第77回 RICEBOWL

開催日時 2024年01月03日(水曜日) 15:00〜
試合場所 東京ドーム
天気 曇り
観客動員数 20202
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ730616
パナソニック インパルスパナソニック インパルス073010
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
富士通 7:18 1Q RUN #2トラショーン・ニクソン 5 Kick #16佐伯眞太郎 G
パナソニック 5:12 2Q RUN #42立川玄明 1 Kick #5納所幸司 G
富士通 14:57 2Q FG #5納所幸司
パナソニック 11:19 3Q FG #16佐伯眞太郎
富士通 0:53 4Q PASS #4サマジー・グラント→#11木村和喜 21 Kick #5納所幸司 NG
Report 試合レポート

第1クウォーター
フロンティアーズのキックで試合スタート。インパルスのオープニングシリーズをスリーアンドアウトのパントに抑えると、WR(ワイドレシーバー)#11木村が17yリターン。フロンティアーズは、自陣29ヤードからオフェンスをスタートさせた。そのファーストプレーでRB#2ニクソンがインサイドを突破しファーストダウンを更新すると、WR#11木村もパスキャッチから大きくゲインし連続でファーストダウンを更新。さらにQB(クォーターバック)#18高木から、TE(タイトエンド)#82蔵野、WR#85松井、WR#83柴田らへパスを決めるなどして、レッドゾーンへ侵入。WR#4サマジーへのタッチダウンを狙ったパスが、パスインターフェアとなって、ゴール前5ヤードとなると、最後はニクソンがエンドゾーンに飛び込みタッチダウン。フロンティアーズが先制を果たした。続くシリーズでは、ディフェンスが躍動。残り7分からのディフェンスでは、ゴール前17ヤードまで攻め込まれるも、DB(ディフェンスバック)#7ブロンソンがQBサックし、こぼれたボールを#47山岸がカバー。ターンオーバーを奪う。その後は両チームパントを蹴り合い1Qが終了する。
第2クウォーター
自陣6ヤードからはじまったフロンティアーズのオフェンスは、2度目のサードダウンで一気に敵陣に攻め込もうと投じたロングパスがインターセプトされてしまう。直後のシリーズで、ランを中心に攻めたインパルスにタッチダウンを奪われ、7−7の同点となる。残り9分48秒からのオフェンスでは、RB#2ニクソンの17yのランでファーストダウンを更新すると、2度のサードダウンを乗り越え、敵陣27ヤードまで攻め込む。しかし、その後は決め手を欠き、フォースダウンで47ヤードのFGを選択。K(キッカー)#5納所のキックは右サイドのぎりぎりに飛び、ポールをかすめたようにも見えたが、わずかに外れてしまう。続くインパルスの攻撃をスリーアンドアウトに抑えると、前半残り2分4秒、自陣20ヤードからオフェンスを開始する。WR#4サマジーへの32ヤード、WR#85松井、WR#83柴田、WR#13高津佐、RB#2ニクソンらへのパスを成功させ、ゴール前11ヤードでファーストダウンを更新。残り27秒、果敢にタッチダウンを狙ったもののパスは失敗に。フォースダウンでFGを選択し、35ヤードのキックをK#5納所が決めて、10−7の3点リードで前半を終えた。
第3クウォーター
3Qは両チームがランプレー中心のオフェンスを展開する。フロンティアーズの後半最初のシリーズは、いきなりのタイムアウトを取る不安な立ち上がりとなったが、RB#2ニクソンがファーストダウンを更新すると、WR#4サマジーもディフェンスをジャンプして飛び越える動きを見せ続く。その後、敵陣39ヤードでフォースダウンを迎えるとパントを選択。だが、そのパントはわずかにオーバー、タッチバックとなる。続くインパルスオフェンスには、じわじわランプレーを出され自陣に攻め込まれる。12プレー連続のランプレーでレッドゾーンに入られたが、DL#10神山のロスタックルが決まり、FGの3点に抑え10-10の同点となる。残り3分からの3Q2度目のオフェンスは、WR#83柴田、WR#25坂本、RB#2ニクソンらへのパスと、RW#4サマジー、RB#2ニクソンのランで敵陣へと攻め込み、ゴール前25ヤード、セカンドダウン残り11ヤードとしたところで、3Qが終了した。
第4クウォーター
同点で迎えた勝負の最終Q。勝負どころで出されたプレーは、この日のために用意されたスペシャルプレーだった。RB#2ニクソンへのパスを決めるも、ゴールまで21ヤード、サードダウン残り6ヤードとなる。QB#18高木からボールを受けたWR#4サマジーは右サイドへと走り出す。タックルに来るディフェンスを前に、エンドゾーン右奥へと走るWR#11木村めがけて投じたパスは、ドンピシャのタイミングで木村の胸に収まりタッチダウン。直後のキックはブロックされるが、6点をリードする。その後はディフェスが踏ん張った。残り14分からのインパルスオフェンスに、ゴール前7ヤードまで迫られるが、フォースダウンギャンブルでタッチダウンを狙ったパスでは、DB#29林がQBにプレッシャーをかけ失敗に終わらせる。残り6分からのディフェンスは、スリーアンドアウト。そして、残り1分58秒からのディフェンスシリーズでは、3連続でパスを通され自陣まで攻め込まれたが、フォースダウンでLB#47山岸がQBにプレッシャーをかけパスを失敗に終わらせた。最後はフロンティアーズがビクトリーフォーメーションを組みカウントダウン。3年連続の同カードで、3連覇を成し遂げた。

Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
ゲーム前から想定していた通り、タフなゲームになりました。互いに今日のゲームに向けて準備をしてきたので、我慢しなければならない時間帯が来ることは覚悟していました。勝利するには、少ないチャンスを活かせるかどうかがポイント。オフェンスでもディフェンスでも、そうしたサインが出れば勝負だと、選手たちと上手くコミュニケーションが取れたこと。そうしたチームを作れたことが、勝利につながったと思います。ゲーム途中で怪我人が出ましたが、フィールドに立ったメンバーがしっかりと活躍してくれました。ローテーションで出る選手たちが力を付けている、チームのスタンダードを上げようというカルチャーが根付いていることも勝因だったと思います。今季もご声援いただきありがとうございました。
今できる最高のゲームをして、勝利できたことを嬉しく思っています。3年連続のカードで、3連覇。個人としては毎年違った喜びを感じています。2022年は、前年の敗戦から勝利することができホッとした気持ち。23年は連覇したことで自信が持てました。そして今年は、まだまだ僕たちは強くなれると感じられました。もちろん、できたこと、できなかったことがありますが、中盤以降はアジャストし、勝負どころでは抑えることができました。最後の最後で決めてくれた#47山岸とは同期で、活躍してくれて本当に嬉しいです。誰が出ても活躍するのはフロンティアーズのいいところ。それが体現できたと思います。今シーズンも熱い応援をいただき、ありがとうございました。これからも成長できるように取り組んでいきます。