第41回パールボウルトーナメント 準決勝
オービックシーガルズ戦

開催日時 2019年06月02日(日曜日) 14:00〜
試合場所 富士通スタジアム川崎
天気 曇り
観客動員数 2,002人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ0711624
オービックシーガルズオービックシーガルズ015101035
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G / NG
オービック 2 0:08 PASS #3スカイラー→#84西村 45 KICK #49星野 G
オービック 2 2:27 SAF
オービック 2 3:55 FG #49星野 49
オービック 2 7:31 FG #49星野 27
富士通 2 11:22 RUSH #30金 3 KICK #11西村 G
富士通 3 1:51 PASS #3バードソン→#22岩松 29 PASS #3バードソン→#87水野 G
オービック 3 5:08 RUSH #29李 6 KICK #49星野 G
富士通 3 7:00 FG #25大塚 42
オービック 3 11:10 FG #49星野 19
オービック 4 3:35 PASS #3スカイラー→#86前田 33 KICK #49星野 G
オービック 4 6:29 FG #49星野 41
富士通 4 11:52 PASS #12平本→ #13高津佐 9 PASS NG
Report 試合レポート

第 1 クォーター
2019年6月2日(日曜日)、第41回パールボウルトーナメント準決勝が富士通スタジアム川崎で行われ、富士通フロンティアーズ(以下、フロンティアーズ)は、オービックシーガルズ(以下、シーガルズ)と対戦。2,002人の観衆がつめかけ、フロンティアーズのキックで試合がはじまった。 互いにパントを蹴り合った後、先制のチャンスをつかんだのはシーガルズだった。フロンティアーズ陣内で攻撃権を得ると、ボールを進め43ヤードのFGを選択。しかし、このキックをフロンティアーズのDL(ディフェンスライン)#91斉川がブロック、得点を与えなかった。最初のシリーズを3アンドアウトしたフロンティアーズは、2度目のオフェンスでRB(ランニングバック)#16ニクソンの連続ランプレーでテンポ良く敵陣へ攻め込んだものの、インターセプトを喫してしまう。シーガルズ陣内37ヤードで攻守交代し、シーガルズにフロンティアーズ陣内でファーストダウンを更新されたところで1Qが終わった。
第 2 クォーター
2Q開始早々に、シーガルズに先制点を奪われる。ファーストプレーで45ヤードのロングパスを決められたのだ。直後のフロンティアーズは、キックオフで24ヤードまでリターンするも、ファンブルが出てフォースダウンでパントを選択。しかし、パントがブロックされてセーフティとなり、0ー9とリードを広げられる。続くシーガルズのシリーズでは、キックオフの反則や2本のロングパスを通されるなどして、FGを奪われてしまう。その後もシーガルズにFGを決められ迎えた前半残り5分を切ってからのシリーズで、ようやく流れを引き込んだ。WR(ワイドレシーバー)#84猪熊が自陣39ヤードまでリターンすると、代わって入ったQB(クォーターバック)#18高木がWR#83柴田やWR#85松井、WR#15成田らへパスを通しゴール前へ。最後はRB#30金の連続ランプレーでタッチダウンを奪い、前半を7ー15で終えた。
第 3 クォーター
シーガルズのキックで試合が再開すると、自陣30ヤードから攻撃を開始したフロンティアーズ。QBサックを受けるなどして、フォースダウンでパントを選択するが、このキックでラフィンザキッカーの反則があり、ファーストダウンを更新する。直後にサックを受けるも、WR#84猪熊へ12ヤード、WR#85松井へ34ヤードのパスを通し、ゴールまで29ヤードに迫るとWR#22岩松へ29ヤードのタッチダウンパスが決まる。さらに2ポイントコンバージョンではTE(タイトエンド)#87水野へパスを決め、15ー15の同点に追いついた。直後のシーガルズのシリーズ、自陣40ヤードまでリターンを許すと、ロングパスを通された上に罰退が重なり、一気にゴール前に迫られタッチダウンを奪われてしまう。その後、互いにFGで3点ずつ加え、フロンティアーズが攻撃権を得たところで最終Qへ突入した。
第 4 クォーター
18ー25、ワンポゼッション差を追ってフロンティアーズのオフェンスで幕を開けた最終Q。RBに一度ボールを預けて再びQBがボールを投げるフリー・フリッカーを繰り出したり、4ヤードが残ったフォースダウンでギャンブルをしたり、アグレッシブな攻めをみせるも、敵陣42ヤードで攻守交代となってしまう。一方、直後のシーガルズオフェンスに33ヤードのタッチダウンパスを決められると、続くシリーズでもFGを決められ、17点差とされてしまう。残り1分35秒からのシリーズでQB#12平本からWR#13高津佐へ9ヤードのタッチダウンが決まったが、逆転するには至らなかった。

文・写真/ NANO association
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
選手同様、今日の敗戦はとても悔しいです。なぜこうなったのか、しっかりと原因を突き止め、今後の練習に活かしたいと思っています。オフェンスでは要所々々ミスが目立ちました。1対1でやられている部分も、プレーの精度が低くボールを進められなかった部分もあります。また失点されているということはディフェンスに課題があるということ。様々な角度から今日の結果を分析し、受け止めたいと思っています。この敗戦を受けて今までの取り組み方でいいのか、見直すべきなのか、選手たちが考えたいと思っています。
いつ出てもいいように、ずっと準備をしてきたので、周りから一定の評価をいただけるプレーができたのは、その成果が出せたと思っています。しかし、試合では勝たなきゃ意味がない、負けたのがすべてです。チャンスがあったなかでタッチダウンが1つしか奪えず、まだまだ実力不足も感じます。タッチダウンを奪ったシリーズも、オフェンスラインのブロックが良く、際どい球をとってくれたレシーバーの力があってこそ。今後も控えに甘んじることなく、4連覇する上でチームの中心選手となって、貢献できるようにしていきたいです。