聾学校の生徒向けに、LiveTalkを活用したアメフトの試合観戦を実施

 2022年12月12日(月曜日)、富士通フロンティアーズは、横浜スタジアムで開催されたXリーグの試合に、川崎市立聾(ろう)学校の生徒とご家族を招待しました。 

 

聴覚障がいのある方をアメフト観戦に招待するにあたり、富士通が開発したアプリ「LiveTalk(※)」を活用することにしました。これは音声をリアルタイムでテキストに変換できるソフトウェアで、この機能を試合解説に活用することで、聴覚障がいのある方にもアメフトのルール・見どころを知っていただけると考えました。 

(※) 富士通が開発したダイバーシティ・コミュニケーションツール。会話内容を音声認識し、リアルタイムに文字として表示。外国語への翻訳も可能。 

 

目の前の試合をリアルタイムに音声からテキストに解説する試みはフロンティアーズとして初めてのチャレンジとなるため、聴覚障がいのある社員と一緒に入念な準備を進めました。「テキストによる解説と、プレイの様子が両方見られるよう、解説がない“間”があると良い」等の意見があがり、これを踏まえて本番に臨みました。 

 当日、観客席では、フロンティアーズのOBが試合解説を実施。解説の音声をリアルタイムでテキストに変換したものを、聾学校のお子さんとご家族が各自のスマートフォン等で閲覧しながら、観戦を楽しめるよう工夫しました。 

 

 

また試合開始前にはフィールドツアーを開催し、普段は入れない場所から、アメフト選手の迫力を間近に感じていただきました。 

 試合は3921で、フロンティアーズがエレコム神戸に勝利。 

当日参加いただいた皆さんからは「初めての観戦でしたが、会場での観戦は臨場感があって良かった」「選手のことやルールがわかって楽しかった」などの感想をいただきました。 

 

富士通フロンティアーズは、スポーツの力を活かした共生社会の実現に、今後も取り組んでいきます。 

 

<関連リンク> 

FUJITSU Software LiveTalk 

https://www.fujitsu.com/jp/services/infrastructure/maintenance/lcm/workstyle-solutions/livetalk/