ドリームジャパンボウル2024 ジャパンオールスター vs IVYリーグオールスター

開催日時 2024年01月21日(日曜日) 13:00〜
試合場所 国立競技場
天気 曇り時々雨
観客動員数 未発表
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
全日本選抜チーム全日本選抜チーム1000010
アイビーリーグ選抜チームアイビーリーグ選抜チーム03025
TEAM TIME Q PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
全日本選抜 1Q 5:00 RUN #4サマジー・グラント 29 Kick #5納所幸司 G
全日本選抜 1Q 15:00 FG #5納所幸司 51
IVYリーグ選抜 2Q 4:41 FG #97ジャクソン・ケネディー 26
IVYリーグ選抜 4Q 0:11 Safety
Report 試合レポート

第1クウォーター
オープニングシリーズで全日本選抜が先制を果たした。キックオフのボールを22ヤードリターンし攻撃をスタートさせると、2プレー目にこの試合ではRB(ランニングバック)で出場の#4サマジーの9ヤードのランでファーストダウンを更新。その後、フィールド中央までボールを運ぶと、フォースダウン残り1ヤードでギャンブルを選択。ここでもRB#4サマジーが2ヤードをゲインしファーストダウンを更新する。そして最後は再びRB#4サマジーが走って、29ヤードのタッチダウンラン。K(キッカー)#5納所のキックも決まって7点を先制する。ディフェンスも上々のスタートをきった。最初の数プレーこそ連続してゲインされたが、フィールド中央までボールが進むと、セカンドダウンでLB(ラインバッカー)#0徳茂が4ヤードのロスタックル、サードダウンではQBサックも決まり攻守交代となる。残り4分をきってからのオフェンスでは、フォースダウンとなって51ヤードと距離のあるFGにトライ。これをK#5納所が決めて10−0とリードを広げた。
第2クウォーター
2Qは全日本選抜のディフェンスが踏ん張った。2Q最初のディフェンスでは、全日本選抜のファウルがあったり、自陣25ヤードでギャンブルを決められたり、自陣深くまで攻め込まれてしまう。ゴール前9ヤードでファーストダウンを更新されたが、その後は連続でランプレーを止め、サードダウンのタッチダウンを狙ったパスも、しっかりとカバーし失敗に終わらせ、FGの3点に抑えた。2度目のディフェンスでも、自陣28ヤードまで攻め込まれるが、IVYリーグ選抜にホールディングの反則が出るなどしてパントに終わる。さらに残り4分からのディフェンスでは、サードダウンでLB#0徳茂がQBをタックル。1ヤードをロスさせパントに終わらせた。一方で、3度あったオフェンスでは、RB#4サマジーの22ヤードのランがあったものの、敵陣へ攻め込むことができず無得点。全日本選抜の10−3、7点リードで前半を終えた。
第3クウォーター
後半もディフェンスの活躍が光った。残り10分をきってからの3Q2度目のディフェンスでは、自陣37ヤードから攻撃を開始したIVYリーグ選抜に、じわじわと攻められ全日本選抜陣内に。フォースダウン残り4ヤードでギャンブルを成功されたり、全日本選抜のパスインターフェアなどで、ゴール前3ヤードでファーストダウンを更新されてしまう。そのファーストダウン、ランプレーをDL(ディフェンスライン)#9宮川が2ヤードのロスタックル。セカンドダウンはランで2ヤードをゲインされる。ゴールまで3ヤードのサードダウンのランプレーは、タッチダウン寸前でLB#3久下がタックル。迎えたフォースダウンはゴールまで1ヤード。再びランでタッチダウンを狙うIVYリーグ選抜を、DL#95宇田がタックル。ノーゲインに抑えて、ピンチ脱出。自陣1ヤードで攻守交代となった。
第4クウォーター
自陣1ヤード、エンドゾーンを背にした全日本選抜オフェンス。ランで切り抜けようとしたものの、IVYリーグ選抜にセーフティを奪われてしまう。10−5となって、全日本選抜のキックで試合が再開されると、そのキックオフのボールをIVYリーグ選抜がファンブル。全日本選抜がボールを抑えて攻守交代となる。しかし、その後は決め手をかき、両チームがパントを蹴り合う展開に。残り4分42秒からのオフェンスでは、ランプレーを中心に試合をコントロールする全日本選抜。2度のサードダウンを、RB#4サマジーらのランで更新し、IVYリーグ選抜に攻撃権が移ったときには、残り1分7秒、IVYリーグ選抜のタイムアウトは“0”となっていた。時間のないなかでギャンブルに成功し、ボールを前進させたIVYリーグ選抜だったが、残り2秒、ラストプレーで投じたパスをDB#27林がインターセプト。全日本選抜が勝利を飾った。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
勝負にこだわること、最後までやりきること、5回という限られた練習の中でも主将と一緒になって、チームが同じ方向に向かってやってこられたのが勝利につながったと思います。最後はしんどい時間帯がありましたがディフェンスが踏ん張り、オフェンスも少ないチャンスを決めきったのが勝因です。今日のゲームのポイントに挙げていたラインの勝負も、ディフェンスラインはしっかりと勝負することができていましたし、オフェンスでは多少崩される場面がありましたが、ランプレーで勝負できました。スペシャルチームでいいフィールドポジションが取れたのも勝因でしょう。スリーアンドアウトで終わったシリーズでも、キック&カバーが良く、ボールを押し込め相手にいいフィールドポジションを与えませんでした。今日の勝利は重要な一歩。しっかりと振り返り、次につなげたいと思います。
全日本選抜として挑む大事な試合。「こうしてやろう」ということはありませんでしたが、このチームなら素晴らしいプレーができる、チームメイトのおかげでいいプレーをすることができました。また、こうした日本チームのプレーをファンの皆さんに届けることができて嬉しく思っています。今季は、はじめて子供たちが日本にきたシーズンでした。子供の前で、全ての試合で完璧なプレーがしたい、どんな状況でも、どんな試合でも子供たちの手本になれるように努めてきました。昨夜は今日のゲームのことが頭にあって、よく眠れませんでしたが、朝目覚めたら力がみなぎってきました。勝利に貢献することができ、嬉しく思っています。