パールボウルトーナメント 1回戦
電通キャタピラーズ戦

開催日時 2023年05月07日(日曜日) 14:00〜
試合場所 @富士通スタジアム川崎
天気
観客動員数 534
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ7210331
電通キャタピラーズ電通キャタピラーズ00000
Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
1Q 10:17 PASS #8大内勇→#83柴田源太 13 Kick #5納所幸司 G
2Q 4:55 RUN #26横川豪士 61 Kick #5納所幸司 G
2Q 7:51 RUN #28香川将成 1 Kick #5納所幸司 G
2Q 10:44 RUN #26横川豪士 13 Kick #5納所幸司 G
4Q 11:57 FG #5納所幸司 19
Report 試合レポート

【第1クウォーター】
グラウンドに水が浮くコンディションの中、フロンティアーズのレシーブで試合が始まった。キックオフのボールがアウトオブバウンズとなり、自陣35yから攻撃を開始するも、サードダウンでQB(クォーターバック)#8大内がタックルされファンブル。OL(オフェンスライン)#60山下がカバーしたものの、フォースダウンでパントを蹴って攻守交代となる。続くディフェンスでは、連続ランプレーでファーストダウンを更新されると、パスインターフェアの反則も出てしまうが、その後はLB(ラインバッカー)#41前野のこのシリーズ3つ目のタックルなどが決まり攻守交代となる。直後のオフェンスはRB(ランニングバック)#28香川の3連続ランプレーで敵陣に入ると、フォースダウンで48yのフィールドゴールにトライ。K(キッカー)#5納所のキックは、ゴールの左ポストを直撃し失敗に終わってしまう。続くディフェンスでは、今季からフロンティアーズに加入したDB(ディフェンスバック)#7ブロンソンがパスインターセプト。敵陣44yで攻撃権を得ると、RB#26横川の2回のランプレーでファーストダウンを更新。最後はQB#18大内からWR(ワイドレシーバー)#83柴田へ、13yのタッチダウンパスが決まり、フロンティアーズが先制を果たした。
【第2クウォーター】
次第に強まる雨の影響で薄暗くなったスタジアムに、照明が灯った2Q。フロンティアーズが追加点を上げた。互いにパントを蹴って迎えた自陣39yからの2Q2度目のオフェンス。1プレー目に、ボールをキャリーしたRB#26横川が左サイドを駆け上がる。ゴールまで20y付近でディフェンスに迫られたものの、スピードで振り切ってエンドゾーンへ。61yの独走で、4月にフロンティアーズに入部後、初のタッチダウンを記録した。続くディフェンスでは、セカンドダウンでLB#41前野がパスインターセプトし11yをリターン。敵陣19yで攻撃権を手にすると、この日は#85を付けているWR#85中村へのパスがディフェンスのパスインターフェアの反則となり、ゴール前5yでファーストダウンを更新。タッチダウンを狙ったパスは失敗に終わったが、サードダウンでRB#28香川がディフェンスを交わしてエンドゾーンへ。その後も、RB#26横川のこの日2つ目のタッチダウンランで追加点を挙げたフロンティアーズが28−0とリードして前半を終えた。
【第3クウォーター】
雨が降り続く中、フロンティアーズのキックで試合再開。LB#41前野、DB#12北川のタックルなどで、キャタピラーズの攻撃を抑えると、フロンティアーズは自陣39yから攻撃を開始する。RB#28香川の6連続のランプレーで敵陣28yまで攻め込み、フォースダウンとなって48yのフィールドゴールを選択。しかし、K#5納所のキックは、強い雨と風の影響もあり、決め切ることができなかった。残り3分31秒からのオフェンスシリーズでは、サードダウンでQB#18大内がランでファーストダウンを更新するも、その後のミドルパスでインターセプトを許してしまう。続くキャタピラーズの攻撃では、ファーストダウンでDL(ディフェンスライン)#90藤谷、セカンドダウンでLB#6徳茂、サードダウンはDB#43井本と立て続けにタックルを決めると3Qが終了した。
【第4クウォーター】
キャタピラーズのパントフォーメーションで始まった最終Q。スナップしたボールをパンターがファブルし、慌てて蹴ったところをフロンティアーズのDB#45吉井がブロック。ルーズボールをLB#44趙がカバーし、敵陣43yで攻撃権を奪取。直後にロングパスを狙ったが、失敗に終わるとその後は攻め手を欠いてしまう。最終Q、2度目のオフェンスシリーズからは、新人のQB#38濱口が登場。残り6分からのシリーズでは、RB#28香川、RB#26横川のランを中心に敵陣へ攻め込み、キャタピラーズのパスインターフェアの反則もあって、ゴール前2yでファーストダウンを更新する。残り時間が少ない中、3回連続でパスを投じたが、惜しくもタッチダウンならず、フィールドゴールで3点を追加したフロンティアーズが最終スコア31−0で勝利。パールボウルトーナメント準決勝へと駒を進めた。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
ファンダメンタルやテクニックにフォーカスして練習してきて、今日のゲームでもベーシックに、精度の高いプレーをすることをテーマにしていました。雨が強く降る中、できたこと、できなかったことはありますが、一定の評価ができる試合だったと思います。新人選手が多くフィールドに立ったことも収穫です。特に2タッチダウンを決めた横川は、それなりのポテンシャルがあって、このくらいはやってくれるだろうと思っていました。ただ、いくつか修正点もあり、次戦からも同じパフォーマンスが出せるように取り組みを続けて欲しいです。オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームとこの先もパールボウルトーナメントでは、ベーシックなプレーの精度を高めることがテーマ。同時にゲームでは勝利することを目指し、取り組んでいきたいです。
立ち上がりの数シリーズは得点できずにいたので、先制のタッチダウンを決めることができ嬉しく思っています。マッチアップしたキャタピラーズのディフェンスは、大学時代の先輩。試合前から「どうやって勝とうか」とイメージしていたことが、結果につながりました。雨が強かったこともあり「まずはしっかりとキャッチする」と、意識していた通りにプレーできたのも良かったです。去年に引き続き今季もポジションリーダーを務めることになりました。改めて日本一を取りにいくためにも、日々自分に勝つことはもちろん、今日のような雨の中のゲームでも、自分がこだわっていることをどれだけ出せるかが大事だと思っています。次戦もパスキャッチはもちろん、ブロックも意識してチームに貢献するプレーをしていきたいです。

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