第70回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝inぐんま)

開催日時 2026年01月01日(木曜日)
開催地 群馬県庁前(スタート・フィニッシュ)
Results 大会結果

2026ニューイヤー駅伝

1位GMOインターネットグループ4時間44分00秒 ※大会新記録
2位ロジスティード 4時間46分27秒
3位トヨタ自動車 4時間47分12秒
・・・
10位富士通 4時間49分20秒

Report 大会レポート

オール日本人で5年ぶりの優勝を目指す

 第70回の節目を迎え、40チームが出場した「ニューイヤー駅伝inぐんま」。5年ぶりの優勝を目指し富士通は、1区に3年連続で塩澤を起用し、2区の最長区間には9月のベルリンマラソンで5位に入った浦野、3区はルーキー篠原、そしてインターナショナル区間の4区は塩尻と「1週間前にオール日本人で行くことを決めた」と高橋監督。後半5区は、今後、駅伝で中心選手になってほしい」と期待する伊豫田、6区横手、7区のアンカーには潰滝と、「襷を渡すとやってくれる」信頼を寄せるベテランを配置した。 

【1区】

スタートと同時にNDソフト東海林宏一選手飛び出し、大集団が追う展開となる。5キロを過ぎあたりから次第にペースが上がり、集団がひとつになると、遅れ出す選手が出始める。10キロを過ぎると、さらにペースアップ。集団が縦長なると、塩澤は前方に位置取り。ラスト1キロとなり20チームのスパート合戦に。塩澤もしっかりと対応し、トップと5秒差の区間8位2区へとつないだ 

【2区】

5秒差に9チーム、10秒差で14チームが中継し2区は、序盤2つの集団に分かれてレースが進んだ。浦野はその第2集団にポジショニング歩道寄りを走っていく。だが、徐々に集団から遅れを取ると、その後も後続の選手たちに抜かれてしまう。終盤も本来の姿とはかけ離れた走りで順位を落としてしまい、区間30位、27位での中継となった。 

【3区】

中継した時点では19秒差で前をいく23位のヤクルトらが作る4チームの集団に、5キロ前に追いついた篠原。その後「余裕があったので、いけると思った」と集団を抜き去り、前を追う。中盤からは、「一気に追い上げることはしないけど、徐々に上げていく」とペースに気を使いながら一人で押し切り、これまでの区間記録を5秒更新する42分53秒の区間新記録を樹立。順位も20位へと押し上げ、4区・塩尻へと襷をリレーした。 

【4区】

初のインターナショナル区間となった塩尻は、緊張はありましたが、やるからには区間賞を獲りたいし、楽しみたい」と意気込みスタート。「少しでも順位を上げたい」と序盤から突っ込んで入っていく。7.6キロと距離は短いものの「やっぱり長く感じた」と終盤は少しきつくなったというが、日本人トップの区間9位の好走で、全体順位も17位に上げる走りを見せた。 

【5区】

事前に高橋監督が立てた「設定タイムを強く意識していた」という5区・伊豫田。コースを試走していたものの「レースペースで走ると上り坂がきつかったが、もう少し上手く走りたかったと振り返る。そう思わせたのは、例年よりも風が弱く、7人が区間新をマークしたこと。好記録が数多く生まれ、自分ももっと良い走りができたずと課題が残る区間16位も、全体順位を1つ上げ、16位での中継となった。 

【6区】

区間2位、全体順位も16位から13位へ3つ上げる好走を見せたのが6区・横手だ。襷をもらうと前をいく選手の力を上手く使いながらペースを刻み、タイミングを見てペースアップ。単独走となってからも「押していけた」と積極的に前を追い、中継所では襷を受けた際には28秒差あった12位の旭化成1秒差に迫る走りで、同期のアンカー潰滝へと襷を渡した。 

7区

アンカー潰滝は「すべて出し切ろう」と序盤から攻めの走りを見せた。1秒差で前をいく旭化成・井川龍人選手と共に、3チームが作る9位集団を追うと、序盤に追いつき4チームで集団を形成。中盤には8位を走る安川電機をとらえ、富士通、旭化成、Honda、三菱重工の4チームで8位争いとなる。旭化成とHondaに終盤先行されたが、ラストで三菱重工との激しいスパート合戦を制し、10位フィニッシュ。優勝経験のあるチームらしい追い上げが見られたレースだった。 

好記録連発を受け「我々も考えを進化させなくては」

 レースを振り返り高橋監督は、「一時は27位まで順位を落としたが、よく挽回してくれた」と選手たちの健闘を讃える。続けて、自らを含めてコーチングスタッフも「考えを進化させなければならない」と、巻き返しへのポイントを語った。 

 今大会では全ての区間で、選手たちに設定タイムを設けたが、6人がそのタイムをクリアした。気象コンディションが良かったこともあり、優勝したGMOインターナショナルは大会新記録、5区では7人が区間新記録をマーク。飛躍的に記録が伸びており、「シューズだけじゃなく、選手たちの進化もすごい」。 

