X1 Super 第1節

開催日時 2024年08月31日(土曜日) 16:00〜
試合場所 富士通スタジアム川崎
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ14103936
富士フイルムミネルヴァAFC富士フイルムミネルヴァAFC00707
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
富士通 1Q 2:02 PASS #18高木翼→#11木村和喜 4 Kick #5納所幸司 G
富士通 1Q 6:27 PASS #18高木翼→#4グラント・サマジー 9 Kick #5納所幸司 G
富士通 2Q 2:31 PR #4グラント・サマジー 90 Kick #5納所幸司 G
富士通 2Q 12:00 FG #5納所幸司 41
富士フイルム海老名 3Q 8:34 PASS #12鈴木貴史→#11小山昭瑛 11 Kick #94大野郁哉 G
富士通 3Q 10:22 FG #5納所幸司 27
富士通 4Q 1:02 PASS #18高木翼→#83柴田源太 10 Kick #5納所幸司 NG
富士通 4Q 3:52 FG #5納所幸司 37
Report 試合レポート

【第1クウォーター】
4連覇を目指すフロンティアーズ、オープニングドライブから力を見せた。ファーストプレーでQB(クォーターバック)#18高木からパスを受けたWR(ワイドレシーバー)#4サマジーがタックルを振り払うと、逆サイドへと大きく展開し39yをゲイン。RB(ランニングバック)#2ニクソンの13yのラン、WR#11木村への26yのパスなどでさらに前進すると、最後はエンドゾーン内に走り込んだWR#11木村へタッチダウンパスを決めフロンティアーズが先制を果たした。ディフェンスも完璧なスタートを切った。DL(ディフェンスライン)#53髙橋がファーストダウンのランプレーを0yに抑えるタックルを見せると、セカンドダウンではDL#0マシスが1yのロスタックル、サードダウンはDB(ディフェンスバック)#1渡辺がパスカットし3&アウトに。リズム良くオフェンスへとつなぐと、WR#4サマジーへのタッチダウンパスが決まり追加点。その後もオンサイドキックを決めるなどフロンティアーズペースで試合が進んだ。
【第2クウォーター】
2Q開始直後のミネルヴァAFCの攻撃を抑えると、フォースダウンのパントでフロンティアーズにビッグプレーが飛び出した。自陣深くでボールをキャッチしたリターナーのWR#4サマジーがブロックの間を抜けて敵陣へ走り込み、ゴール直前ではディフェンスと1対1となるが、緩急をつけた走りでディフェンスを振り払い、90yのタッチダウンラン。21-0とリードを広げた。その後は決め手をかいてしまう。6分過ぎからのオフェンスでは、QB#18高木からWR#82糸川、WR#25坂本、WR#81中村などにパスを投げ分けドライブするもタッチダウンを狙ったパスは失敗。フォースダウンで39yのFG(フィールドゴール)にトライしたものの、これも失敗に終わってしまう。前半残り1分19秒、自陣43yからオフェンスシリーズでは、前シリーズとは対象的にプレーを決めきった。タイムアウトのない状況でFGが確実なところまでボールを進めると、残りは10数秒。時計が進む中、FGのメンバーに素早く入れ替わり、残り1秒でスナップ。41yのフィールドゴールを見事に決めた。
【第3クウォーター】
雨が降り始めた後半。立ち上がりはフロンティアーズにファンブルのミスが出るなどミネルヴァAFCペースとなった。ミネルヴァAFCに自陣に入られると、フォースダウンギャンブルを決められ、じわりとボールを進められる。LB(ラインバッカー)#6徳茂やDL#0マシスのタックルも決まるが、2度目のフォースダウンギャンブルで、フロンティアーズに反則が出てしまい、ゴール前10yでファーストダウンを更新されると、最後はエンドゾーン左隅にタッチダウンパスを決められてしまう。ミネルヴァAFCの攻撃が終わると、3Qは残り3分26秒。RB#21三宅が86yのキックオフリターンを見せ、ゴール前23yへ。ファーストダウンでWR#13高津佐へ12yのパスに成功するが、続くランプレーで8y戻されてしまう。タッチダウンは奪えなかったが、FGを決めて追加点。27-7とリードを広げた。
【第4クウォーター】
雨脚が強くなった最終Q。3Qから続いたミネルヴァAFCのフォースダウンのパントをDB#32近田が24yリターンし、自陣42yからオフェンスを開始すると、WR#25坂本へ48yのパスを決め一気にゴール前に迫る。最後はQB#18高木からWR#83柴田へタッチダウンパスが決まり33−7とする。その後、ミネルバAFCの攻撃を3&アウトに抑えると、またもDB#32近田が36yのパントリターンを見せゴール前20yへ。タッチダウンこそならなかったが、K(キッカー)#5納所がこの日3本目のFGを成功させ36−7。この後、キックオフしたものの雷雲が接近したため、試合が中断。その後、天候回復が見込めないため、試合終了となった。36−7でフロンティアーズが秋季リーグ初戦を白星で飾った。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
今日の出来は60点。万全のメンバーではありませんでしたが、そこは問題ではありません。フィールドに立ったメンバーがどんなプレーをして、どういう試合をするか。出場したメンバーが力を出し切ったかどうかが大事です。振り返ると、スペシャルチームは良いプレーとそうではないプレーが半々くらい。自陣深くでタックルされたり、パントのボール処理だったり、フィールドポジションを挽回することが数シリーズ出来ませんでした。オフェンスでも、前半最後のオフェンスは良かったものの、ターンオーバーも2つあり、スコアを重ねることが出来ませんでした。レギュラーシーズンは1位通過が目標。そのためには、しっかりとアタックすること。フットボールの本質である強く当たること、ブロックやタックルをもう少しアグレッシブにしないと、上位チームとは戦えません。次戦までにしっかり準備したいです。
オープニングドライブからスコアでき、準備していたことができた試合。ラインのプロテクションが良く、ほぼノンプレッシャーで投げられたこと、レシーバーが1対1で勝ってくれたことがスコアにつながったと思います。最初のドライブでスコアするのは勝つためには、とても重要なことで、今後も相手に先制パンチを与えられるように、意識してやっていきたいです。今季はOLやWR、オフェンスに若いメンバーが増えています。そんなメンバーを成長させるのもQBの役割。伸びしろのあるチームですから、一つひとつの練習から一緒になって成長していきたいです。いまはまだ「練習ではミスはしょうがない」という空気がありますが、練習から緊張感を持ってやること。チームに要求しながら、自分でも体現していきたいです。厳しいシーズンがまた始まりました。1戦1戦、勝っていけるように、しっかりと準備したいです。
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