【みどころ】
2020 X1 SUPER 秋季リーグ戦 第2節
IBM BigBlue戦
Xリーグ2020秋季シーズン第1節をノジマ相模原ライズと戦い48-3で勝利し、幸先の良いスタートを切ったフロンティアーズ、第2節はIBM BigBlue(以下、BigBlue)と対戦する。
vs ノジマ相模原ライズ振り返り
ノジマ相模原ライズ戦は試合開始直後のキックオフリターンでTDを獲得できたことで、試合を有利に進めることができた。更に1Qでオフェンスが2本、ディフェンスのファンブルリカバーによる1本のTDを獲得し、28-0と試合の最初から集中力を保ち、スタートを切れたことは良かった。しかし、2Qは反則とタックルミスにより流れが膠着した。後半に入り、オフェンスは着実に追加点をあげることができたものの、良いプレーが反則により取り消されるなど、詰め切れない状況が見られた。ディフェンスも0点に抑えたものの、相手のランプレーに対してはタックルを仕掛けるものの、相手のボールキャリアのセカンドエフォートでゲインされ、何度もファーストダウンを更新された。勝利できたことが最大の収穫だが、まだまだ詰めるべきポイントは多くみられた。
vs IBM BigBlue
BigBlueとは昨年の秋季リーグ戦第1節で対戦し55-13で勝利しているが、相手QB#2政本が試合序盤に負傷し、以降欠場となっており、ゲームプランが崩れた中での点差であった。今年の第1節ではQB#2政本に加えQB#3クラフト、QB#7馬島の3名体制となっており、的が絞りにくいオフェンスを展開することが予想される。また、2020年2月に編成された日本代表チームのキャプテンを務めた絶対的エースのWR#84近江を海外挑戦で欠く中、WR#85鈴木の台頭が著しい。第1節のエレコム神戸ファイニーズ戦では5キャッチで3TDを奪う活躍を見せている。
ディフェンスはコーディネーターにUSC(南カルフォルニア大学)出身のデイヴッド・パウロゾニックコーチが就任しており、データが少なく、どのような戦略を講じてくるか予想が難しい。
そのため、フロンティアーズはオフェンス、ディフェンスともに基本に忠実にプレーすることに加え、不測の事態が起こったとしても一喜一憂せず、着実にアジャストしていくことが求められる。
BigBlueは第1節でエレコム神戸ファイニーズとの激しい点の取り合いに敗れており、後がない状況のため、総力をかけて臨むことが予想される。フロンティアーズはそれ以上に強い気持ちを持ち、試合に臨みたい。
FRONTIERSのやるべきこと
まずはBigBlueオフェンスを止めることが求められる。非常に速いテンポでプレーを展開し、ディフェンスの準備が整う前にプレーを始めることで高い得点力を誇る。それに対し、フロンティアーズディフェンスはプレーの準備を早めることは勿論、連続したプレーに対応するだけの体力向上と頭の整理を行ったうえで試合に臨みたい。いずれにしても、走り勝つことがキーとなる。
前述のとおり、データが少ないためBigBlueディフェンス戦略の予想が難しい状況である。そのため、フロンティアーズオフェンスは目の前の1プレーに集中することは勿論のこと、第1節で散見された反則を少なくする事が求めれられる。そうすることでリズムを作り、先制点を奪うことで試合を有利に進めたい。
第1節は試合序盤で得点を重ねたことでモメンタムを掴むことができた。次戦も試合開始の1プレー目から集中してプレーを積み上げることで勝利につなげたい。
NextGame
日時:2020年11月7日(土)14:00キックオフ
場所:富士通スタジアム川崎