2015 X1 SUPER 秋季リーグ戦 JAPAN X BOWL
パナソニックインパルス戦

開催日時 2015年12月14日(月曜日) 19:00〜
試合場所 東京ドーム
天気 曇り
観客動員数 25,408人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ707721
パナソニック インパルスパナソニック インパルス0731424
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G / NG
富士通 1 7:19 PASS #3キャメロン →#87水野 8 KICK #11西村 G
パナソニック 2 14:37 INT #10ポリー 32 KICK #11佐伯 G
パナソニック 3 5:15 FG #11佐伯 35
富士通 3 9:07 PASS #3キャメロン →#22宜本(潤) 16 KICK #11西村 G
富士通 4 7:52 PASS #3キャメロン →#17秋山 2 KICK #11西村 G
パナソニック 4 9:56 PASS #8高田→ #15頓花 42 PASS #8高田 NG
パナソニック 4 13:49 PASS #8高田→ #89小山 15 RUSH #8高田 G
Report 試合レポート

第 1 クォーター
2015年12月14日(月曜日)、ジャパンXボウルに進出した富士通フロンティアーズ(以下、フロンティアーズ)は、東京ドームでパナソニクインパルス(以下、インパルス)と対戦。2万5408人の観衆がスタンドを埋め、フロンティアーズのキック、インパルスのレシーブで試合がはじまった。

25ヤードからはじまったインパルスのオープニングドライブ。ファーストダウンを更新されるも、DL#98南のロスタックルなどでパントに追い込んだ。フロンティアーズ最初の攻撃は、自陣10ヤードから。そのファーストプレーで、意表を突くRB(ランニングバック)#32後藤への29ヤードのパスを決めると、RB#6神山のラン、WR(ワイドレシーバー)#1強、WR#81中村へのパスでゲインを重ね敵陣へ。ゴール前4ヤードとなって繰り出したスペシャルプレーは失敗に終わるものの、セカンドダウンでTE(タイトエンド)#87水野へのパスが決まり、先制を果たした。
第 2 クォーター
互いにパントを蹴り合い、硬直状態が続いた第2Q。スコアが動いたのは終了間際だった。自陣20ヤードから攻撃を開始したインパルスは、インサイドのランプレーで一気に46ヤードをゲイン、その後もランでフロンティアーズ陣内を攻め込む。ゴールまで9ヤード、ファーストダウン更新まで残り1ヤードとしてギャンブルを選択したインパルスは、ランプレーに出る。しかし、ここはフロンティアーズディフェンスがブロック。ピンチを凌ぎ、残り47秒、自陣9ヤードでフロンティアーズが攻撃権を手に入れる。残り時間の少ないなかで攻撃に出るフロンティアーズ。しかし、ファーストダウンを更新した直後のプレーで、インパルスにインターセプトを許し、そのままエンドゾーンにボールを運ばれてしまう。前半は両チーム1タッチダウン、7-7の同点で終えた。
第 3 クォーター
フロンティアーズのレシーブで始まった後半。自陣17ヤードからドライブするも、QBサックを受けるなど、最初のシリーズは思うようなオフェンスが展開できない。直後のインパルスはフロンティアーズ陣内47ヤードから。28ヤードをゲインされ、FGを決められてしまう。続くフロンティアーズ、自陣24ヤードから攻撃を開始すると、RB#30金のラン、TE#87水野へのパスでファースダウンを更新し敵陣へ。RB#32後藤のランでゴールまで16ヤードに迫ると、最後はエンドゾーンに走り込んだWR#22宜本(潤)へ。ディフェンス2人に競り勝った#22宜本(潤)がしっかりとボールをキャッチ、逆転を果たした。その後は互いにパントを蹴り合い、14-10、フロンティアーズの4点リードで最終Qへ突入した。
第 4 クォーター
最終Q、自陣10ヤードから攻撃を開始したフロンティアーズは、WR#81中村へ59ヤードのロングパスを決め一気に敵陣へ。QB#3キャメロンのランや相手の反則も相まってゴール前8ヤードとしたサードダウン、エンドゾーンを狙ったパスはインターセプトされてしまう。しかし、この嫌な流れをLB#16ニクソンのQBサックなどで、インパルスにゲインを許さずパントに追い込む。直後のフロンティアーズは、自陣37ヤードから63ヤードをドライブ。最後はWR#17秋山へタッチダウンパスを決め、リードを14点に広げる。だが、その後のオフェンスでインターセプトを許すと、インパルスに42ヤードのタッチダウンパスを決められてしまう。続くフロンティアーズのオフェンスは3&アウトに終わり、残り3分を残して攻撃権はインパルスに。33ヤードから攻撃を開始したインパルスがチャンスを活かしタッチダウン。この得点が決勝点、最終スコア21-24、インパルスが熱戦を制した。
文・写真 / FUJITSU SPORTS
Comments コメント

藤田 智ヘッドコーチ/オフェンスコーディネーター
藤田 智
力の拮抗したチーム同士、ガツッと組み合って、ミスから流れが変わり勝負が決したと感じています。特に3つのインターセプトが大きかったですね。前半の終了間際のプレー、第4Qで無理にタッチダウンを狙ったシーン、その後にチャンスをもらった場面でも、改めて勝つことの難しさを痛感しています。同時に、粘り強いプレーで勝ち切ったインパルスは素晴らしかったと思います。今日は非常に残念な結果となりましたが、これも勝負事。受け入れなければと思っています。シーズンを通じ、ご声援をいただきありがとうございました。
今井 善教#21
今井 善教
僕らフロンティアーズも、そしてインパルスも、自分たちのスタイルを貫いて戦った試合。その上で、勝負に負けたと感じています。1プレー1プレー集中し、皆が目の前のプレーに向かっていた。しかしどこかで、自分たちの甘さがあったのかもしれません。また、まだまだこの程度じゃ連覇はできない、もっと上を目指せと言われているような気もします。貴重な経験をさせてもらったと受け止め、さらに成長し再びこの舞台に帰ってきたいと思います。長いシーズン、たくさんのご声援をいただき、本当にありがとうございました。
西村 豪哲#11
西村 豪哲
単純に悔しい。チームとしても良い状態で今日を迎えることができ、勝ちきれなかったことが悔やまれます。一方で、インパルスが一枚上手だったとも感じています。バイスキャプテンとして2年、それまでは個人のパフォーマンスを発揮することを最優先し、チームの勝敗よりも個人を重視していた部分がありまた。が、チームに深く関わるようになり、皆のサポートの力の大きさを知りました。またこのチームで日本一になれるように、新たなスタートを切りたいと思います。フロンティアーズを応援してくれた皆様、ありがとうございました。