2018 X1 SUPER 秋季リーグ戦 RICE BOWL
関西学院大学ファイターズ戦

開催日時 2019年01月03日(木曜日) 15:00〜
試合場所 東京ドーム
天気 晴れ
観客動員数 33,242人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ141021752
関西学院大学ファイターズ関西学院大学ファイターズ0100717
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G / NG
富士通 1 12:55 RUSH #16ニクソン 3 KICK #11西村 G
富士通 1 13:12 INT #28石井 35 KICK #11西村 G
関西学院大学 2 2:07 RUSH #83小田 2 KICK #8安藤 G
富士通 2 7:14 FG #11西村
関西学院大学 2 10:40 FG #8安藤 43
富士通 2 12:37 RUSH #16ニクソン 2 KICK #11西村 G
富士通 3 3:40 RUSH #30金 40 KICK #11西村 G
富士通 3 9:27 PASS #3バードソン→#84猪熊 7 KICK #11西村 G
富士通 3 15:00 PASS #3バードソン→#86森田 15 KICK #11西村 G
富士通 4 6:50 PASS #18高木 →#4宜本 7 KICK​ #11西村 G
関西学院大学 4 14:15 RUSH #10光藤 4 KICK​ #8安藤 G
Report 試合レポート

第 1 クォーター
2019年1月3日(木曜日)、富士通フロンティアーズ(以下、フロンティアーズ)対、関西学院大学ファイターズ(以下、ファイターズ)の第72回ライスボウルが東京ドームで行われた。33,242人の観衆がつめかけ、フロンティアーズのレシーブで試合がはじまった。 互いにパントを蹴り合い迎えたフロンティアーズ2度目のオフェンスは2度ファーストダウンを更新するも、敵陣に入れずに終わってしまう。先制を果たしたのは4度目のオフェンスだった。RB(ランニングバック)#16ニクソンの連続ランプレーで敵陣へ入ると、WR(ワイドレシーバー)#81中村へ17ヤードのパスが決まり、敵陣27ヤードでファーストダウンを更新。さらにRB#16ニクソンが、13、11ヤードと走ると、最後は3ヤードを中央突破してみせた。直後にディフェンスにビッグプレーが生まれる。DB(ディフェンスバック)#34樋田がパスカットしたボールをDB#28石井がキャッチすると、そのまま左サイドを駆け上がりタッチダウン。2つのタッチダウンを上げたフロンティアーズが14ー0とリードして1Qを終えた。
第 2 クォーター
2Qに入ると、ファイターズオフェンスにも徐々にリズムが出始めた。1Qから続いたシリーズで、この日はじめてファーストダウンを更新するとフロンティアーズ陣内に。ロングゲインを狙ったパスで、フロンティアーズにパスインターフェアの反則が出るなどして、ゴール前6ヤードでファーストダウンを更新すると、最後は右サイドに展開しタッチダウンを決める。フロンティアーズもK(キッカー)#11西村の22ヤードのFGで反撃に出ると、2Q2度目のオフェンスでは、RB#16ニクソンが42ヤードのロングゲインを含む3度のボールキャリーでタッチダウンを奪い追加点。24ー10、14点差で前半を終えた。
第 3 クォーター
フロンティアーズのキックで試合が再開すると、ファイターズの攻撃を敵陣で終わらせ、自陣20ヤードから攻撃を開始したフロンティアーズ。RB#16ニクソンの15、16ヤードの連続ランプレーで敵陣へ入ると、WR#84猪熊へ9ヤードのパスに成功。続くプレーではボールをキャリーしたRB#30金が一直線に41ヤードを走りタッチダウンを上げる。その後もオフェンスは、QB(クォーターバック)#3バードソンからWR#84猪熊へ7ヤード、WR#86森田へ15ヤードのタッチダウンパスを決め、リードを広げる。一方ディフェンスも安定したプレーをみせる。LB(ラインバッカー)#35竹内にパスインターセプトが飛び出すなど、3Q5度のファイターズの攻撃をすべて敵陣で終わらせた。
第 4 クォーター
45ー10と35点差をもって突入した最終Qは、多くの選手がフィールドに立ち力をみせた。3Q3分過ぎの自陣44ヤードからのオフェンスでは、RB#30金、RB#6神山、RB#32後藤のランやQB#18高木からWR#83柴田へのパスなどでゴール前に迫ると、最後はエンドゾーン中央に走り込んだWR#4宜本へ7ヤードのタッチダウンパスを決める。追いすがるファイターズは、2度のフォースダウンギャンブルに出たが、DL#90藤谷の11ヤードをロスさせるQBサック、2度目はDL#99髙橋のタックルで、ファーストダウンを更新させなかった。残り6分を切ってからのオフェンスでは、敵陣31ヤードでフォースダウンギャンブルに出るなど、最後まで積極的なプレーを展開したフロンティアーズが最終スコア52ー17で、ライスボウル3連覇を飾った。

文・写真 / FUJITSU SPORTS
Comments コメント

藤田 智ヘッドコーチ/オフェンスコーディネーター
藤田 智
普段とは違うプレッシャーでの試合でしたが、しっかりと勝ちを収めることができてホッとしています。序盤こそ両チーム無得点でしたが、徐々にランプレーが出始めオフェンスはリズムに乗れました。一方のディフェンスも要所でビッグプレーが飛び出すなど、粘り強くプレーし、得点を与えなかったのが大きいですね。シーズンを通して、どんな試合でも、どんな展開でも、目の前の1プレーに集中できたことが今日の結果につながったと思います。
宜本 潤平#9
宜本 潤平
前半は思うようにいかない時間帯もありましたが、オフェンスラインが踏ん張り、ランプレーが出たのが勝因のひとつです。今季は司令塔が変わって、シーズン当初はオフェンスをフィットさせることに時間がかかりましたが、皆が自分のやるべきことに集中し、自らの役割を果たせたのが今日につながりました。また、毎試合スタンドからいただく声援も大きな力になりました。本当にありがとうございました。
勝山 晃#75 OL
勝山 晃
目標にしてきた3連覇を達成することができて嬉しいです。序盤は得点できない時間が続きましたが、今日は1Q15分なので焦らずにプレーできました。徐々にランプレーが出始め、オフェンスのリズムが作れたのが良かったですね。メンバーが変わったなかでつかんだ勝利は、去年とはまた違った嬉しさがあります。来季もチームに貢献できるプレーをして、連覇の記録を伸ばしていきたいです。
3連覇という瞬間に立ち会えて、また思い入れの強い大会で、母校と戦えたことをとても幸せに感じています。学生時代にともに戦った選手も多く、正面からぶつかれたこと、ファイターズの緻密なオフェンスを相手にした時には、学生時代を思い出したました。今は達成感と同時に、「またここからスタートする」という新たな気持ちも芽生えています。来季もチームに貢献できるように頑張りたいです。