ライスボウル

開催日時 2025年01月03日(金曜日) 15:00〜
試合場所 東京ドーム
観客動員数 17694人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ7310727
パナソニック インパルスパナソニック インパルス01302134
TEAM TIME Q PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
富士通 7:53 1Q RUN #18高木 翼 4 Kick #5納所幸司 G
パナソニック 1:41 2Q RUN #42立川玄明 15 Kick #16佐伯眞太郎 G
パナソニック 7:03 2Q FG #16佐伯眞太郎 32
富士通 12:18 2Q FG #5納所幸司 32
パナソニック 14:24 2Q FG #16佐伯眞太郎 28
富士通 11:20 3Q FG #5納所幸司 27
富士通 14:16 3Q RUN #2ニクソン・トラショーン 21 Kick #5納所幸司 G
パナソニック 2:44 4Q RUN #12荒木優也 6 Kick #16佐伯眞太郎 G
パナソニック 5:44 4Q RUN #5ミッチェル・ビクタージャモ— 2 Kick #16佐伯眞太郎 G
パナソニック 11:19 4Q INT #4ジャボリー・ウィリアムス 40 Kick #16佐伯眞太郎 G
富士通 13:53 4Q PASS #18高木 翼→#4グラント・サマジー 2 Kick #97福井啓亮 G
Report 試合レポート

【第1クウォーター】
4年連続の同一カードとなった第78回ライスボウルは、フロンティアーズのキックで試合が始まった。先にリズムをつかんだのはフロンティアーズだった。キックオフリターンをDB(ディフェンスバック)#7ブロンソンのタックルで24yに抑えると、ファーストプレーではLB(ラインバッカー)#3久下が3yのロスタックル。その後はフロンティアーズに反則が出るなどして自陣までボールを進められるが、フロンティアーズ陣内41yでフォースダウンギャンブルに出たインパルスのパスプレーをDB#29林がパスカット。自陣41yで攻守交代となる。好フィールドポジションを得たフロンティアーズは、RB(ランニングバック)#2ニクソンの連続ランでファーストダウンを更新。QB(クォーターバック)#18高木からWR(ワイドレシーバー)#4サマジーへ31yのパスに成功しレッドゾーンへ。フロンティアーズにフォルススタートの反則が出るも、続くプレーでインパルスにパスインターフェアの反則が出て、ゴール前7yへ。RB#2ニクソンのランを挟んで、最後はQB#18高木がエンドゾーンへ持ち込みタッチダウン。フロンティアーズが先制を果たした。
【第2クウォーター】
2Qも一進一退の攻防が続いた。2Q最初のインパルスオフェンスは、フロンティアーズ陣内でフォースダウンとなりインパルスは36yのFGを選択。キックは失敗に終わったが、キックの際にフロンティアーズに反則が出てしまい、インパルスがファーストダウンを更新する。直後のプレーでインパルスにエンドゾーンまでボールを運ばれ、7-7の同点となる。また、前半残り11分からのインパルスオフェンスにFGを決められ、逆転を許してしまう。反撃に出たいフロンティアーズは、続くオフェンスシリーズでQB#18高木からWR#4サマジーへ29y、WR#83柴田への10yなどのパスなどで敵陣に攻め込み、フォースダウンとなってFGを選択。K(キッカー)#5納所が32yのフィールドゴールを決めて10-10の同点とする。前半残り2分となったところで、インパルスに44yをゲインされゴール前13yに迫られる。ファーストダウンのランプレーをDL(ディフェンスライン)#5宇田のタックルで1yのゲインに抑えると、サードダウンのパスはDB#32近田のカバーで。タッチダウンは許さなかったもののFGを決められ10-13。3点のリードを許し前半を終えた。
【第3クウォーター】
フロンティアーズのレシーブで試合が再開すると、テンポの良いオフェンスを見せ攻め込んだ。QB#18高木のラン、WR#85松井へのパス、そしてRB#2ニクソンの37yのランなどで、ゴール前22yでファーストダウンを更新。その後タッチダウンを狙ったパスは阻まれ、フォースダウンでFGを選択。しかし、キックはわずかに右に外れてしまう。続く、ディフェンスではLB#6徳茂の2yのロスタックル、DL#0マシスのパスブロックなど敵陣でインパルスの攻撃を終わらせる。フォースダウンのパントはWR#11木村が自陣42yまで、20yのリターンを見せオフェンスにつなげると、QB#18高木からWR#11木村への22yのパスでファーストダウンを更新。WR#84神への17yのパスにも成功し、レッドゾーンに進入。タッチダウンは奪えなかったものの、K#5納所が27yのFGに成功し13-13の同点とする。続く、ディフェンスではLB#47山岸がファンブルフォース、LB#6徳茂がカバーし敵陣27yで攻守交代となる。このチャンスに、RB#2ニクソンの連続ランプレーで6yをゲインすると、サードダウンでも再びRB#2ニクソンがボールをキャリー。ゴール前でディフェンスと1対1となるが、タックルを振り払い逆転のタッチダウン。20-13とリードして3Qを終えた。
【第4クウォーター】
20-13とワンポゼッション差で迎えた最終Qは、我慢の時間が続いた。インパルスオフェンスに、立て続けに2本のタッチダウンを決められ逆転を許す一方で、フロンティアーズオフェンスは、2シリーズ連続で3&アウトのパントに終わってしまう。残り7分20秒。自陣23yからオフェンスをスタートさせたフロンティアーズは、QB#18高木のランでファーストダウンを更新するが、自陣42y、ファーストダウン更新まで2yだったこのシリーズ2度目のサードダウンで、インターセプトを喫し、そのままエンドゾーンまでボールを運ばれてしまう。残り3分41秒、20-34の2ポゼッション差と後がなくなったフロンティアーズは、怒涛の攻撃を見せQB#18高木からWR#4サマジーへ2yのタッチダウンパスに成功する。試合終了まで残り1分7秒。逆転勝利へ、望みをつなげるオンサイドキックはインパルスに抑えられ、熱戦に幕が下りた。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームと相対的にインパルスが上回っていたことが、結果に出たと思います。勝負は最終Qでの攻防がひとつのポイントですが、前半にもドライブしきれていない場面があり、そこだけではないと感じています。今日のゲームのために入念に準備をしてきましたが、上手くプレーコールが入らない部分もありました。毎年新しいチームでスタートするので、連覇というよりはこのチームで日本一になれなかったことが純粋に悔しいです。選手たちはシーズンを通して、やるべきことに全力で取り組んでくれました。最後に勝ち切れなかったのは、コーチ、スタッフの課題。しっかりと振り返り、来季につなげたいです。
試合前にディフェンスコーディネーターから「ミスを恐れず思い切りいけ」と言われた通り、来たプレーに対し全力でいくことを心がけました。序盤はキッキングやディフェンスで良いプレーもありましたが、フィールドゴールのシチュエーションでは自分がオフサイドをしたことで、タッチダウンにつながってしまいました。あの場面では、もっと冷静にプレーすべきだったと反省しています。最終Qも「絶対に勝つ」「勝つのは自分たちだ」と仲間を信じて、勝つことだけを考えていました。そこは今までと一緒です。今日は思い描いた結果にはなりませんでしたが、来季も必ずこの舞台に帰ってきたい。フィニッシュまでこだわる、ディフェンスのスタンダードを上げて、日本一を奪還したいです。
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