パールボウルトーナメント　準決勝

入場セレモニーでスタンドの大声援に迎えられたフロンティアーズは、後半のレシーブを選択し試合スタート。キックオフがタッチバックとなってからのファーストプレーで流れを引き寄せるビッグプレーが飛び出した。ライズのランプレーをファンブルさせるDL（ディフェンスライン）#0マシスのタックルが決まり、DB（ディフェンスバック）#7ブロンソンがリカバー。敵陣28ヤードで攻撃権を得ると、ギャンブルを成功させるなどしてゲインを重ね、最後はK（キッカー）#5納所が28ヤードのFGを決め先制を果たした。その後はパントを蹴り合う展開となったが、残り３分８秒からのオフェンスで、FGのチャンスを作ると、風が強く吹く中、納所がこの日2本目のFGを成功させて6-0で1Qを終える。

序盤はフロンティアーズにミスが出た。2Q最初のオフェンスではパントを蹴ることができずに自陣31ヤードで攻守交代。また2Q2度目のオフェンスでも自陣でパスをインターセプトされ、32ヤードで攻守交代。3度目の攻撃も自陣でインターセプトを許してしまう。だが、DL（ディフェンスライン）＃90藤谷やLB（ラインバッカー）＃41前野のロスタックルなど、要所でディフェンスが踏ん張り、タッチダウンは許さなかった。ライズは３度の得点チャンスを、すべてFGを選択、その内１本成功しフロンティアーズの6-3となる。残り1分28秒、自陣28ヤードからのオフェンスではRB（ランニングバック）＃28香川の連続ランプレーでボールを進めたものの、タイムアップ。6-3、3点リードで前半を終えた。

試合が再開した３Qは、両チームにタッチダウンが生まれた。後半最初のフロンティアーズの攻撃はインターセプトを許し、その後ライズに27ヤードを独走されてタッチダウンを決められる。直後のオフェンスでQB（クォーターバック）＃38濱口からWR（ワイドレシーバー）＃4サマジーへの18ヤードのパスや、＃38濱口の27ヤードのラン、RB＃21三宅への2本のパスが決まるとゴール前14ヤードに。最後はWR＃11木村へタッチダウンパスが決まり、13−10と逆転に成功する。直後のライズオフェンスに、14プレーを繰り出されゴール前26ヤードでのサードダウンをDB＃22阿部のタックルで凌ぐと、３Qが終了した。

開始直後のプレーでライズのFGが成功し、13-13の同点となった勝負の4Q。続くキックオフのボールは、WR＃11木村が21ヤードリターンするも、プレーが決まらずパントもミスになって自陣34ヤードで攻守交代となってしまう。その後、ライズにゴール前7ヤードまで攻め込まれたが、タッチダウンは許さずFGも失敗に終わり無失点で切り抜ける。残り7分52秒、自陣20ヤードからのオフェンスは、WR＃88宮澤へ14ヤードのパスが決まるが、ロスタックルやQBサックを受けてしまい、またも自陣で攻守交代となってしまう。直後のライズオフェンスに2本のパスを通されるなど、ゴール前2ヤードでファーストダウンを更新されてしまう。3度のランプレーは止めたものの、FGを決められ13−16、ライズにリードを許してしまう。残り1分43秒、3点を追ったフロンティアーズだったが、ロングゲインを狙ったパスがインターセプトされ、万事休す。13−16で敗戦となった。