2016 X1 SUPER 秋季リーグ戦 RICE BOWL​
関西学院大学ファイターズ戦

開催日時 2017年01月03日(火曜日) 16:00〜
試合場所 東京ドーム
天気 晴れ
観客動員数 33,521人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ13710030
関西学院大学ファイターズ関西学院大学ファイターズ006713
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G / NG
富士通 1 3:10 FG #11西村 49
富士通 1 8:15 FG #11西村 28
富士通 1 12:41 PASS #3キャメロン →#81中村 30 KICK #11西村 G
富士通 2 11:48 PASS #3キャメロン →#81中村 51 KICK #11西村 G
富士通 3 8:57 FG #11西村 29
関西学院 3 13:50 RUSH #40橋本 3 PLAY #6伊豆→ #22加藤 NG
富士通 3 14:55 PASS #3キャメロン →#89福井 37 KICK #11西村 G
関西学院 4 14:15 PASS #6伊豆→ #88亀山 6 KICK #1西岡 G
Report 試合レポート

第 1 クォーター
2017年1月3日火曜日、ライスボウルに進出した富士通フロンティアーズ(以下、フロンティアーズ)は、東京ドームにて関西学院ファイターズ(以下、ファイターズ)と対戦。33,521人の観衆を動員し、フロンティアーズのレシーブで試合がはじまった。
先制を果たしたのはフロンティアーズだった。自陣25ヤードからオープニングシリーズを開始すると、3度ファーストダウンを更新し敵陣へ。2度目のサードダウンを更新できなかったものの、K(キッカー)#11西村が49ヤードと距離のあるFGを成功させた。直後のファイターズの攻撃を3アンドアウトのパントに抑え、50ヤードから攻撃を開始するとまたもFGを決めリードを広げる。さらに自陣13ヤードからはじまった3度目のオフェンスでは、WR(ワイドレシーバー)#22岩松へ3プレー連続のパスを成功させると、最後はエンドゾーン右奥に走り込んだWR#81中村へ30ヤードのタッチダウンパスを決め、13ー0で1Qを終えた。
第 2 クォーター
1Qから続いたファイターズの攻撃では、フォースダウンでスペシャルプレーを繰り出され、ファーストダウンを更新されるも、その後はディフェンスが踏ん張り、自陣に攻め込ませない。一方、フロンティアーズオフェンスも反則が重なり、思うように攻め込めない時間が続いた。残り5分31秒。自陣44ヤードから攻撃を開始したファイターズはパスを通し、フロンティアーズ陣内へ。しかし、フォースダウンダウンギャンブルに出たところでLB(ラインバッカー)#54高崎がQBサックし、50ヤードで攻撃権を得ると、その2プレーにビッグプレーが生まれた。QB(クォーターバック)#3キャメロンからエンドゾーンに走り込んだWR#81中村へ51ヤードの超ロングパスが決まりタッチダウン。20ー0、オフェンスは2つのタッチダウンと2つのFG、ディフェンスは無失点で前半を終えた。
第 3 クォーター
3Qは点の取り合いになった。フロンティアーズのキックで試合が再開すると、自陣15ヤードから攻撃を開始したファイターズに、ランプレーでロングゲインされるシーンもあったが、2度目のサードダウンでLB#16ニクソンがQBサックし、パントに追い込む。直後のフロンティアーズは、自陣13ヤードから71ヤードを12プレーでかけて前進しFGに結びつける。続くファイターズは、65ヤードを10プレーでタッチダウンに。圧巻だったのは直後のフロンティアーズ。ファイターズのオンサイドキックが失敗に終わり敵陣45ヤードで攻撃権を得ると、その3プレー目に右サイドを駆け上がっていたWR#89福井へ37ヤードのタッチダウンパスを決めたのだ。この試合3つ目のタッチダウンを決めて30ー6、リードを広げて最終Qへ入った。
第 4 クォーター
最終Qは、1つでも多くタッチダウンを奪いたいファイターズオフェンス対、フロンティアーズディフェンスの戦いだった。50ヤード以上ドライブしFG圏内に入りながらも、2度フォースダウンギャンブルを選択したファイターズ。その攻撃を2度とも跳ね返したフロンティアーズディフェンスだったが、ファンブルカバーされ自陣48ヤードで攻撃権を奪われたファイターズ3度目のオフェンスでタッチダウンを決められてしまう。だがこの時点で既に時間は1分を切っており、最後はフロンティアーズがニーダウンして2度目のライスボウル制覇を成し遂げた。尚、MVPにはパス311ヤード、3TD、成功率70%超のQB#3コービー・キャメロンが選ばれた。
文・写真 / FUJITSU SPORTS
Comments コメント

藤田 智ヘッドコーチ/オフェンスコーディネーター
藤田 智
勝ててよかった。率直に言うと今はそんな気持ちです。結果的に点差が付きましたが、最後まで気の抜けないゲームでした。勝因を上げるなら、オフェンスが早い段階でタッチダウンを上げ得点したこと。直近の試合では攻めきれず、あと一歩のところでタッチダウンを奪えてませんでしたから。前半に2つ、しかもロングパスを決めたのが大きかったですね。一方、ディフェンスも落ち着いて、各々の役割に徹してくれたました。例えスペシャルプレーを決められても、何をすべきか、全員が分かっていたと思います。さらに会場の応援も選手たちの背中を押したと思います。1年間応援いただきありがとうございました。
鈴木 將一郎#45
鈴木 將一郎
とにかくベーシックに守る。試合に向けてディフェンスが立てた戦略です。スペシャルプレーを多用してくるだろうとは思っていましたが、我々もいつもと違うことをするのはリスクがある。ならば普段通りに行こうと。特に前半は無失点に抑えることができ、普段通り冷静なプレーが出来ていたと思います。主将として挑んだシーズンに日本一になることができ嬉しく思っています。一方で、シーズンを振り返ると、「まだもう少し出来たかな」って考えることも少なくありません。最高の結果を得ましたが、これで終わりではありません。まだまだ自分たちのフットボールに磨きをかけたいと思っています。
小林 祐太郎#72 OL
小林 祐太郎
「やり遂げた」という思いと、ライン戦では社会人に分があると言われていたので、勝利を上げることができ安心した部分があります。またこの試合に向けてリーグ戦の反省を修正してきました。その成果も少しは出せたんじゃないかと思っています。シーズン最終戦でレシーバーとのタイミングが合い、タッチダウンを上げられたことを嬉しく思っています。1年間、熱い声援をいただきありがとうございました。
南 奎光#98
南 奎光
立命館出身者としては、大学時代のライバルに勝利できたことは素直に嬉しいですね。今日の試合では相手の術中にはまり、うまく惑わされるところもありましたが、全員のチカラが合わさって止めることが出来たと思っています。それも、試合前から「気持ちをぶらさない」、「自分の仕事をする」、このことを徹底できたのが大きかったと思います。このチームでさらに大きな連勝記録を作りたい、今はそんな気持ちでいっぱいです。