X1 Super 第3節

開催日時 2025年09月28日(日曜日) 13:30〜
試合場所 富士通スタジアム川崎
観客動員数 919人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ8714736
OrientalBioシルバースターOrientalBioシルバースター030710
TEAM TIME Q PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
富士通 1:13 1Q RUN #21三宅昂輝 5 RUN #4山嵜大央 G
富士通 0:06 2Q RUN #2ニクソン・トラショーン 1 Kick #5納所幸司 G
OrientalBio 8:19 2Q FG #4梅垣光理 46
富士通 5:52 3Q RUN #2ニクソン・トラショーン 14 Kick #5納所幸司 G
富士通 10:05 3Q RUN #21三宅昂輝 57 Kick #5納所幸司 G
富士通 0:51 4Q PASS #18高木 翼→#82糸川幹人 35 Kick #5納所幸司 G
OrientalBio 6:09 4Q RUN #29石川悠介 1 Kick #29石川悠介 G
Report 試合レポート

【第1クウォーター】
試合開始直後からフロンティアーズが積極的な攻めを見せた。キックオフでK(キッカー)#5納所がオンサイドキックを蹴り、フィールド中央に転がったボールをDB(ディフェンスバック)#42前野がカバー。敵陣48yで攻撃権をつかむと、2プレー目にRB(ランニングバック)#2ニクソンが左サイドに展開し42yをゲインする。続くプレーでRB#21三宅がエンドゾーンに持ち込み先制を果たすと、トライフォーポイントでは、キックのフォーメーションから、スナップしたボールをホルダーの位置にいたRB#4山嵜がキャッチしエンドゾーンへ持ち込み2ポイントコンバージョンに成功。開始1分13秒、鮮やかな速攻で8点をリードした。ディフェンスも、2シリーズ連続でファーストダウンを更新させない順調な立ち上がりを見せ、フロンティアーズ3度目のオフェンスで、ゴール前に迫ると1Qが終了した。
【第2クウォーター】
1Qから続いたフロンティアーズのオフェンスシリーズは、ゴールまで残り1y、ファーストダウンで再開。そして、2Q最初のプレーで、RB#2ニクソンがエンドゾーンへ飛び込みタッチダウン。ゴール前のプレーをしっかりと決めて追加点を奪うと、ディフェンスも3シリーズ連続でシルバースターを3アンドアウトのパントに追い込んだ。直後のオフェンスは敵陣17yでフォースダウンとなり、FGのフォーメーションからランプレーに出るも1y足りずに攻守交代となってしまう。続くシリーズで、シルバースターに47yのロングパスを通されるなどして、FGで3点を返される。前半残り4分を切ってからのオフェンスシリーズでは、スコアすることができず前半は15-3、2つのランプレーでタッチダウンを奪いリードして終えた
【第3クウォーター】
フロンティアーズのレシーブで試合が再開されると、DB#23丹羽が15yをリターン。自陣20yからのオフェンスは、1プレー目にRB#2ニクソンがランで42yをゲイン。しかし、その後QBサックを受けるなどして、フォースダウンでFGを選択。距離のある51yのFGトライは左に外れてしまう。直後はディフェンスが魅せた。シルバースターのパスをDB#31高岡がインターセプト。わずか1プレーで、敵陣42yで再び攻撃権をつかむと、QB(クォーターバック)#18高木から、WR(ワイドレシーバー)#83柴田へ20y、WR#13高津佐へ13yと7yのパスが決まりゴール前14yへ。最後はRB#2ニクソンが持ち込みタッチダウン。22−3とリードを広げる。続くディフェンスはDL#95宇田のロスタックルなどで凌ぐと、フロンティアーズは自陣43yからの攻撃開始。その1プレー目でRB#21三宅が持ち味を発揮。ボールをキャリーすると、一度はディフェンスにタックルされながらも倒れずに、再び加速。55yを走り抜き、この日2つ目のタッチダウンを決めて見せた。
【第4クウォーター】
26点のリードを奪い迎えた最終Q。3Qから続いたオフェンスでタッチダウンを決める。自陣48yからのオフェンスは、RB#28香川のランで敵陣に入ると、WR#82糸川へ10yのパスに成功し、敵陣35yでファーストダウンを更新。直後のプレーで、エンドゾーン手前のWR#82糸川へ再びパスを決めると、糸川がディフェンスを交わしタッチダウン。36-3とする。その後はシルバースターに1本返されたが、残り4分を切ってからのディフェンスではDB#23丹羽がファンブルフォース、DL#91池田がカバーしターンオーバー。残り2分36秒で攻撃権をつかむと、時間を使いながら敵陣へと攻め込み、QB#19鎌田からWR#13高津佐へ13yのパスが決まると、残り時間1秒、ゴールまで7yのシチュエーションに。タッチダウンを狙って再びWR#13高津佐へと投じたパスは惜しくも通らなかったが、最終スコア36−10でフロンティアーズが勝利を飾った。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
前節の敗戦を受けて、上を目指すにはどうすればいいか。前回できなかったことを把握した上で、今日のゲームではどんなパフォーマンスができるか、とても大切なゲームだったと思います。オフェンスではスタートからオンサイドキックを蹴るなど積極的なプレーを展開しました。それも事前情報でチャンスがあると思えたからです。チャンスがあれば積極的に狙っていく、そんなチームでありたいと思っています。現在のチーム状態は怪我人が多く、難しい部分も少なくないのですが、“今プレーできるメンバーで勝つこと”に変わりはありません。過去優勝してきたシーズンとは違って、日本一になるには、これから力を付けていかなければなりません。個々がどこまで高められるか、チームがどれだけ先に進めるか、今日よりも良いチームになれるように取り組んでいきたいです。
勝利できたことは良かったのですが、内容には満足していません。僕らのリズムで試合を進めていくためにも、試合の入りを大切にしていました。今日のゲームでは、最初のシリーズこそ良かったものの、その後が続きませんでした。ディフェンスも1本で止めたという見方もできますが、ゴール前まで持ち込まれ止めきれなかったのは、前節のノジマ相模原ライズ戦と同じです。2週間で劇的に変わるのは難しいことですが、1日1日を積み重ね、少しずつでも成長していくことを信じて、前進していくしかありません。オフェンスラインも若いメンバーが増えていることはありますが、強かった歴代の先輩方に比べれば、実力が足りていないのも事実です。勝つためには、もっと強くなるしかない。成長している実感もあるので、しっかりと自分たちのフットボールができるように準備していきたいです。