 加えて、「タイムだけでなく、駅伝の走り方も練習すること」を王座奪還へは欠かせないと話す。「勝ちたいという気持ちはもちろん、一緒に走る選手に競り勝つ強さが必要」。その上で、「来季は有望な選手たちも加入予定。個々のレベルアップはもちろん、駅伝で勝つチームを作っていきたい」という。来年はどんな走りを見せてくれるのか、楽しみにしたい。 

Comments コメント

3度目の1区で、勝ちにこだわってスタートラインに立ったので悔しい結果になりました。ゆったりとしたペースで入り、5キロ過ぎからじわじわとペースが上がっていったこともあり、後半はきつくなった部分がありました。ラスト600mとなる交差点を曲がってからが勝負だと思い、準備はしていたのですがついていけなかったのは残念です。トップと5秒差、最低限の仕事はできたと思える一方で、優勝するチームは区間賞を獲って勢いをつけることも大事。もっと成長しなければと思っています。今年は距離に関わらずマルチに走れるランナーを目指し、マラソンへの挑戦を考えています。トラックで培ってきたスピードを武器にマラソンで勝負ができるように。初マラソンから、しっかりとタイムと順位を狙っていきたいです。 

レースを壊してしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいです。今日に向けていい準備ができていて、スタートラインには自信を持って立つことができていました。体調不良や体が痛いわけでもなく、自分でもなぜ、この結果になってしまったのか、駅伝でここまで失敗したこともなく、とにかく悔しいです。駅伝での失敗は、駅伝で取り返すしかない、来年はチームの優勝に貢献できるようにしたいです。次は大阪マラソンを予定しています。日本人トップ、日本記録更新を目指して、気持ちを切り替えて走りたい。ベルリンマラソンで5位に入ったことで、手応えも感じています。これまでの経験を生かし納得できるレースをしたいと思っています。 

はじめてのニューイヤー駅伝で区間賞を区間新記録で獲れたのは良かったです。風が弱く、最初から突っ込むと後半きつくなると思ったので、最初から最後までイーブンペースで走ることを考えていました。スタートしてから前方の集団はずっと見えていましたが、その差をなかなか詰めることができず、ただここで上げてしまうとオーバーペースになると思い、慎重に走りました。5キロを過ぎ、少し余裕がったので「行けるかなペースアップ。その後は、落ち着いて走れたのが、一人で押し切れた理由だったと思います。今年は狙ったレースでしっかりと結果を出したいと思っています。次は香川丸亀国際ハーフマラソンに出場したいと思っています。昨年は3秒差で負けたレース、今年は日本記録を狙っていきたいです。

いつもとは違ったインターナショナル区間も、やるからには区間賞を狙って、楽しく走ることをテーマにしていました。襷を受けてからは、順位を上げたい、追い風の内にタイムを稼ぎたいと思い、前半から突っ込んで入りました。例年コースの後半向かい風となる高林の交差点を過ぎてからは、想定よりも風の影響は感じませんでしたが、前半突っ込んだ分、後半はきつくなった部分がありました。ここ2年はニューイヤー駅伝で不甲斐ない走りが続いたので、今日まずまずの走りができ、いい経験ができたと思っています。今年、目標とするのは9月のアジア競技大会(名古屋)です。トラックレースでは自己ベスト更新をしていく中で、大きな記録がついてくればと思っています。 

目標としていたタイムはクリアできたものの、結果を見ると満足はしていません。監督から言われていた設定タイムは、昨年までのデータを参考にしたもの。今年は、例年よりも風が弱く、7人が区間新を記録した中で、設定タイムと戦ってしまい、さらに上を目指すことができませんでした。もっと前を追って、順位を上げる、駅伝らしい走りをしなければならなかったと思います。今年は成長し続けることと共に、しっかりと結果も残したいと思っています。昨年は、5000mと10000mで自己ベストを更新しましたが、今年もさらに記録を伸ばしていきたいです。また日本選手権では順位を残せるように、勝負にこだわった走りができるよう成長していきたいです。 

区間2位のタイムで走れましたが、チーム順位を考えると悔しいのひと言です。夏合宿で足首を骨折してから、最短ルートで、ここまで戻せたのは一定の評価ができると思いますが、もっと行きたかった、もっとできたという思いも持っています。前半は他のチームの選手の後ろについて、中間点からは前に出て一人で押していけましたが、前半部分でももう少しいい走りができたんじゃないかと思っています。次は大阪マラソンを予定しています。今年こそはしっかりと走りたい、怪我の影響で走り出しが遅くなりましたが、ここまでは順調にきています。2時間5分台を狙って、全力を出し切れるように準備していきたいです。 

今日に向けて準備してきて、形はどうであれ無事にレースを終えることができ嬉しさもありますが、10位という結果には悔しさが残ります。今季は怪我の影響で出遅れて、ポイント練習に参加できたのが9月。自信を持ってスタートラインに立つことはできませんでしたが、同期の横手がものすごいオーラで襷を持ってきたので、気合いが入りました。いけるところまで行って、とにかく力を出し切ろうと思いスタート。最後も走れなかったメンバーの顔が思い浮かんで「ここで負けたら恥ずかしい」と力が出ました。ゴール後も、同期の松枝が迎えてくれて嬉しかったですね。来季のマラソン挑戦も含め、次の目標に向かって取り組んでいきたいです。 

Entry Athletes 出場予定選手