2023 X1 SUPER ライスボウルトーナメント QUARTER FINAL

開催日時 2023年11月19日(日曜日) 14:00〜
試合場所 横浜スタジアム
天気 晴れ
観客動員数 未発表
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ073010
東京ガスクリエイターズ東京ガスクリエイターズ30003
PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
#7高橋寛太 27
#28香川将成 1 Kick #5納所幸司 G
#5納所幸司 29
Report 試合レポート

第1クウォーター
先制したのはクリエイターズだった。フロンティアーズのオープニングシリーズは、ファーストダウンを更新するものの、スコアすることができず、続くディフェンスでは、フォースダウンに追い込むものの、パントフォーメーションからパスを投げるスペシャルプレーでファーストダウンを更新されてしまう。その後はノーゲインに抑え、クリエイターズのFGが外れて無失点で切り抜ける。続く自陣32yからのオフェンスは、パーソナルファウルやフォースダウンギャンブルでも反則が出るなど、リズムがつかめない。さらに、その後のパントでは、スナップにミスが出て、自陣10yで攻守交代となってしまう。クリエイターズのタッチダウンを狙ったパスは失敗に終わらせたものの、FGで先制を許してしまう。
第2クウォーター
先制されたフロンティアーズだったが、直後のシリーズでタッチダウンを挙げて逆転に成功する。1Qからのオフェンスで、QB(クォーターバック)#15野沢からWR(ワイドレシーバー)#4サマジーへ6y、WR#85松井へ17yのパスに成功すると、RB#28香川がランで42yのロングゲイン。最後は再びRB#28香川がボールをキャリーしエンドゾーンへ。K(キッカー)#5納所のキックも決まり7−3とする。しかし、その後は決め切ることができなかった。自陣14yからスタートしたオフェンスシリーズで、ゴール前2yでファーストダウンを更新するが、タッチダウンを狙い真っ向勝負で挑んだランプレーは4度ともゴールラインを突破することができず、7−3で前半を終えた。
第3クウォーター
フロンティアーズのキックで試合再開した後半、両チームが正面からぶつかり合った。後半最初のディフェンスでは41yのパスを通されるなどして自陣に攻め込まれると、クリエイターズは47yのFGにトライ。キックは失敗に終わり無失点で切り抜ける。続くフロンティアーズは、RB#28香川、QB#15野沢、WR#4サマジーらのランプレーを中心に敵陣11yまで攻め込み、最後はFGを選択。K#5納所が29yのキックを決めて3点を追加する。直後のディフェンスでは、DB(ディフェンスバック)#23奥田、LB(ラインバッカー)#35竹内のタックル、DL(ディフェンスライン)#97水谷、LB#47山岸のロスタックルなどでパントに追い込み、フロンティアーズに攻撃権が移り、RB#28香川の連続ランプレーで6yをゲインすると3Qが終了した。
第4クウォーター
ワンポゼッション差で迎えた最終Q。勝利を手繰り寄せたのはディフェンスだった。3Qから続いたオフェンスは敵陣へ攻め込んだが、ファンブルのミスが出て攻守交代に。その後、両チームがパントを蹴り合い迎えた残り7分17秒からのディフェンスでは、フロンティアーズ陣内に攻め込まれたところで、DB#29林がパスインターセプト。さらに、残り2分48秒からのディフェンスでは、フォースダウン残り1yとなって、クリエイターズがギャンブルに出たランプレーをLB#51山田がノーゲインに抑えるタックルを決め攻守交代に。最後はフロンティアーズがビクトリーフォーメーションで残り時間を使い切り勝利を飾った。
次戦は12月10日(日)、等々力陸上競技場にてオービックシーガルズとのセミファイナルに挑む。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
負けたら終わりのトーナメント戦。何よりも勝利を優先していたので、その点では良かったと思っています。しかし、内容を見れば決して満足できるものではありません。オフェンスは良いフィールドポジションでボールをもらいながらもスコアできないシリーズが続きました。特に、前半最後のゴール前のシーンは、力勝負を挑んで負けた、課題の残るものでした。またファンブルやスナップのミスなど、自滅に近いプレーもありました。ゲームの中で、流れをつかみきれなかったこと、こちらから手放してしまったのは大きな課題です。もう一度、自分たちの強みを活かしたゲームプランを立て直し、次戦に挑みたいです。

FGの失点はあったものの、ディフェンスが踏ん張り勝利できた試合だったと思います。先制され、逆転してからもワンポゼッション差で進んだことで、ゲームに深く入り込むことができました。個人的には2タックルという結果を残せましたが、まだまだタックルミスをしているところもあり、今後の課題にしたいです。今季は1年目の時のように思い切りプレーをすることをテーマにしています。次戦も、自分の持ち味であるスピードを活かしたパスカバーでチームに貢献するプレーがしたい。「ディフェンスが0点に抑えれば、必ず勝てる」の言葉を胸に戦いたいです。