなかなか攻撃のリズムをつかめない。中盤にも#10町田が#99オコエのスクリーンを利用したドライブで得点をあげるが、そこから次に決まる#21松本の3ポイントシュートまでの約3分半、得点が止まってしまう。その間にデンソーに連続失点し、逆転まで許してしまう。ようやく#21松本が3ポイントシュートを決めるが、そこからまたも約3分間得点が止まってしまい、【32-34】、2点ビハインドで前半を折り返す。
第 3 クォーター
ハーフタイムに修正を施したレッドウェーブは、前半に得点が伸びなかった#8内野、#11篠崎の連続3ポイントシュートで逆転に成功する。ディフェンスでは#99オコエがデンソー#88赤穂(ひ)のドライブをブロック、#8高田のアタックも体を張ったディフェンスで封じ込めていく。それでももう一歩が抜け出せない。#99オコエがフリースロー、ゴール下、ドライブで3連続得点をあげても、デンソーに連続3ポイントシュートを許して再逆転をされるなど、ハイレベルな戦いが続いていく。終盤には#11篠崎の1対1、#13谷口はゴール下で苦しい体勢からシュートをねじ込むなど、辛抱強くデンソーについていく。残り9秒で3点差とされるが、第3Q終了と同時に放った#21松本のロング3ポイントシュートが決まって【51-51】、同点で最終Qへと突入する。
第 4 クォーター
立ち上がり、デンソーに2本の3ポイントシュートを決められたレッドウェーブだったが、#8内野のパスに合わせた#99オコエがバスケットカウントを決め、さらに#10町田が3ポイントシュートを沈めて逆転に成功する。デンソーのタイムアウト明けに一度は逆転を許してしまうが、#10町田の高速ドライブで1点差に詰め寄ると、集中力を高めた#10町田がジャンプシュートを決めて再逆転。ディフェンスはゾーンディフェンスが奏功し、デンソーの得点を約2分間、ゼロに抑える。終盤には#11篠崎が高い集中力を発揮。ジャンプシュート、フリースロー、3ポイントシュートのファウルによるスリーショットをすべて沈めて。【69-63】でデンソーを下した。
Comments コメント

BTテーブスヘッドコーチ
BTテーブス
結果もさることながら、内容的にもハイレベルなゲームでした。我々のプランとしては相手のポイントガードを苦しめることでしたが、前半は逆にデンソーがレッドウェーブのポイントガード、#10町田にプレッシャーをかけてきて、ハーフコートオフェンスがうまくいきませんでした。それでも2点のビハインドで済んだわけですから、けっして悪くはありませんでした。ハーフタイムに改めてゲームプランの遂行を伝え、さらに前半相手に取られていたリバウンドの修正を求めました。それらをできたことが最終的な勝利につながったと思います。選手に目を移せば、#99オコエの大活躍が光りました。デンソー#8高田選手とのマッチアップにも怖がることなくトライし続けたことは自信になるでしょう。また後半は#10町田と#11篠崎がオールコートで相手にプレッシャーをかけ続けてくれましたし、#25内尾がデンソー#88赤穂(ひ)選手をよく守ってくれました。明日は今日の後半のようなディフェンスを1試合通して遂行することと、ファストブレイクをもっと出したいです。皇后杯で負けた苦さがまだ口の中に残っている今、今日の勝利だけでは満足できません。
オコエ 桃仁花#99 PF
オコエ 桃仁花
先週、皇后杯で敗れたことで私自身がレッドウェーブの弱さを知ることができました。その試合はコート上のハドルが少なく、ベンチも静かだったので、まずは当たり前にすべきことを当たり前にしようとチームで話し合って、今日のデンソー戦に臨みました。だから前半はリードされて折り返しましたが、皇后杯の試合よりもみんなの動きもよかったし、チームの雰囲気もよかったので焦りはありませんでした。個人的には、気持ちが先走りすぎてしまって、無理なオフェンスをしてしまったという反省はあります。またデンソーはリバウンドの強いチームだとわかっていたのに、何本も取られてしまったことは明日の課題でもあります。ただこの試合に向けてしっかりと準備してきたことが出せたし、得点も今日は集中して決めることができました。ディフェンスではデンソー#8高田選手を守ることができたら自信になると思っていたので、それがある程度できたことはよかったです。 明日も相手のビッグマンをいかに抑えるかがひとつのカギだと思います。私自身もいくつか課題はありますが、ひとつはもう少しオフェンスリバウンドに絡んで、相手を苦しめたいと思います。