2023 X1 SUPER ライスボウルトーナメント SEMI FINAL

開催日時 2023年12月10日(日曜日) 15:00〜
試合場所 等々力陸上競技場
天気 晴れ
観客動員数 4621人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ1007724
オービックシーガルズオービックシーガルズ703717
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
オービック 4:27 1Q PASS #17タイラー・クルカ→#5西村有斗 10 Kick #96髙坂將太 G
富士通 7:34 1Q RUN #4サマジー・グラント 1 Kick #5納所幸司 G
富士通 12:54 1Q FG #5納所幸司
オービック 10:18 3Q FG #96髙坂將太
富士通 13:38 3Q PASS #18高木翼→#4サマジー・グラント 6 Kick #5納所幸司 G
オービック 8:21 4Q RUN #29李卓 6 Kick #96髙坂將太 G
富士通 12:43 4Q RUN #2トラショーン・ニクソン 16 Kick #5納所幸司 G
Report 試合レポート

第1クウォーター
多くのファンがホームタウンの等々力陸上競技場につめかけた注目のセミファイナル。シーガルズが先制したものの、すぐにフロンティアーズが同点、そして逆転と序盤から白熱した展開が繰り広げられた。フロンティアーズのオープニングシリーズがスリーアンドアウトのパントに終わると、自陣32yから攻撃を開始したシーガルズに、5プレーで68yを攻め込まれタッチダウンを奪われてしまう。続くオフェンスでは、WR(ワイドレシーバー)#11木村が21yリターンし、QB(クォーターバック)#18高木からWR#4サマジーへ34yのロングパスが決まり敵陣へ攻め込む。RB(ランニングバック)#2ニクソンの2回のランと、WR#85松井への11yのパスでゴール前3yでファーストダウンを更新すると、ランに強いフォーメーションを組んで、真っ向勝負に挑んだ。ファーストダウンでRB#2ニクソンが2y、続くダウンでWR#4サマジーがエンドゾーンに飛び込みタッチダウン、7−7の同点とする。直後のシーガルズの攻撃をパントに終わらせ、自陣18yから攻撃を開始したフロンティアーズ。WR#85松井へ65yのパスを決めると、その後のフォースダウンでFGを選択。41yと距離のあるキックだったが、K(キッカー)#5納所が決めて、10−7と3点のリードを奪った。
第2クウォーター
2Qはディフェンスが魅せた。1Qから続いたシーガルスオフェンスに、立て続けにパスを決められレッドゾーンに入られると、ランプレーでもゲインを許しゴールまで9y、サードダウンで残り1yの状況を作られてしまう。ランに強いフォーメーションを組むシーガルズに正面からぶつかったフロンティアーズディフェンス。サードダウンのランをノーゲインに抑えると、ギャンブルに出たフォースダウンのランもノーゲインに抑え、無失点で切り抜ける。さらに、2Q残り8分8秒からのディフェンスでも、レッドゾーンに入られたが、サードダウンでDB(ディフェンスバック)#29林が8yを押し戻すロスタックル決め、シーガルズはフォースダウンでFGを選択。そのキックをDL(ディフェンスライン)#9宮川がブロック。追加点を許さなかったフロンティアーズが、10−7と3点をリードして前半を終えた。
第3クウォーター
後半も見応えのあるプレーが続いた。共にパントを蹴り合い迎えた3Q残り11分からのディフェンスでは、ランプレーを中心にシーガルズに攻め込まれ、FGを許し同点に追いつかれてしまう。直後のオフェンスは、DB#7ブロンソンが10yリターンし自陣38yのフィールドポジションを得ると、RB#2ニクソンの34yのランが飛び出し敵陣へ。QB#18高木からWR#4サマジー、WR#83柴田、RB#2ニクソンと連続してパスを決めゴール前1yに迫ると、最後はQB#18高木がエンドゾーン左奥へと投じたパスを、WR#4サマジーがぎりぎりのところでダイビングキャッチ。タッチダウンを決めて17−10、再びリードを奪って、最終Qへと突入した。
第4クウォーター
4Q開始早々のフロンティアーズオフェンスは、ファーストダウンを更新できずにパントとなるが、そのパントでWR#17糸川が3yのロスタックル。シーガルズは自陣9yからのオフェンスとなる。だが、このシリーズで、11プレー、6分15秒をかけて91yをドライブされタッチダウンを決められてしまう。同点に追いつかれたフロンティアーズだったが、直後のシリーズで自陣45yからオフェンスをスタートすると、RB#2ニクソンのランが冴えを見せる。QBサックを受けたものの、同プレーでシーガルズに反則が出て15y進んだことも追い風となり、RB#2ニクソンのランでフォースダウンギャンブルに成功。その後もボールを#2ニクソンに預けて46yをゲイン。タッチダウンを奪い24−17と再びリードすると、残りは2分17秒。シーガルズの攻撃をDL#9宮川のQBサックなどで抑えたフロンティアーズが勝利をもぎ取り、ライスボウルへと駒を進めた。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
シーガルズと試合をすれば、タフな展開になるのは分かっていますが、今日も予想通りになりました。勝つことにフォーカスし、いろいろな準備をしてきましたが、我々が大事にしている部分を前面に出し、勝利できたことは選手たちにも自信になったと思います。立ち上がりはランプレーが出ず、上手くいかないプレーもありましたが、それも想定内。プレーコールを変えて、徐々にアジャストしていけました。メンバー全員が、得点を意識せず、目の前のプレーに集中しプレーできたのも勝因です。次戦もチャンスが少なく、我慢する時間帯がやってくると思います。それでもやることは変わりません。最後まで、我々のプレーができるように準備したいです。
タフなゲームでした。最初のパント2本は、イメージよりも早く外に出てしまい、思うように陣地を挽回することができませんでしたが、そこから気持ちを切り替えプレーすることができました。FGも距離を気にすることなく、フロント、スナッパー、フォルダーとメンバーを信じて蹴ることができました。後半には、カバーチームが良いタックルを決めてくれて、流れに乗っていけました。点差や展開、時間を気にせず、目の前のプレーに集中する。チームとしてこだわってやっていることで、自分も意識するポイント。次戦も、タフなゲームになると思いますが、そこで力を出し切れるように、しっかりと準備したいです。