2022 X1 SUPER 秋季リーグ戦 第5節
オービックシーガルズ戦

開催日時 2022年11月06日(日曜日) 14:00〜
試合場所 横浜スタジアム
天気 晴れ
観客動員数 3,572人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ078621
オービックシーガルズオービックシーガルズ1260018
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
オービック 1Q 4:05 FieldGoal #12山﨑丈路 18
オービック 1Q 6:40 SAFETY
オービック 1Q 9:28 RUN #29李卓 1 Kick #12山﨑丈路 G
富士通 2Q 1:03 PASS #18高木翼→#85松井理己 24 Kick #5納所幸司 G
オービック 2Q 5:08 PASS #6Jason Smith →#85Holden Huff 54 PASS #15小林優之 NG
富士通 3Q 7:15 RUN #2トラショーン ニクソン 6 PASS #18高木翼→#19小梶恭平 G
富士通 4Q 3:18 FieldGoal #5納所幸司 28
富士通 4Q 12:00 FieldGoal #5納所幸司 41
Report 試合レポート

◆第1クウォーター
Division Bの1位をかけた無敗同士の注目の一戦は、フロンティアーズのレシーブで試合がはじまった。キックオフのボールがタッチバックとなって自陣25ヤードからオフェンスを開始したフロンティアーズだったが、サードダウンでファンブル。自陣27ヤードでシーガルズに攻撃権を奪われてしまう。その1プレー目に24ヤードのパスを通されゴール前3ヤードでファーストダウンを更新されたが、DL(ディフェンスライン)#53高橋、LB(ラインバッカー)#35竹内のタックルなどでタッチダウンを許さず、フィールドゴールの3点に抑えてみせた。だが、続くシリーズでもフロンティアーズにミスが出てしまう。フォースダウンのパントフォーメーションでスナップが乱れセーフティ。続くシーガルズのオフェンスでもランプレーでロングゲインを許すなどして連続失点。フロンティアーズは0-12でリードを奪われる。1Qは自分たちのプレーができないまま終わってしまった。

◆第2クウォーター
1Qから続いたフロンティアーズのオフェンスは、敵陣37ヤードに攻め込むとRB(ランニングバック)#2ニクソンの連続ランプレーでゴールまで24ヤードでファーストダウンを更新。すると、エンドゾーンに走り込んだWR(ワイドレシーバー)#85松井へ24ヤードのパスが決まりタッチダウン。ビデオ判定となる際どいプレーだったが、K(キッカー)#5納所のキックも決まって7-12と点差を縮める。直後のシリーズでシーガルズにタッチダウンを奪われ、7-18と再びリードを広げられてしまう。その後は、オフェンスではファーストダウン更新かどうかをビデオで検証するなど、両チームが気迫あふれるプレーをみせ、ディフェンスも踏ん張りもあって、両チーム追加点が入ることなくフロンティアーズの7−18、11点差で前半を終えた。
◆第3クウォーター
K#5納所のキックで試合が再開するとシーガルズの攻撃をLB#3久下のロスタックルなどで、3アンドアウトでパントに抑える。フロンティアーズ後半最初の攻撃は、RB#2ニクソンのランでファーストダウンを更新するもパントに。そのパントはシーガルズに19ヤードをリターンされたが、直後のプレーでDB(ディフェンスバック)#14高口がパスインターセプト。自陣39ヤードで攻撃権を得ると、RB#2ニクソンの17、21ヤードの2本のランでボールを進め、#85松井への17ヤードのパスにも成功。最後は再び#2ニクソンが中央突破しタッチダウン。2ポイントコンバージョンも決まり15-18、FGで追いつく3点差へと追い上げた。続くシーガルズの攻撃をDB#29林のロスタックルなどで抑えると、フロンティアーズは自陣12ヤードから攻撃開始。サードダウンでWR#83柴田に8ヤードを通してファーストダウンを更新すると、WR#85松井へも24ヤードのパスを決め、敵陣40ヤードまで進むと3Qが終了した。
◆第4クウォーター
勝負の4Qは、誰も予想のつかない劇的な結末が待っていた。3Qから続くフロンティアーズのオフェンスは、2度のサードダウンを乗り越えフィールドゴール圏内に侵入。K#5納所が28ヤードのFGを決めて、18-18の同点に追いつく。その後は互いにパントを蹴り合う展開でスコアボードは動かない。残り3分2秒となってフロンティアーズに攻撃権が回ってくる。うまく時間を使いながら得点したい場面だが、残り1分14秒を残してシーガルズに攻撃権が渡ってしまう。Division Bの1位通過を目指し積極的に攻めるシーガルズ。その2プレー目に投じたパスをDB#23奥田がインターセプト。残り41秒、ゴールまで35ヤードで攻撃権を得たフロンティアーズは、RB#2ニクソンのランで11ヤードをゲイン。時計を進めてFGにかけたフロンティアーズ。41ヤードと距離はあったものの、K#5納所が決めきり21−18、フロンティアーズが全勝のディビジョン1位でポストシーズンに駒を進めた。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
序盤はミスが出ましたが、徐々に自分たちのリズムでプレーできたことが勝利につながったと思います。オフェンスは序盤の1、2シリーズが上手くいかずに、選手たちは自信をなくしかけていました。立ち直るためにどこに戻るのか。自分たちの持っているテンポだったり、自信のあるプレーだったり、ファンダメンタルやテクニックにフォーカスして自分たちのプレーをしようと声をかけました。タッチダウンを奪ったひとつ前ドライブあたりから徐々に自分たちのプレーができていたと思います。いよいよプレーオフです。2連覇を目指して1戦1戦、勝ちを意識したい。春からやってきたファンダメンタルやテクニックにフォーカスしてプレーすること。これからも、そこをブラさずにやっていきたいです。

最後にインターセプトした瞬間は「ヤッター!」という思いが強かったですね。ラストワンミニッツのオフェンスで、シーガルズがどこかで仕掛けてくると考えていました。試合を通じてハフ選手にボールも集まっていて、広い視野で守っていたら、ボールが飛んできたんです。「同点で終わろう」とは思っていませんでした。ワンミニッツを想定した練習もしていたので、その成果を出そうと思ったのも集中できた要因だったと思います。負けたら終わりのプレーオフが始まります。このままでは目指している連覇はできないとチーム全員が感じているはず。チームの勝利に貢献できるように次戦までに少しでも成長したい、残された時間、真摯に取り組んでいきたいです。

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