2017 X1 SUPER 秋季リーグ戦 JAPAN X BOWL
IBM BigBlue戦

開催日時 2017年12月18日(月曜日) 19:00〜
試合場所 東京ドーム
天気
観客動員数 22,953人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ2114141463
IBM BIG BLUEIBM BIG BLUE7610023
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G / NG
富士通 1 0:14 KOR #84猪熊 99 KICK #11西村 G
IBM 1 3:18 RUSH #21高木稜 12 KICK #11佐藤 G
富士通 1 5:37 PASS #3キャメロン →#1強 3 KICK #11西村 G
富士通 1 11:23 PASS #3キャメロン →#89福井 4 KICK #11西村 G
IBM 2 4:47 FG #11佐藤 38
富士通 2 5:49 PASS #3キャメロン →#81中村 74 KICK #11西村 G
富士通 2 7:46 INT #16ニクソン 60 KICK #11西村 G
IBM 2 8:49 FG #11佐藤 50
IBM 3 0:46 RUSH #10末吉 49 KICK #11佐藤 G
富士通 3 3:39 PASS #3キャメロン →#1強 3 KICK #11西村 G
IBM 3 6:29 FG #11佐藤 39
富士通 3 8:53 RUSH #3キャメロン 1 KICK #11西村 G
富士通 4 0:48 RUSH #3キャメロン 54 KICK #11西村 G
富士通 4 4:06 RUSH #29ゴードン 25 KICK #11西村 G
Report 試合レポート

第 1 クォーター
2018年12月18日(月曜日)、富士通フロンティアーズ(以下、フロンティアーズ)対、IBMビッグブルー(以下、ビッグブルー)のジャパンXボウルが東京ドームで行われた。22,953人の観衆がつめかけ、フロンティアーズのレシーブで試合がはじまった。 試合開始早々にビッグプレーが飛び出した。ビッグブルーのキックをキャッチしたWR(ワイドレシーバー)#84猪熊がブロックの間を抜けると、その後も1人、2人とディフェンスをかわし独走。99ヤードのキックオフリターンタッチダウンを決めたのだ。その後も試合は動いた。ビッグブルーがすぐさま同点に追いつけば、フロンティアーズもWR#1強、WR#89福井へと2つのタッチダウンパスを決め1Qに21得点。タッチダウン直前のプレーはいずれもWR#81中村への35ヤードと41ヤードのロングパスだった。一方ディフェンスもタッチダウンを1つ返されたものの、DB(ディフェンスバック)#40アディヤミのQBサックなどで追加点を与えなかった。
第 2 クォーター
2Qもド派手なプレーが会場を盛り上げた。1Qから続いたビッグブルーの攻撃は、フォースダウンでクイックパント。キックしたボールは味方に当たり、DL(ディフェンスライン)#98南がカバー。敵陣41ヤードで攻守交代となるが、3プレー目にフロンティアーズにファンブルが出てターンオーバー。自陣28ヤードから攻撃を開始したビッグブルーは、FGに成功し21ー10と追い上げる。続くフロンティアーズは自陣26ヤードから。ファーストダウンのランでゲインできずにセカンドダウンのパスにも失敗、ファーストダウン更新まで残り10ヤードで迎えたサードダウンでWR#81中村へパスが通ると、中村はそのまま約50ヤードを独走。74ヤードのタッチダウンパスを決め28ー10とする。オフェンスの後にはディフェンスにビッグプレーが生まれた。自陣に攻め込まれるも、LB(ラインバッカー)#35竹内がプレッシャーをかけると、ビッグブルーQBが慌てて投げたボールをLB#16ニクソンがキャッチ、右へ左へとステップしエンドゾーンまでボールを運んでみせた。
第 3 クォーター
後半はビッグブルーのビッグプレーで幕が開けた。キックオフを自陣49ヤードまでリターンすると、その2プレー目にRB(ランニングバック)#10末吉が49ヤードのタッチダウンラン。追い上げムードを作るが、すぐさまフロンティアーズもタッチダウンを返す。自陣26ヤードからの攻撃は、相手の反則やランで敵陣に攻め込むと、またもWR#81中村へ30ヤードのパスを通し、ゴール前10ヤードに。ビッグブルーに反則が出て、ゴールまで5ヤードでファーストダウンを更新すると、ランプレーを挟んでWR#1強へ3ヤードのタッチダウンパスを決める。その後もフロンティアーズペースで試合が進んだ。6分過ぎには、QB#3キャメロン、RB#29ゴードン、WR#84猪熊とボールをつなぎ26ヤードをゲインし敵陣へ。WR#87水野へ32ヤードのパスを通し、最後はQB(クォーターバック)#3キャメロンが自らボールを持ち込んだ。8分過ぎからのディフェンスは、DB#40アディヤミがエンドゾーンでインターセプト。追加点を与えなかった。
第 4 クォーター
26点のリードを持って、勝負の最終Qを迎えた。3Qから続いたフロンティアーズの攻撃は、4Q開始2プレー目にQB#3キャメロンが左サイドを駆け上がり、最後はボールをゴールラインのパイロンに当てる54ヤードのタッチダウンラン。続くディフェンスではビッグブルーがランプレーに出たところで、LB#54高崎がファンブルを誘い、DB#7藤田がカバーしターンオーバー。敵陣39ヤードで攻撃権を得ると、RB#29ゴードンが右サイドを突破し25ヤードのタッチダウンラン。63ー23とリードを広げた。6分過ぎ、オフェンスでファンブルが出て自陣32ヤードで攻守交代となるが無失点で切り抜ける。終了間際にゴール前に迫られた際にも失点を許さず、フロンティアーズが63−23で勝利しXボウル連覇を果たした。MVPにはWR#81中村、ウォリアーズアワードにはOL#75勝山が選ばれた。

