【パールボウル 決勝戦のみどころ】
● 試合概要
・ 日程: 2024年6月16日(日) 13:30 Kick-Off
・ 場所: 富士通スタジアム川崎
・ 対戦: オービックシーガルズ
富士通フロンティアーズ(以下、フロンティアーズ)は、5月25日に行われたパールボウルトーナメント準決勝でIBM BIG BULEと対戦、43-3でフロンティアーズが勝利し、10年ぶりとなる決勝進出を決めた。
決勝は同大会5連覇を目指すオービックシーガルズ(以下、シーガルズ)と対戦予定である。
10年前のパールボウル決勝戦は、今回と同様に、フロンティアーズvsシーガルズで、フロンティアーズがリードしたまま試合終了間際の残り0秒でシーガルズにタッチダウンパスを決められ同点に追いつかれ、さらにタイブレーク(延長戦)の末、34-37でフロンティアーズが敗戦し悔しい思いをしている。
5連覇を目指すシーガルズと、それを阻止して14年振りの優勝を狙うフロンティアーズの双方負けられない熱い戦いとなることは間違いない。
●フロンティアーズ
近年、シーガルズとの戦いは、1ポゼッション差以内の接戦で、今回のパールボウルも接戦が予想される。接戦のゲームではキッキングゲームの良し悪しで勝敗を分けることがある。フロンティアーズのキッキンゲームのキーパーソンであるK#5納所に注目したい。キックオフ、フィールドゴール、パントなど、全キックの役割を担っており、どれも国内トップレベルの実力を持っている。準決勝のIBM戦では52yのフィールドゴールを成功させ、またパントの飛距離では60yを超え、何度もK#5納所のキックに助けられている。さらに、フィールドゴールではスナップを出すスナッパー#99高橋、スナップされたボールをセットするホルダー#13高津佐にもご注目を。キック成功の裏には、スナッパー、ホルダー、キッカーの3位一体となり始めて成功している。
●シーガルズ
シーガルズのオフェンスは、QB Tyler Kulkaを中心として、ラン、パスとバランス良く攻撃する印象である。ランでは、RB李選手、RB西村七斗選手の2枚看板が脅威であり、パスでは、WR西村有斗選手、WR渡邊ジャマール選手、WR成田選手など、日本を代表するタレント揃いのレシーバ陣を警戒しなければならない。
対するフロンティアーズディフェンスは、LB#50海崎、DB#1渡辺らが活きのいい動きを見せており、シーガルズのランやパスに対してアグレッシブなディフェンスが見られるであろう。
シーガルズのディフェンスは、最前列でベテランDL清家選手、若手DL山田琳太郎選手などが立ちはだかっているが、そのDLに対するフロンティアーズOLは、2023シーズン All Xリーグを受賞したOL#64大久保、#60山下、#71郭、#55安東などである。最前線の熱い戦いにも注目したい。
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