2021 X1 SUPER 秋季リーグ戦 SEMI FINAL
オービックシーガルズ戦

開催日時 2021年12月12日(日曜日) 14:00〜
試合場所 横浜スタジアム
天気 晴れ
観客動員数 3,919人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ737017
オービックシーガルズオービックシーガルズ370010
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G / NG
オービック 1 4:58 FG #12山﨑 22
富士通 1 9:20 RUN #2ニクソン 4 KICK #11西村 G
富士通 2 5:11 FG #11西村 24
オービック 2 7:05 RUN #43望月 13 KICK #12山﨑 G
富士通 3 4:09 PASS #18高木→#85松井 24 KICK #11西村 G
Report 試合レポート

第 1 クォーター
RB#30金が25yリターンし始まった注目の一戦。そのオープニングシリーズは、WR#9宜本へ連続してパスを成功させるも、サードダウンで投じたロングパスに失敗。パントとなる。直後のディフェンスは、シーガルズにラン中心に攻め込まれ、ゴール前12yでファーストダウンを更新される。その後、5yまで迫られるがシーガルズのパスを失敗に終わらせ、FGの3点に抑えた。2度目のオフェンスでフロンティアーズがタッチダウンを奪う。自陣25yからのシリーズは、RB#2ニクソンのランやWR#85松井へのパス、さらにゴールまで18yと迫ったサードダウンでは、QB#18高木がタックルされながらもWR#9宜本へパスを通し、ファーストダウンを更新。最後は、RB#2ニクソンが持ち込んで、7−3と逆転に成功する。続くシーガルズの攻撃を抑え、フロンティアーズが攻撃権を得ると1Qが終了した。
第 2 クォーター
2Q最初のオフェンスがパントとなると、ディフェンスがチャンスを作った。シーガルズ陣27yからのシリーズは、DB#34樋田のパスカットやシーガルズの反則、さらにはOL#0マシスのロスタックルがファンブルを誘い、フォースダウンでボールはシーガルズ陣内の2yに。エンドゾーンからのパントをWR#9宜本が15yリターンすると、敵陣35yからと絶好のフィールドポジションに。WR#85松井へ、タッチダウンパスが決まったかに見えた際どいプレーもあったが、最後はK#11西村のFGで10-3とリードを広げる。直後のシリーズでシーガルズにタッチダウンを決められ同点に追いつかれた後、前半残り2分14秒で、敵陣28yで攻撃権を得て再びチャンスをつかむ。しかし、ホールディングの反則が出るなど、スコアできず。前半は10−10の同点で終えた。
第 3 クォーター
後半最初のシーガルズの攻撃を抑えると、フロンティアーズのテンポの良いオフェンスが見られた。自陣33yからのシリーズは、RB#2ニクソンの連続ランでファーストダウンを更新すると、WR#4サマジーへ18y、WR#19小梶へ14yを投げゴール前へ。最後はエンドゾーン中央に走り込んだWR#85松井へ24yのタッチダウンパスを決め、17−10と勝ち越しに成功する。その後は、一進一退の攻防が続く。OLB#44趙、DL#53高橋のタックルなどでシーガルズの攻撃を抑えるも、フロンティアーズオフェンスにも反則やファンブルが出るなど、両チームのディフェンス陣が本領発揮。パントを蹴り合い、シーガルズオフェンスがフロンティアーズ陣内31y、フォースダウン残り1yとしたところで、3Qが終了した。
第 4 クォーター
フロンティアーズの7点リード、ワンポゼッション差の最終Qは、最後の最後まで目の離せない展開だった。開始早々、シーガルズがフォースダウンギャンブルに成功し優勢になるかと思われたが、直後のプレーでLB#6徳茂がパスインターセプト。フロンティアーズもターンオーバーを奪ったものの、攻撃は3&アウトのパントに抑えられてしまう。続くシーガルズオフェンスは、ゴール前10yでファーストダウンを更新し決定機を作る。だが、DB#40アディヤミのロスタックルなどで、サードダウンは残り11yに。ランプレーで再びゴールまで7yに迫るが、フォースダウンでタッチダウンを狙ったパスは失敗に終わる。試合時間残り4分42秒となり、攻撃権を得たフロンティアーズは、ランプレー中心に攻めるも、1分32秒を残してシーガルズへと攻撃権が移る。自陣18yからドライブを開始したシーガルズが、フロンティアーズ陣内25yまでボールを進めると、残りは11秒。タッチダウンを狙ったパスは僅かにオーバー。残り2秒、フロンティアーズがタイムアウトを取って挑んだラストプレー。エンドゾーンに投げ込まれたボールは、DB#7藤田がキャッチ。ファンを釘付けにするドラマティックなゲームだった。
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Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
勝利できたことは素直に嬉しいですね。選手たちがよくやってくれたと思います。シーガルズとの試合は、リーグ最終戦も、昨年のXボウルも厳しい試合で、今日も楽な展開にはならないと思っていました。ここまでもつれるのは予想していませんでしたが、最後はディフェンスがよく踏ん張ってくれました。とにかく自分たちのやるべきことにフォーカスし、シーガルズを研究してきたことが、得点に関わるプレーでの結果につながったと思います。次戦はライスボウルでインパルスと戦います。自分たちのやるべきことに徹し、必ず勝利をつかみ取ります。
大事なゲームで、立ち上がりは少し緊張していましたが、(宜本)潤平さんをはじめ周りの選手のプレーを見て「とにかくオフェンスを前に進めたい」と、上手く気持ちを切り替えられたのが大きかったですね。タッチダウンのシーンは、「この状況では絶対に取りたい」と強く思っていました。相手のディフェンスに対して有効なサインを高木さんからもらい、アジャストできたのが良かったです。昨季勝てなかったシーガルズと連戦が決まった時は、少し不安がありましたが、タフな試合に連勝したことで、自分にとっても、チームにとっても自信になりました。次は今季1度負けているインパルス。2度目は負けられないという思いは皆が持っています。得点を取ってチームの勝利に貢献します。