文・写真 / FUJITSU SPORTS
Comments コメント

藤田 智ヘッドコーチ/オフェンスコーディネーター
藤田 智
とにかく選手が集中力を切らさず頑張ってくれた、勝因はそれに尽きると思います。準決勝から細かいポイントを見直し、オフェンスを修正。今日はレシーバーとクォーターバック、ラインも含めてオフェンスが力を出し切れたのが大きかったですね。またディフェンスも2つのタッチダウンを奪うなど、安定した動きを見せてくれました。試合開始のキックオフで得点できたのも、非常に大きなプレーでした。ラッキーなプレーもあり、点差ほど差は感じません。今日は我々のプレーが噛み合ったのが、勝利につながったと思います。
宜本 潤平#9
宜本 潤平
ホッとしているのと、嬉しい気持ちが半分半分、胴上げされたら嬉しい気持ちが勝ったかもしれません。ゲームを振り返ると、今日はオフェンスが絶好調。さらにディフェンスも、キッキングチームも得点し、すべてがフィットしたと思います。特に、最初に猪熊が持っていった時点で、「今日は得点できる」と思えた。僕にとっては彼がMVPと言うくらいチームに勢いを与えてくれたプレーでした。主将として過ごしたシーズンでしたが、僕が何かしたというよりは皆に助けられた部分が大きいと感じています。個々が強いのが連覇の原動力です。
目指していた連覇が達成できて、本当に嬉しい。他に言葉がみつかりません。今日のゲームは、ディフェンスの出来が悪く、オフェンスが爆発してくれたのが大きかったですね。特に最初のキックオフリターンは、「やってくれたな」って、チーム全体が勢いに乗れました。その後は大差がつきましたが、終わってみればこうなっただけ、ゲーム中は余裕がありませんでした。今シーズンはバイスキャプテンを務めましたが、皆が協力してくれたおかげでチームがひとつになれたと思っています。あと一つ、勝利をもぎとり日本一になりたいです。