2017 X1 SUPER 秋季リーグ戦 RICE BOWL​
日本大学フェニックス戦

開催日時 2018年01月03日(水曜日) 15:00〜
試合場所 東京ドーム
天気
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ710101037
日本大学フェニックス日本大学フェニックス03069
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G / NG
富士通 1 13:33 PASS #3キャメロン →#29ゴードン 4 K #11西村 G
富士通 2 0:26 PASS #3キャメロン →#81中村 49 K #11西村 G
富士通 2 4:50 FG #11西村 41
日大 2 13:31 FG #4篠原 35
富士通 3 1:47 PASS #3キャメロン →#1強 37 K #11西村 G
富士通 3 9:12 FG #11西村 31
富士通 4 4:44 RASH #29ゴードン 13 K #11西村 G
富士通 4 12:17 FG #5納所 32
日大 4 14:45 PASS #14室井 →#82小倉 9 P NG
Report 試合レポート

第 1 クォーター
2018年1月3日(水曜日)、富士通フロンティアーズ(以下、フロンティアーズ)対、日本大学フェニックス(以下、フェニックス)の第71回ライスボウルが東京ドームで行われた。35,002人の観衆がつめかけ、フロンティアーズのキックで試合がはじまった。 フェニックスのオープニングドライブをパントに抑えたフロンティアーズは、自陣23ヤードから攻撃開始。その1プレー目にスペシャルプレーを繰り出しWR(ワイドレシーバー)#9宜本(潤)へのロングパスを狙ったが失敗、このシリーズはパントに終わる。その後、互いにパントを蹴り合い迎えた3度目のオフェンスでフロンティアーズが先制を果たす。ファンブルが出てセカンドダウン残り14ヤードとするも、WR#81中村へ24、45ヤードと立て続けにロングパスを通し、ゴール前4ヤードに。最後は右サイドでワイドオープンになったRB(ランニングバック)#29ゴードンへタッチダウンパスを決めた。
第 2 クォーター
2Qはド派手なプレーで幕が開けた。敵陣49ヤードで攻撃権を得たフロンティアーズは、その1プレー目にエンドゾーンへ走り込むWR#81中村へタッチダウンパスを決めたのだ。2Q2度目のオフェンスでも、WR#81中村へのパスが決まり追加点かと思われたが、ビデオ判定の結果パス失敗でフィールドゴールを選択。41ヤードをK(キッカー)#11西村が決め追加点を上げる。直後のフェニックス、フォースダウンとなってスペシャルプレーに出るもパスに失敗。敵陣43ヤードで攻撃権を得たフロンティアーズも、フォースダウン残り8ヤードでギャンブルを選択しパスを投じたが失敗に終わる。直後のシリーズで、自陣41ヤードから攻撃を開始したフェニックスに、1プレーで35ヤードのゲインを許しゴール前24ヤードに迫られるも、タッチダウンを狙ったパスが失敗に終わるなど、フィールドゴールの3点に抑え、前半を17ー3で終えた。
第 3 クォーター
試合が再開されると、フロンティアーズらしい速攻で追加点を上げた。自陣21ヤードからRB#29ゴードンの連続ランプレーでファーストダウンを更新すると、パスキャッチしたWR#9宜本(潤)が25ヤードをゲインし敵陣へ。ランプレーを挟んで投じたパスは、エンドゾーンに走り込んだWR#1強へ37ヤードのタッチダウンパス。5プレーで79ヤードを攻め落とした。直後のフェニックス、49ヤードのロングパスを通したり、ギャンブルを成功させたり、ゴール間近に迫ってきたが、タッチダウンを狙ったスペシャルプレーをDB(ディフェンスバック)#40アディヤミがインターセプト。ピンチを凌ぐ。その後、フィールドゴールで追加点を上げたフロンティアーズだったが、3Q3度目のオフェンスでタッチダウンを狙ったパスでインターセプトを喫してしまう。
第 4 クォーター
3Qから続いたフェニックスの攻撃、ゴール前7ヤードでファーストダウンを更新されピンチが訪れる。ファーストダウンのパスはDB#7藤田がカバー、セカンドダウンはパス失敗、サードダウンのランは1ヤードのゲインに抑え迎えたフォースダウン。ギャンブルを選択しパスにでたところをLB(ラインバッカー)#13高橋がタックルし無失点に抑えた。自陣7ヤードからの攻撃となったフロンティアーズは、RB#29ゴードンのランやWR#81中村への38ヤードのパスでゴール前13ヤードへ。再び#29ゴードンにボールを預けると、タックルされながらもゴールラインを越え34ー3とする。10分過ぎのディフェンスでは、LB#54高崎がパスインターセプト。残り3分をきってからのシリーズでタッチダウンを1本返されたが、最終スコア37ー9でフロンティアーズが勝利。2年連続、3度目のライスボウル制覇を成し遂げた。

文・写真 / FUJITSU SPORTS
Comments コメント

藤田 智ヘッドコーチ/オフェンスコーディネーター
藤田 智
選手たちが最後まで集中力を切らさずやってくれたのが大きかった。シーズンを通じて成長してくれたのが連覇につながったと思います。今日のゲームは、前半オフェンスでプレーが決められなかったり、落球があったり、ミスがありましたが徐々に自分たちのリズムを取り戻せました。一方のディフェンスはゲームを通じて安定したプレーをしてくれました。特にゴール前のピンチでも個々が落ち着いてプレーの判断ができていたと思います。シーズンが終わったばかりで、来季のことはまだ考えられませんが、再び期待に応えられる強いチームを作っていきたいです。
宜本 潤平#9
宜本 潤平
今日でこのチームは最後の試合。とにかく自分たちの、フロンティアーズらしいプレーをしようというのがテーマでした。オフェンスでは「JAPAN X BOWL以上のプレーをしよう」と意気込んでいたので、物足りない部分もありますが、上手くいかないのはまだまだ自分たちに伸びしろがあるからだと思っています。今後の課題にしたいです。今季ははじめて主将としてシーズンを戦い、いろいろな経験をさせてもらいました。プレー以外でも学ぶことが多かった1年です。来季はもちろん3連覇が目標です。もっともっと強いフロンティアーズで再びフィールドに立ちたいです。
中村 輝晃クラーク#81
中村 輝晃クラーク
序盤は自分たちのミスでリズムを崩していましたが、徐々に修正でき勝利に結び付けられました。連覇を果たせたのは、本当に嬉しいです。また、このタイミングで母校と対戦できたのは最高の気分です。厳しい練習をして、勢いもあるフェニックスをみていると、懐かしさや緊張感、久しぶりに味わう感覚がありました。最後まで諦めない、タッチダウンを取りにいくシーンは、思わず見入ちゃいましたね。これから連覇の記録を伸ばしていきたいです。
序盤からプレッシャーをかけられ、「よく研究してきている」と感じさせられましたが、「1対1では負けられない」、いい意味で緊張感をもって臨めたのが勝因だと思います。今季は怪我が多く、終盤出場できなかったことに悔いが残りますが、最後にオフェンスで良い結果が出せたのは嬉しいですね。母校と対戦できたのも貴重な経験で楽しい時間でした。1試合1試合戦っているので“連覇”と言われても実感はありませんが、来季も納得のいくプレーをして圧倒していきたいです。