パールボウルトーナメント決勝戦

開催日時 2024年06月16日(日曜日) 13:30〜
試合場所 富士通スタジアム川崎
天気
観客動員数 2,974人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TB1TB2TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ03773626
オービックシーガルズオービックシーガルズ007103828

TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
富士通 2Q 8:22 FG #5納所幸司 23
オービック 3Q 3:59 PASS #17タイラー・クルカ→#5西村有斗 31 Kick #96髙坂將太 G
富士通 3Q 5:33 PASS #8濱口真行→#25坂本アントニーマウネディ 43 Kick #5納所幸司 G
オービック 4Q 6:37 PASS #17タイラー・クルカ→#5西村有斗 35 Kick #12山﨑丈路 G
富士通 4Q 10:37 RUN #8濱口真行 2 Kick #5納所幸司 G
オービック 4Q 11:58 FG #12山﨑丈路 38
富士通 TBS1 FG #5納所幸司 30
オービック TBS1 FG #12山﨑丈路 25
オービック TBS2 RUN #18渡邊ジャマール 8 RUN #29李卓 G
富士通 TBS2 PASS #26横川豪士 4 PASS #15野沢研 NG

Report 試合レポート

【第1クウォーター】
スタンドを埋め尽くしたファン注目のパールボウルは、フロンティアーズのレシーブで試合開始。オープンニングシリーズは、ファーストプレーでRB#28(ランニングバック)香川のランでファーストダウンを更新。QB(クォーターバック)#20鎌田からWR(ワイドレシーバー)#25坂本へ立て続けにパスを決めフィールド中央までボールを進めるが、その後サードダウンでロスタックルを受け、フォースダウンパントで攻守交代となる。互いにパントを蹴り合い、1Q残り3分15秒からのディフェンスでは、ビッグプレーが生まれた。自陣49yからのディフェンスは、ロングパスを通されるなどゴール前9yでファーストダウンを更新されたが、直後のシーガルズがタッチダウンを狙ったパスをエンドゾーン内でDB(ディフェンスバック)#43井本がインターセプト。両チーム無得点で1Qを終えた。
【第2クウォーター】
ファーストダウンを更新するものの、ドライブが続かず自陣で攻撃を終えたオフェンス。一方ディフェンスは、DL(ディフェンスライン)#99高橋の9yをロスさせるQBサックなどで、シーガルズを3&アウトに抑え込む。残り9分を切ってからのオフェンスでは、QBサックを2度受けたものの、WR#17糸川へ17y、WR#16今中へ10yなど要所でパスが決まり、またシーガルの反則もあってレッドゾーンへと侵入。タッチダウンは奪えなかったが、K(キッカー)#5納所が23yのFGに成功。フロンティアーズが3点を先制する。続くディンフェスでは、ファーストダウンを更新されたものの、シーガルズの反則が重なったこと、DB#32近田、LB(ラインバッカー)#51山田、DL#91池田らのタックルが冴え、敵陣でサードダウンを終えると前半終了となった。
【第3クウォーター】
試合が再開すると、両チームがタッチダウンを奪い合った。シーガルズが後半最初のオフェンスで80yをドライブし、最後は31yのロングパスでタッチダウンを決めれば、続くシリーズでフロンティアーズも反撃。キックオフのボールをWR#11木村が43yリターンすると、後半から出場したQB#8濱口が連続してパスに失敗するも、フィールド中央のフォースダウン残り5yでギャンブルを選択。このプレーがシーガルズのオフサイドを誘いファーストダウンを更新すると、すぐさまロングパス。ディフェンスと競り合いながらエンドゾーン内でWR#25坂本がボールをキャッチしタッチダウン。見応え十分、43yのタッチダウンパスに成功する。続くシリーズではシーガルズがFGにトライしたものの、キックは失敗に終わり、10−7、フロンティアーズ3点リードで最終Qへと突入した。
【第4クウォーター】
3Qから続いたフロンティアーズオフェンスは、FGにトライしたもののキックはわずかに外れてしまう。その後、シーガルズにタッチダウンを奪われ逆転を許すも、フロンティアーズもすぐさまタッチダウンを返す。残り時間5分23秒、自陣25yからのシリーズはRB#28香川の連続ランプレー、WR#81中村への7yのパスで、ボールをフィールド中央まで進めると、QB#8濱口があと少しでタッチダウンという48yのランを見せ、ゴール前5yでファーストダウンを更新。最後も#8濱口がエンドゾーンへ走り込み、17−14、フロンティアーズが再逆転に成功する。残り1分23秒、守り切りたい状況だったが、土壇場でシーガルズにFGを決められ、勝負はオーバータイムへともつれ込んだ。

フロンティアーズの先攻だったタイブレーク1は、共にFGに成功する。先攻、後攻が入れ替わったタイブレーク2で、シーガルズがタッチダウン。さらにトライフォーポイントで2点コンバージョンを決めて8点をリードされる。フロンティアーズもフォースダウンギャンブルを成功させ、QB#15野沢からRB#26横川へとタッチダウンパスを決めたが、2ポイントコンバージョンに失敗。あと一歩及ばなかった。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
勝ち切れなかったことは、悔しさが残りますが、今日やれる精一杯の力は出せたという思いもあります。勝てるチャンスは十分にあった試合ですが、プレーを決め切れていないことが、終盤に追いつかれ、オーバータイムで競り負けた要因。なぜ決め切れなかったのか、しっかりと原因を追求し、夏の練習で潰していきたいです。また、選手一人ひとりに1対1がどうだったのか、振り返ってもらいたいとも思っています。春シーズンは新人を含めて多くの選手がフィールドに立ったのが収穫です。その中で、インパルス、シーガルズと対戦、今日はオーバータイムも経験することができました。実戦を経験できたのは選手にとって大きなこと、秋にベストメンバーを組めるように、しっかりと準備していきます。
個人としてインターセプトができ、チャンスをものにできたのは良かったですが、今日は僕らDBで負けたと感じています。フロント陣がファーストダウン、セカンドダウンを止めたのに、サードダウンでパスを通される悪い流れ。4Qの最後のディフェンスシリーズも、インバウンズで止めなければならないところで外に出られてしまうのは、小さなタックルミスが積み重なっているから。粗いプレーがあり、ディフェンス全体の課題です。秋に向けては、タックルやボールを奪うこと、ディンフェスとしてのファンダメンタルこだわっていきたい。ディフェンス全体で成長しつつ、「DBで勝った」といわれるゲームを増やせるように、取り組んでいきたいです。
note FRONTIERS公式noteアカウント記事